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「ペリリュー」×「トリツカレ男」
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久慈悟郎監督×髙橋渉監督
2回目の舞台挨拶では冒頭で髙橋が、「ペリリュー」の原作は映画化される前から知っていたが、映画化は大変な作業になると感じていたと述べた上で、実際に「ペリリュー」を視聴した感想を「面白さと同時に非常に悲しく、こんなに楽しんでいていいのだろうかと感じるほど感情を揺さぶられました」と語った。その髙橋の真っ直ぐな感想を受け久慈は、原作の”可愛らしいキャラクターデザインで戦争という題材を描く”という本作ならではの武器を映画ではさらに突き詰めたいと考えていたと語り、その上で基本は原作者の武田一義のデザインを活かしつつ、漫画的な表現をアニメーションとしてどう克服し、現実の戦場と繋げるかに注力したと答えた。そうした現実の戦場に近いリアルを追い求める上で、徹底的な考証を行ったエピソードも披露。「実際にある場所や史実を題材にしているため、調べれば調べるほど情報が出てくるのが大変だった」と語りつつ、例えば原作に登場する戦闘機「コルセア」を調べたところ、実際には配備時期が遅く別の機体が飛んでいた可能性が高かったため、映画ではより史実に近いと考えられる形で描写したというこだわりぶりや、実際に戦争の痕跡が色濃く残るペリリュー島に足を運びロケハンをした経験を基に「手がかりなしでは移動できないほどデコボコした地形や狭い壕の雰囲気を、観客に体験してもらえるよう画面作りに反映させた」という凄惨な戦場のリアルを追い求める徹底的な姿勢に髙橋も深く感心していた。 最後の挨拶では、久慈が「ペリリュー」を「人の美しさ、醜さ、愚かさ、そして自然の美しさがすべて詰まった豊かな映画です。何かを持ち帰っていただければ幸いです」と語り、髙橋も「綺麗なものだけでなく、不格好なものも含めた『人の気持ち』が伝わればいいなと思って(『トリツカレ男』を)作ってきました。この2作品には似た部分があると感じています」と語り、両作の根底にある想いが同じであることを強調し、大盛況の中でイベントは終了した。 |
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映画『ペリリュー -楽園のゲルニカ-』公式HP: ハッシュタグ:#ペリリュー、#映画ペリリュー あらすじ キャスト:板垣李光人 / 中村倫也 主題歌:上白石萌音「奇跡のようなこと」(UNIVERSAL MUSIC / Polydor Records) 原作:武田一義「ペリリュー ―楽園のゲルニカ―」(白泉社・ヤングアニマルコミックス) |
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映画『トリツカレ男』公式サイト: 物語・・・ <キャスト> ©2001 いしいしんじ/新潮社 ©2025映画「トリツカレ男」製作委員会 |
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