ネイチャードキュメンタリーのトップブランド<BBCアース>が〈ピクサー・スタジオ〉の協力を得て生み出した、
映画『小さな世界はワンダーランド』 は、5月9日(土)よりTOHOシネマズ 新宿他全国公開となります。 Apple Store銀座店で開催されるイベント「Meet the Filmmaker」にBBCアース作品の監修を手がけ、TV番組にも出演する、日本が誇る野生動物のスペシャリスト新宅広二先生(生態科学研究機構理事長)と共に登壇しました。 映画『小さな世界はワンダーランド』 マーク・ブラウンロウ監督初来日トークショー概要 日時:4月23日(木) |
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シマリスとスコーピオンマウスの3D大冒険!ドキュメンタリーなのにストーリー仕立てな新感覚の映画です。斎藤工さんの甘いナレーション入り予告編からスタート マーク・ブラウンロウ監督、新宅広二先生が登壇 マーク監督:こんにちは! 新宅先生:BBC監修をさせていただいていますが、これが一番面白かったんですよね。BBCと言えば壮大なものを取るイメージですが、なぜ小さな世界をお撮りになったんですか? マーク監督:そうですね。クジラ、ライオン・・・・他のBBC作品では無視されてきた小さな生き物。でも僕はこの小さな動物たちは多くのことを経験していると思ったんです。 新宅先生:小さい動物を取るのは技術的に難しくなかったですか? マーク監督:その通りですね。物理の法則、時間の流れが我々と違います。その分、彼らの人生はアクション満載なんです。小さな彼らの視線を観客の方に体験してもらいたかったので技術的に大変でした。そもそも機材がなかったのでね。 3Dと言うこともあり500kgにもなりました。そしてその沢山の機材を動物たちに受け入れてもらわなくてはならない。そして、レンズはなかったので特注で作りました。 |
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新宅先生:ストーリー仕立ての絵コンテはかかれるのですか?
マーク監督:6か月間ほど準備期間を持って、その間に専門家に、かれらは演出を受け入れてくれませんので、どんな動きをして何が取れるのか伺い精査しました。勿論ストーリーボード(絵コンテ)も効率の為に作っていますよ。 新宅先生:どのシーンが大変でした? マーク監督:最後のシーンですね。その1瞬を1秒間1000コマ移せるハイスピードカメラ2台で長いこと待ちました。(記者:ネタバレなので映画を観てください)専門家も感動されてました。 新宅先生:どんぐり回して食べるのが僕は可愛いと思いました。 新宅先生:音と音楽も感動しました。こだわりはありましたか? マーク監督:観ている方に彼らの世界を体験していただきたかったので音響もこりました。 勿論自然音をマイクでも録っていますが、それをピッチを変えたり、遊びながら、よりインパクトがあるサウンド編集しました。 曲もオリジナルで作ってオーケストラで行っています。 |
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Q&A Q:色彩がサイドが高く感じましたが A:色彩はいじっています。カラーグレーディング(カラコレ)をより作り手が見せたいシーンの表現の色に変えています。 Q:監督はシマリスが好きなのですか? A:とってもかわいくて好きです。カリスマ性もあるし、生きるために頑張ってるので。 Q:次回撮りたいのは? A:今回開発した潜望鏡をさかさまにしたようなレンズで水中で撮ってみたいですね。 Q:子供記者:子供のころは何になりたかったのですか? A:BBCのナビゲーターのデイビッド・アッテンボローに憧れてたんです。彼のようになりたかったのですが。。。彼は偉大過ぎて誰もなれませんけどね。 |
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新宅先生:映画の見どころを
マーク監督:この作品を通して小さな生き物たちの世界を大切に思っていただけたら嬉しいです。 最後に新宅先生から監督に鯉のぼりのプレゼント。 映画『小さな世界はワンダーランド』 2015年5月9日(土) TOHOシネマズ 新宿 他全国順次ロードショー 公式サイト:wonderland.gaga.ne.jp 物語は・・・ 神秘的な原生林に住むシマリスと、見渡すかぎり空っぽな砂漠に流れついたスコーピオンマウス。 |
監督/脚本/製作:マーク・ブラウンロウ『プラネットアース』
脚本/製作:マイケル・ガントン『ライフ -いのちをつなぐ物語-』
原題:TINY GIANTS3D/2014年/イギリス/カラー/5.1CH/ビスタ/44分/
吹替翻訳:中島多恵子/提供:BBCワールドワイド ジャパン
料金:高校生以下/500円 一般・大学・シニア/1100円
※3D映画料金および、メガネ代別途
※一律料金につき割引適用外
※前売り券なし
配給:ギャガ
(C)BBC 2014