“真田イヤー”と呼ばれる今年、映画と舞台が同時期に公開&上演!
という、試み『真田十勇士』が全国公開中!大ヒットを祝して主演で猿飛佐助役の中村勘九郎、真田幸村役の加藤雅也、堤幸彦監督が舞台挨拶イベントに登場しました。 映画『真田十勇士』公開記念舞台挨拶 |
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公開から2週間ほどが経ち、改めて映画についての周囲の反応を聞かれると
勘九郎さん:二人の子供たちが十勇士ファンなので、映画を観た後は、子供たちと僕とで十勇士ごっこをしています。3人とも佐助なんです(笑) と微笑ましい家族との様子を明かした、続いて 加藤さん:外国人の友達が『字幕版が何故ないんだ?』と言っているんです。外国の人が観れないのはもったいないですね(笑) とそれを聞いた監督は 堤監督:あ゛ぁ痛いところを・・・では早速日本テレビさんにお願いしましょう。 とちゃっかり!海外向けにもってこいのコンテンツ字幕あったほうがいいですよね。日本で英語字幕映画も面白いかも。 |
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勘九郎さんと加藤さんは、2014年舞台初演から映画、舞台再演と役柄同様に長い時間を共にしてきたいわば戦友、お互いの初対面のころと今の印象の違いをを聞かれると、
勘九郎さん:(加藤さんを見て)かっこよく近寄りがたい雰囲気で怖い人なのかなと思っていたんですが、3年ほどご一緒させて頂いて、こんなに天然な人はいないなと思いました(笑)。マキノさん(脚本)当て書きなんじゃないかなと思うくらい幸村様ですよね。 と・・・ 加藤さん:役作りですよ!普段から一生懸命役作りしてるんです(笑)。 勘九郎さんは芸歴が同じで尊敬するし、稽古を凄いされる方なので軸がぶれないし、勉強するところが沢山ありますね。完璧なリーダーで信頼しています。 と絶賛。また監督は加藤さんについて 堤監督:一種の男の理想型じゃないですか。撮りがいがありますね、カメラを通してみると、『いやぁ~どうしてこういう風に俺は生まれなかったんだろう、メンズノンノ出たかったな』って思います(笑)。 と男前さに終始感心していたそう。勘九郎さんについては 堤監督:日本の芸の宝、ある種の象徴じゃないかと思います。形も完璧で重力がかかってないんじゃないかと思わせるほど。凄いなと思います。 大絶賛しました。 そんな3人は、舞台同様に映画でも激しいアクション、過酷なロケに挑んできた。撮影当時の話を聞くと 勘九郎さんは:寒かったですね。 と一言。堤監督は雨が降らないところで降らせるという謎の力の持ち主、オーストラリアの砂漠のロケでも雨を降らした経験があるそうで、 勘九郎さん:和歌山では絶対雪降らないと聞いていたのに初日に雪降ったんですよね(笑) と撮影当時の思い出を語りました。 |
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この日は、“申年”に公開された本作の“猿飛佐助”にちなみ、日光さる軍団のさる、YOUくん、秀吉くんとりくくんがスペシャルゲストとして登場!
キャスト・監督に花束贈呈をするも、猿飛佐助となって登場したりくくんは勘九郎さんとの初の対面に緊張気味でやや威嚇。 勘九郎さんもドキドキしながらも真田カラーの真っ赤な花束を受け取り、十勇士の衣裳に身を包んだその可愛らしい様子に笑みをこぼした。また今回、映画のヒットをお祝いするためにさる軍団が愛らしい「真田十勇士」ならぬ「さる田十勇士」のお芝居を披露。 ドタバタの展開に会場は大爆笑。「かわいい!」と勘九郎さんも見事な芸を目の前にし、芸達者なさるに魅了された様子。そこで、「猿」飛佐助を演じていた勘九郎さんには「猿」回し師の気持ちを味ってもらうべく、猿まわしに挑戦してもらった。佐助に相応しいポーズが決まれば、猿が素敵なリアクションをしてくれるはずなのだが・・・さるたちの気持ちに響かないのか、さるはそっぽを向いて知らんぷり。落胆する勘九郎さんを後目に幸村さながらの刀で斬るポーズを決めると、さるたちがバタバタと倒れ、見事な斬られっぷりを披露した。あまりにも見事な様子に会場も大爆笑! 勘九郎さん:後ろに立つ人たち(調教師)の匙加減ですね。 と会場の笑いを誘った。 最後には、 堤監督:二人を先頭にキャストスタッフ一丸となって寒い冬を乗り切り、思い出すと涙が出てくるようなことが色々とありました。そんな経験の上で成り立った自分にとって誇らしい代表作となりました。ぜひご覧になって下さい。 と監督からのコメントで締めくくられ、イベントは幕を閉じました。 映画『真田十勇士』全国絶賛公開中!!
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監督:堤幸彦
脚本:マキノノゾミ 鈴木哲也
出演:中村勘九郎、松坂桃李、大島優子、永山絢斗、加藤和樹、高橋光臣、石垣佑磨、駿河太郎、村井良大、荒井敦史、望月歩、青木健
伊武雅刀、佐藤二朗、野添義弘、松平健(特別出演)、加藤雅也、大竹しのぶ
配給:松竹・日活
©2016『真田十勇士』製作委員会