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本予告&絶賛コメント到着
弁護士記者が長年の調査報道の末に作り上げたドキュメンタリー映画『揺さぶられる正義』( 上田大輔監督/関西テレビ放送製作)を2025年9月20日(土)より[東京]ポレポレ東中野、[大阪]第七藝術劇場ほかにて劇場公開となります。

本作は、文化庁芸術祭賞〈優秀賞〉、座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル〈大賞〉など多数の賞を受賞した一連の“揺さぶられっ子症候群(SBS)”事件を追った作品を元に、新たな取材と視点を軸にしてまとめあげた1本。弁護士から記者に転身した上田が「虐待をなくす正義」と「冤罪をなくす正義」とのぶつかり合いを描くなかで浮かび上がる、実名報道やメディアスクラムといったメディア=自らの暴力性にも向き合っていきます。この国の司法とメディアのあり方に真正面から向き合い続け完成した本作は、観る者に体験したことのない余韻を残すことになるはずです。
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本予告
公開に先立ち「本予告編」が完成。
多くが冤罪だったSBS事件の関係者へ取材を続ける中で、上田自身が報道記者として、弁護士として、そして一人の人間として揺れ動くさまの一端が垣間見られます。
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絶賛コメント到着
さらには「フィクションではたどりつけない頂」(脚本家・井上由美子氏)、「煩悶する姿にメディアの希望を見た」(時事芸人・プチ鹿島氏)、「まじでこんな記者、いる?」(ドキュメンタリー監督・大島新氏)、「上田さんは面倒くさい記者だ」(東海テレビ(『さよならテレビ』監督)・土方宏史氏)といったコメントが到着。ほかにも『それでもボクはやってない』の監督・周防正行氏、ライターの武田砂鉄氏、「ツミデミック」で直木賞受賞の小説家・一穂ミチ氏、元裁判官で弁護士の西愛礼氏、ジャーナリストの浜田敬子氏など各界の著名人のみなさんが絶賛コメントを寄せています。
わたしたちのカラフルな色眼鏡が 「疑われる人」を「疑わせる人」に変えてしまう。
報道自体が、裁きを待つまでもないひとつの罰になっている現状に、
自分も加担しているのだと思い知らされた。
信じる側にも疑う側にもそれぞれの正義があり、
両者の狭間でか細く上がる当事者の肉声を丁寧に掬い上げた
記者の真摯さも確かにひとつの正義だった。
── 一穂ミチ(小説家)
真実は神と被告人だけが知っている。
神ではない人間が被告人を裁くとき、見えない真実と対峙しなければならない。
『揺さぶられる正義』が映しているのは、その向き合い方である。
真実が見えないからこそ、人間は信じるのだと思う。
── 西愛礼(弁護士、元裁判官)
フィクションではたどりつけない頂。
上田監督の問いかけは、引き裂かれた家族の姿を他人ごとでは終わらせない。
人が生まれ、育つことの重みに涙した。
── 井上由美子(脚本家)
こんな記者、いる? 上田大輔監督は、企業内弁護士から37歳で新米報道記者になり、彼にしかできない仕事を連打している。さらにこの映画では、自社の過去の報道姿勢を真っ向から批判し、自身にも刃を向けて
いる。まじでこんな記者、いる? テレビジャーナリズムの、宝だと思う。
── 大島新(ドキュメンタリー監督)
正義を疑うことは、信じることより難しいかもしれない。
検察には検察の、弁護士には弁護士の、医師には医師の、それぞれが信じる正義がある。
これは、交わることのない正義のもとに闘う人々の物語だ。
難事件に挑み、次々と無罪を勝ち取る弁護士たちを追う中で、一人の記者は、自らが信じてきた「正義」を疑い始める。
これは、事件報道のあり方に問いを投げかけた、その記者の挑戦の記録でもある。
── 亀石倫子(弁護士)
関西テレビ制作のドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』では、長澤まさみ演じるアナウンサーが冤罪
事件に迫った。本作『揺さぶられる正義』もドラマと同じ関西テレビ報道フロアで撮影され、上田大輔監督
が「冤罪」と「メディアの正義」に切り込む姿が『エルピス』と重なる。果たして報道は誰のためにあるの
か。正義とは希望なのか、それとも災いなのか――見終えた今も、その問いが胸の奥を揺さぶり続けている。
── 齊藤潤一(関西大学教授)
赤ちゃんの「揺さぶり」事件を追った作品だが、記者やメディアは常に揺れ続けてほしいと痛感した。揺れ
るとはつまり対象と向き合うことでもある。上田記者は最後、「向き合っていた」。煩悶する姿にメディアの
希望を見た。
── プチ鹿島(時事芸人)
横並びの前例踏襲を免罪符に止まった思考。
この国では、記者になるとすぐ「推定無罪」の原則を習うはずなのに、
それはすぐ「容疑者の顔を晒して報じる」慣習に書きかえられていく。
冤罪事件の捜査を批判はしても、冤罪事件の報道を省みることは稀だ。
そんなオールドメディアの側から
深い悔恨と贖罪をはらんだ強烈な問題提起がなされたことに、
20年以上オールドメディアに身を置く取材製作者として、
激しく揺さぶられている。
── 五百旗頭幸男(ドキュメンタリー監督/石川テレビ記者)
上田さんは面倒くさい記者だ。警察や行政からの発表モノに従っていればいいのに、グレーに踏み込む。
悩みながら撮るので効率も悪い。煽らないから視聴率も取れない。だから会社からも嫌われている(たぶん)。
でも、そんな人がいるから、テレビはギリギリで踏みとどまれているのかもしれない。
一緒に働きたいかといえば答えに詰まるが、白黒つけず迷いながら取材対象に向き合う同業者がまだいる
ことにホッとする。
── 圡方宏史(東海テレビ、『さよならテレビ』監督)
「信じること」と「疑うこと」はコインの裏表のようなものだと思っていたが、この映画の最後に出てくる
言葉を聞き、表裏ではなくて曖昧な境界線上を揺蕩うものなのかもしれないと思わされた。
「正義」という言葉もまた同様に。上田記者とともにその境界線上で揺さぶられ続ける2時間、ぜひ映画館
で体験してほしい。
── 佐野亜裕美(ドラマプロデューサー)
取り急ぎの報道が、家族や親子を引き裂く。
「この報道でよかったのか?」と戸惑う記者。
「真実」が無秩序に飛び交う時代に、
私たちの鈍感な五感をいかに改めるべきかを教えてくれる。
── 武田砂鉄(ライター)
なぜ逮捕前の映像があるのか。逮捕時にもその場所にメディアがいるのかーーメディアが無自覚に続けて
きた慣行が今、問われている。
警察情報をいち早く報じる“特ダネ”競争が、冤罪を作り出すことに加担しているのではないか。メディアの
役割とは何か。報じるべき“事実”とは何か、を突きつけてくる作品だ。
── 浜田敬子(ジャーナリスト)
警察発表をそのまま報じる第一報の印象は凄まじく、たとえ裁判で無実が証明されても当事者の生活を蝕
む。メディアがやるべきことは何なのか。弁護士資格を持つ報道記者が向き合った現実と葛藤を通して日本
のメディア最大の問題点が浮かびあがる。
── 長野智子(キャスター・ジャーナリスト)
正義は、それぞれの人の寄って立つところによって違う。警察の正義。検察の正義。裁かれる側に立つもの
の正義。裁判所の正義。真犯人を処罰する正義と冤罪を生まない正義。映画はさらに、小児科医の正義、保
護者の正義、報道の正義と、それぞれの立場の正義に迫る。どれも確かに正義だが、刑事司法には最も尊重
されなければならない正義がある。映画の中で監督と対峙する彼の無罪が最高裁で確定することを信じて
いる。
── 周防正行(映画監督)
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9月20日(土)より[東京]ポレポレ東中野、[大阪]第七藝術劇場、[京都]京都シネマ、[兵庫]元
町映画館にて公開、ほか全国順次公開
WEB:
https://yusaburareru.jp
X:
@yusaburarerujp



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監督:上田大輔 プロデューサー:宮田輝美 撮影:平田周次 編集:室山健司
音声:朴木佑果、赤木早織 音響効果:萩原隆之 整音:中嶋泰成
製作:関西テレビ放送 配給:東風
2025年|日本|129分|DCP|ドキュメンタリー
(C)2025カンテレ
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