山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門への出品が発表された、パトリシオ・グスマン監督の『真珠のボタン』。

本作は2015年10月10日(土)より岩波ホールで公開することが決定致しました。

さらに今回は、2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で最優秀賞を受賞した他、世界中の映画祭で絶賛された、グスマン監督の、『真珠のボタン』との連作となる前作『光のノスタルジア』も同時公開となります。

『真珠のボタン』

全長4600キロ以上に及ぶチリの長い海岸線。その海の起源はビッグバンのはるか昔まで遡る。そして海は人類の歴史をも記憶している。チリ、西パタゴニアの海底でボタンが発見された。--そのボタンは政治犯として殺された人々や、祖国と自由を奪われたパタゴニアの先住民の声を我々に伝える。火山や山脈、氷河など、チリの超自然的ともいえる絶景の中で流されてきた多くの血、その歴史を、海の底のボタンがつまびらかにしていく。
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2015年ベルリン国際映画祭 銀熊賞脚本賞受賞、2015年山形国際ドキュメンタリー映画祭インターナショナル・コンペティション部門出品作品。

監督・脚本:パトリシオ・グスマン
プロデューサー:レナート・サッチス
撮影:カテル・ジアン
編集:エマニエル・ジョリー
製作:アタカマ・プロダクションズ
配給・宣伝:アップリンク
2014年/フランス、チリ、スペイン/1:1.85/82分

『光のノスタルジア』

チリ・アタカマ砂漠。標高が高く空気も乾燥しているため天文観測拠点として世界中から天文学者たちが集まる一方、独裁政権下で政治犯として捕らわれた人々の遺体が埋まっている場所でもある。生命の起源を求めて天文学者たちが遠い銀河を探索するかたわらで、行方不明になった肉親の遺骨を捜して、砂漠を掘り返す女性たち……永遠とも思われる天文学の時間と、独裁政権下で愛する者を失った遺族たちの止まってしまった時間。天の時間と地の時間が交差する。
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2011年山形国際ドキュメンタリー映画際祭最優秀賞受賞作品。

監督・脚本:パトリシオ・グスマン
プロデューサー:レナート・サッチス
撮影:カテル・ジアン
天文写真:ステファン・ガイザード
製作:アタカマ・プロダクションズ
配給・宣伝:アップリンク
2010年/フランス、ドイツ、チリ/1:1.85/90分

『光のノスタルジア』『真珠のボタン』は南米ドキュメンタリーの巨匠パトリシオ・グスマン監督が爛熟した文明社会に驚異の映像美で問う一大連作叙事詩です。

2015年10月10日(土)より、岩波ホールほか全国順次公開です。

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