![]() |
公開記念挨拶
|
![]() |
キャスト&監督登壇
一方、宮沢も「初めて読んだときに『めちゃくちゃわかる!』っていうポイントがたくさんあって…。僕もタモツ寄りなんですよ」と明かし「うまく言葉にまとめて伝えることができないし、自分の中でいろんなことを溜め込んで、気がついたら、キャパを超えちゃって爆発しちゃう…みたいな瞬間も経験があるので、タモツにすごく同情もするし、共感もできました」と語る。 映画の中では幸せいっぱいの瞬間もあれば、バチバチのケンカのシーンも多々あったが「とにかく穏やかな現場だった」と岸井と宮沢は口をそろえる。宮沢は「カットがかかった瞬間、『大丈夫?』とお互いを気遣ったりして、(撮影の外で)バチバチとかは全くなく、全部役にぶつけて、出し切って、発散して、終わったらもう普段の僕たちでした」とニッコリ。 岸井は、中島とのシーンについて「こういうこと言う人っているんだ…って思った」と素直な気持ちを口にし、天野監督は「中島さんが、衣装合わせで自ら変な衣装を選んでくれました」と中島のセンスを絶賛! セカンドバッグを手にして、白いベルトにTシャツという出で立ちが、東海林のイメージをさらに際立たせているが中島は「自分の中のイメージで、ああいうことを言う人を体現できたなって思っています!」と楽しそうに語ってくれた。 本作は天野監督と熊谷によるオリジナル脚本だが、天野監督は「自分が10年ちょっと前に結婚して、出産して、子育てが始まったときに、自分でも意外なぐらいに、世の中にある『夫婦はこうあるべき』とか『母親ならこうしなきゃ』みたいな規範に勝手に自分をはめ込んで、苦しかったという思いがありました。タモツで言うと『男なのに稼ぎがないのってどうなの?』とか、サチで言ったら『母親なのに子どもをほったらかして働いてるのってどうなの?』みたいな、何となく社会にある価値観みたいなのが、まだまだ残っていて、それに苦しめられる人って多いんじゃないか? というのがあったので、そこをちゃんと描きたかったし、それによって2人の関係が壊れ、どんどん揺らいでいってしまうのをちゃんと描けたらいいなと思っていました」と物語に込めた思いを熱く語った。 改めて、完成した映画を見た時の感想を尋ねると、岸井は「どうすればよかったか? どうすればよかったんですかね…? という気持ちと、私はサチの気持ちでずっと演じていたので、完成したものを見たときには、『(タモツに対して)ごめんね』っていう気持ちが大きかったかなと思いますね。ただサチはサチで、そのときの最善を尽くしてはいるので、客観的に見て『ごめんね』と思うこともあったけど、それが正義じゃないというか、2人はこれでいいとは思っています」と語る。 宮沢も、役を通してタモツの人生を生きてきたからこそ「結構、孤独な時間が多かったので、完成したものを見て、初めてサチの人生であったり、みなさんの人生を見て、もうちょっと気遣いだったり、どういう苦労や悲しみがあったんだろう?ということを理解できていたら、2人の関係っていうのは、もしかしたらそのまま幸せに進んでいたんじゃないかな? といろんな可能性を考える時間でした」としみじみと語る。 藤原は「いや本当に『人生って…』と思いました。正解というものはきっと存在しなくて、ただそれぞれが選び取って、選択した答えがあって、その先にただ景色が広がっているだけなんだっていう気持ちになりました」とうなずく。三浦は「僕は台本を読んだとき、本当に苦しい話だなと思いながら読んでいたシーンがたくさんあったんですけど、完成した映画を見たら、ケンカのシーンとか意外と客観的に見たらちょっと笑っちゃったりするシーンとかも結構あって、人が一生懸命生きた末に起こるケンカって、傍から見たらちょっと面白いんだなって思ったりとか、それはすごい発見でした」と笑顔を見せる。中島は「僕も苦しかったですね、タモツになりたくない――『タモツりたくない!』と思いつつ、いつ自分がタモツになっちゃうんだろう? みたいな…。いや、そんな悪い人間じゃないけど、でもわかんないから! もうリアリティがありすぎてドキドキしながら観ていました」と実感のこもった口調で語ってくれた。 また岸井と宮沢は、現場での子どもたちとの共演について尋ねられると「メチャクチャかわいかったです!」と顔をほころばせる。宮沢は「(子どもの)成長を毎日、現場で見るのがすごく楽しみだったし、現場で子どもと戯れるのもすごく楽しみで、それが現場の癒しにもなってました」と語り、岸井は「もちろん泣いちゃうこととかもたくさんあったんですけど、『だって生きているから』っていう感じで、いい時間でしたよね」と笑顔でうなずいた。 |
![]() |
今年の内にやっておきたいこと
|
![]() |
『佐藤さんと佐藤さん』
|
岸井ゆきの 宮沢氷魚
藤原さくら 三浦獠太 田村健太郎 前原 滉 山本浩司 八木亜希子 中島 歩
佐々木希 田島令子 ベンガル
監督:天野千尋
脚本:熊谷まどか 天野千尋 音楽:Ryu Matsuyama Koki Moriyama(odol)
主題歌:優河「あわい」(ポニーキャニオン)
配給:ポニーキャニオン 製作プロダクション:ダブ 2025年/日本/カラー/アメリカンビスタ/DCP/5.1ch/114分
(C)2025『佐藤さんと佐藤さん』製作委員会
EIGAJOHO.COM














