映画情報どっとこむ TJ フランスの巨匠ジャン=リュック・ゴダール監督の名作『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』がデジタル・リマスター、寺尾次郎氏の新訳となって生まれかわり、7月23日(土)より新宿K’s cinemaにて公開となります。是非、若い世代に映画館にて観て欲しい作品。

『勝手にしやがれ』『気狂いピエロ』Dリマスター
今回、公開に合わせポスタービジュアルも一新、そして今回は両作品共にARUTA SOUPによるデザインのオリジナルTシャツ・トートバッグ各数種類が作成されるなど、アートワークにも力を入れています。

その他、『気狂いピエロ』ではアンナ・カリーナが着用していた水色のバスローブも、バスローブ専門店affettよりオリジナルで再現しています。

映画情報どっとこむ TJ あなたに愛されたい でも同時に- もう愛されたくない

勝手にしやがれ

28歳のゴダール、26歳のベルモンド、20歳のセバーグが、映画に革命を起こした!
圧倒的な影響を及ぼし続けるヌーヴェルヴァーグの金字塔。

物語・・・
自動車泥棒の常習犯ミシェル(ベルモンド)は、マルセイユで盗んだ車を走らせパリに向かう。その道中、白バイに追いかけられ、とっさに車中にあった拳銃で警官を射殺してしまうミシェル。パリに着いた彼は、アントニオ(ユエ)から約束の金を受け取るために旅行会社を訪ねるが、渡されたのは小切手で、ベリュッティという男が現金化してくれるという。そうこうするうちにヴィダル刑事(ブーランジェ)の尾行が。まんまとまいたミシェルは、シャンゼリゼ通りでヘラルド・トリビューン紙を売るパトリシア(セバーグ)に会いに行く。彼女はアメリカ人の留学生で、2人は南仏の海岸で出会いベッドを共にした仲。けれど、記者志望の彼女はミシェルの誘いをけり、新聞社の男に会いに行ってしまう。仕方なく彼女の部屋に無断で入り込み、一夜を明かすミシェル。翌朝、彼とたわいないひと時を過ごしたパトリシアは、有名作家パルヴュレスコ(メルヴィル)の記者会見に参加するためにオルリー空港へ。一方、新聞に「警官殺し逃走犯」として大きく顔写真が載り、パトリシアのところまで刑事が事情徴収にやって来て、次第に追い詰められていくミシェル。彼は現金が手に入るまで、パトリシアを連れて、カンパーニュ・プルミエ通りのアパルトマンに身を隠す…。

キャスト
ミシェル・ポワカール(別名ラズロ・コヴァックス):ジャン=ポール・ベルモンド /パトリシア・フランキーニ:ジーン・セバーグ /ヴィダル刑事:ダニエル・ブーランジェ /作家パルヴュレスコ:ジャン=ピエール・メルヴィル/アントニオ・ベルッチ:アンリ=ジャック・ユエ/密告者:ジャン=リュック・ゴダール

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール/原案:フランソワ・トリュフォー/監修:クロード・シャブロル/製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール/撮影:ラウル・クタール/音楽:マルシャル・ソラル
1960年/フランス/90分
配給:オンリー・ハーツ
©StudioCanal

●受賞 ベルリン国際映画祭銀熊賞/フランス映画批評家連盟作品賞/イタリア・ゴールデングローブ賞/ジャン・ヴィゴ賞

映画情報どっとこむ TJ 優しくて残酷 現実的で現実的でなく 恐ろしくて滑稽
夜のようで昼のよう 月並みで突飛 素晴しき気違いピエロ!

気狂いピエロ

35歳のゴダールが、長編10作目で到達したヌーヴェル・ヴァーグ波高の頂点!
自由!挑発!疾走!目くるめく引用と色彩の氾濫。饒舌なポエジーと息苦しいほどのロマンチスム。

『勝手にしやがれ』以来の盟友である撮影のクタール、ゴダールのミューズでありながらゴダールと離婚したばかりのカリーナ、『勝手にしやがれ』で大スターになりこの映画でゴダールと決別することになるベルモンド。各自がキャリアの臨界点で燃焼しつくした奇跡的傑作!マスターポジ消失のため今回撮影ネガをデジタル化、新たな音ネガも復元したデジタル・リストア版。寺尾次郎渾身の新訳!

物語・・・
フェルディナン(ベルモンド)は、金持ちの妻との生活に退屈し、逃げ出したい衝動に駆られていた。そんなある夜、夫婦がパーティに出かけるため、幼い娘のベビーシッターがやって来る。彼女はなんと、かつての恋人マリアンヌ(カリーナ)だった。パーティを抜け出し、1人で帰宅したフェルディナンは、彼女を車で送り、そのまま一夜を共にする。翌朝目覚めると、彼女の部屋に、首にハサミを突き立てられた男の死体が。驚く彼とは裏腹に、平然と朝食を作り歌うマリアンヌ。フェルディナンは、わけは後で話すという彼女と一緒に、着の身着のままでパリを後にし、マリアンヌの兄がいる南仏へ向かう。お金のない2人は、ガソリン代を踏み倒したり、物語を語ってチップをもらったり、車を盗んだり。はては海岸の一軒家で、ロビンソー・クルーゾーよろしく自給自足生活。フェルディナンは大満足だったが、マリアンヌは欲求不満を募らせ街に飛び出す。そこで出会った小男(カルービ)がまたもハサミで殺され、マリアンヌは姿を消す。フェルディナンはギャング2人組に捕まって、彼女の居場所を教えろと拷問されるが、何も知らないと分かり解放される。マリアンヌを探し歩いたフェルディナンは、ようやく彼女を見つけるが…。

キャスト
フェルディナン・グリフォン(ピエロ):ジャン=ポール・ベルモンド/マリアンヌ・ルノワール:アンナ・カリーナ/フェルディナンの妻マリア:グラツィエラ・ガルヴァーニ/マリアンヌの兄レッド:ダーク・サンダース/アメリカ監督:サミュエル・フラー/小男:ジミー・カルービ/港の男:レイモン・ドボス/政治亡命者ラズロ・コヴァックス:ラズロ・サボ /ギャング:ロジェ・デュトワ/ギャング:ハンス・メイヤー/映画館の若い観客:ジャン=ピエール・レオー

監督・脚本・台詞:ジャン=リュック・ゴダール/原作:ライオネル・ホワイト/製作:ジョルジュ・ドゥ・ボールガール/ディノ・デ・ラウレンティス/撮影:ラウール・クタール/美術:ピエール・ギュフロワ/音楽:アントワーヌ・デュアメル
1965年/フランス・イタリア/105分
配給:オンリー・ハーツ
©StudioCanal

●受賞 英国映画協会作品賞

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