濱口竜介監督『ハッピーアワー』の劇場公開から 1 年目。
12 月 10 日(土)よりポレポレ東中野ほか、大阪はシネ・ヌーヴォ、神戸は元町映画館、京都は立誠シネマという関西含め全 4 館で濱口竜介監督特集上映の開催が決定しました!! 『ハッピーアワー』は演技経験のない 4 人の女性たちを主演に迎え、第 68 回ロカルノ国際映画祭インターナショナル部門で最優秀女優賞及び脚本スペシャル・メンションが授与され話題となった作品です。その後も各国の国際映画際で受賞が続き、2015 年 12 月の劇場公開時には連日満席となる盛況ぶりでした。濱口竜介監督の類い稀なる作品制作の手法や実績は世界中で高く評価され、現在でも国内外数多くの映画祭で上映が続いているだけでなく、ニューヨーク近代美術館(MoMA)での公開時は最終日に満席となる快挙を成し遂げました。 |
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今回の特集上映では“不思議なほど現実感に満ちたキャラクター”が登場する濱口作品に着目し、『ハッピーアワー』を 初め、関東圏では初の劇場上映となる新作短編『天国はまだ遠い』もラインナップしております。こちらは、岡部尚、小川あん、玄理を主演に迎え、これまでの濱口監督のテイストを凝縮した 38 分間の作品です。
また、『ハッピーアワー』制作に至るまでの濱口竜介の軌跡を辿るように、学生時代から制作してきた作品を含め過去作品もご覧いただける機会となります。既に根強いファンを持つ濱口竜介監督ですが、『ハッピーアワー』で初めて“濱口竜介”を知った人にも楽しんでいただける内容です。 特集上映の予告編、全ラインナップは次回お知らせで。 12 月 10 日(土)よりポレポレ東中野ほか 大阪/シネ・ヌーヴォ(12/17~)、神戸/元町映画館(12/24~)、京都/立誠シネマ(12/24~) 東京・関西 4 館にて開催決定! 公式 HP: |
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濱口竜介(はまぐちりゅうすけ):1978 年、神奈川県生。2008 年、東京藝術大学大学院映像研究科の修了製作『PASSION』が国内外の映画祭で高い評価を得る。その後も日韓共同製作『THE DEPTHS』( 2010)、東日本大震災の被災者へのインタビューから成る映画『なみのおと』『なみのこえ』、東北地方の民話の記録『うたうひと』(2011~2013/共同監督:酒井耕)、4 時間を超える長編『親密さ』(2012)を監督。地域やジャンルをまたいだ精力的な制作活動を続けている。
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