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『仏師』制作決定&キャスト解禁

 
この度、『ONODA 一万を超えて』で鮮烈なインパクトを残した遠藤雄弥を主演に、『劇場版 おいしい給食 卒業』など活躍が目覚ましい土村芳をヒロインに迎え、本作が長編映画デビューとなる田中綱一が10年温めてきた完全オリジナル脚本を初監督する映画『仏師』制作決定しました。
 
仏を彫るとは何か? 罪を犯した仏師は、その罪悪感に悩み苦しみながら、 再び仏を彫ることができるのか―?本作は、ある出来事をきっかけに仏を彫ることができなくなってしまった仏師が、再び仏を彫れるようになるこころの回復(=レジリエンス)に真摯に向き合い、それでも、なお人は生きていく、生きていかなければならぬ、ということを優しい眼差しで描く、魂の救済をテーマとした映画です。
 
【ロケ地】
2025年~2026年にかけて、岐阜県飛騨市を中心に撮影され、高山市、奈良県など雄大な自然の背景もカメラに収める。

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キャスト&監督コメント

 

■楠久直哉役:

遠藤雄弥(えんどうゆうや)コメント
遠藤雄弥
こんにちは。この度、映画『仏師』で直哉役を演じさせていただきます、遠藤雄弥です。
今作では、拭いきれない罪、後悔、反省…。あの時ああしていれば…
私たちが生きていて、少なからずとも直面した事のある、過去の出来事との対峙に焦点をおいた物語になっています。
仏像彫刻家である直哉と妻の陽真理が抱える、過去に冒してしまった出来事とどう向き合い生きていくのか。
今回、岐阜県飛騨市、高山市、そして奈良県のロケーション、雄大な自然と四季の美しさに包まれながら、このストーリーを生み出した田中綱一監督、そして土村芳さんが演じる陽真理と共に様々な感情や出来事を共有し、向き合い苦しみ、それでも前を向いて生きていく。観ていただいた皆様の心にしっかりと響き、心で考える。
そんな作品になるように努めていきたいと思っています。映画『仏師』御期待ください。
 
 

楠久陽真理役

土村芳(つちむらかほ)コメント
初めて監督とお会いした時、作品に込める強い思いや祈りのような気持ちを伝えていただきました。口下手な私はあの時緊張していて上手く伝えられたか分かりませんが、私が演じる陽真理という役と共にこの物語を生きることで、直哉と陽真理の夫婦とじっくりと向き合いその日々を見守っていきたいという思いが込み上げてきました。
田中監督、主演の遠藤さんはじめとする、この映画のために集まる素晴らしいチームの方々とご一緒させていただけること、飛騨、高山、奈良の地でこの物語が始まることを今からとても楽しみに脚本を読みながら想像を膨らませています。沢山の方に届けられるよう心を込めて臨みたいと思います。
土村芳
 
 

監督:田中綱一コメント

企画が動き出してから既に何度か飛騨や高山を訪問させていただいていますが、毎回違った表情を見せてくれるこの土地に、そして出会った人々の親しみ深い人柄に、すっかり魅了されています。
 脚本作りの段階から、それぞれの役柄と真摯に向き合い続けてくださっている遠藤さん、土村さん、そして信頼できる仲間と共に、これから一年に渡って四季折々の自然の中で映画作りができると思うと、ワクワクすると同時に、自分自身も物語にしっかりと向き合わねばと身が引き締まる思いです。映画『仏師』どうぞよろしくお願いいたします!
監督:田中綱一
 

監督:田中綱一 Profile

1981年大阪生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒業後、助監督として原田眞人監督や大友啓史監督の作品に参加。『ヴァージンスノー』や『ノルウェイの森』などの作品を経て、グローバルな環境での映画づくりに興味を持ち単身渡英。そこで出会った多種多様な価値観は、目指す作品の志向に大きな影響を与えた。帰国後、映像ディレクターとして企業PVやWeb広告映像を製作、『G.I.ジョー』や『TOKYO VICE2』などの海外作品に助監督として参加しながら、オリジナル作品を監督する為シナリオ執筆を続ける。

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『仏師』

 
2026年全国公開
 
【企画意図】 
監督:田中綱一
 人は誰しも、時として許されざる罪を犯し、拭い去ることのできない後悔を抱え、癒やされない悲しみを背負って生きているものだと思います。世界に紛争は絶えることなく、凄惨な事件や事故が無くなることもありません。
 そうであるなら我々は、どのようにその罪や後悔と向き合い、どのようにその悲しみや絶望と対峙すればいいのか。そのような問いから、この企画は生まれました。
 苦しんで、悲しんで、悔やんで、怨んで、咎めて。それでもなお人は生きていく、生きていかねばならぬ。
 そのやるせなさとたくましさは、あたかも自然の四季の巡りのようだと思い至った時、森羅万象とその大いなる輪廻、仏教の世界観とその体現である仏像、その仏像を彫り上げる仏師、その全てが環となって繋がったように思えました。
 美しい四季の移ろいが残る飛騨・高山、そして日本の仏教の始まりの地である古都奈良を舞台に、遠藤雄弥さん、土村芳さんが演じて下さる夫婦の物語を描きます。
 この世界は楽園ではなく、無慈悲で残酷なものかもしれません。だからこそ、そんな暗闇の中を生きる人々の、小さな希望の灯火となることを願い、人々が持つ祈りの力を信じて、この映画を作りあげたいと思います。
 
 
あらすじ
 自然豊かな飛騨の集落に移住してきた若い夫婦、仏師の直哉とその妻・陽真理。新たな土地で慎ましい生活を始める二人だが、直哉はなぜか本業である仏像が彫れずにいた。一方の陽真理にも胸に秘めたわだかまりがあり、その仲はどこかぎこちない。
 初めは用心深く様子を伺っていた集落の住人も、夫婦が隣人の吾郎やその孫娘・と仲を深めるにつれ、少しずつ二人を受け入れるようになる。だが直哉は、集落のお堂にある焼けた観音像を巡って、吾郎と集落の住人の間にも不穏な空気が流れていることを知る。
 少しずつ明らかになる、人々が抱えた罪や後悔の思い。そして焼けた観音像にまつわる悲しい記憶。
やがてを巡り、同じ過ちが起ころうとしていた。

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出演:遠藤雄弥、土村芳
監督・脚本:田中綱一
プロデューサー:副島義樹、益田祐美子
製作・配給:平成プロジェクト
©「仏師」製作委員会
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