ゆかりの地ツアーキャンペーン映画『陰陽師0』が4月19日より公開となります。 3月14日(木)/特別試写会@岩手県・奥州 3月19日(火)/先行上映会@静岡県・裾野 3月25日(月)/特別試写会@三重県・明和 |
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<3月14日(木)@岩手県・奥州>奥州市のロケ誘致30周年と本作でもロケ地ともなった歴史公園えさし藤原の郷開園30周年を記念して開催された本イベント。奥州市の出身である佐藤監督、そして原作者である夢枕獏が登壇し、盛大な拍手で出迎えられた。 旧知の仲である2人の熱量が実を結び、生まれた本作。原作にはない晴明と博雅の出会いを描いたことについて佐藤監督は「獏さんの小説の晴明たちは40代ぐらいの設定なのですが、今回は晴明が27で、博雅が30歳ぐらいの年齢になっています。なぜそこにしたかというと、自分が出会いを見てみたいっていうのももちろんありましたし、40代の晴明の話は、いろんな分野で、獏さんが種をまいて、全て刈り取られてるなと思ってるぐらいの感じだったので、少し目線を新しくして、若い2人にしたいなという想いがありました。」と制作秘話を明らかにした。 そんな若き日の晴明と博雅を描いた本作を観た夢枕は「皆さんね、大変なんですよ。何が大変かっていうと、僕は原作です。監督の横で見たので、感想も言わなきゃいけない。いい映画だといいなと思って見たんですが、いい映画だったんですよ。ご覧になったみなさんなら僕が嘘ついてないってわかると思うんですけど、面白かったんですよ。ちゃんと青春映画としてよくできていたし、魔法とか呪術っていうと、これでもかっていうくらい色々なことやってしまいがちですけど、ちゃんとルールがあって、そこから超えないようにしながら、しかも派手な画をしっかり作ってるんです。」と観客に向け、本作のクオリティの高さを力説し、客席からもそれに応えるように頷きと拍手が起こっていた。 <3月19日(火)@静岡県・裾野>本作のロケ地となった裾野市でも、佐藤監督、そして原作者の夢枕獏の2名によるトークショーならびに先行上映会を開催。本編上映後の満員となった会場に2人が登場すると、盛大な拍手で迎えられ和やかな雰囲気の中、トークショーが開始。一般参加者からの夢枕獏さんに「好きな時代は」との質問に対し、すかさず佐藤監督が「(夢枕獏さんは)、日本の時代より中国の時代の方が興味ありますよね」と答えるなど40年来の親交を重ねた2人だからこその阿吽の呼吸で強い信頼関係をのぞかせた。裾野市での撮影中のエピソードとして、佐藤監督は「天候に恵まれ、夏のような陽射しの強い暑さの中、順調に馬を使った撮影後、差し入れのいちごおりといちごのスムージーがとてもおいしかった」と撮影中のエピソードを披露。夢枕は、晴明が博雅に放つ「俺を信じろ」 という山﨑賢人さんのセリフが静かに、でも力強く印象に残ったと述べ、原作で描いている以上に二人の関係性、世界観をうまく表現してくれた、山﨑さんの演技力、セリフの力が素晴らしいと惜しみない称賛を贈るなど、終始リラックスしたムードの中で、2人から見た陰陽師0をたっぷりと語った。 <3月25日(月)@三重県・明和>奥州のイベントで本作に太鼓判を押した夢枕だが、明和では試写の際、涙も流していたことが佐藤監督から明かされると「2か所あるんですけれども、1つは晴明がちょっとやんちゃで、生意気で、見た方は分かると思いますが、ああいうやつなんですが、博雅が庇うんですよ。それから博雅が自分の脳内に閉じ込められてしまって、もうどうしようもなくなった時に、晴明が「俺を信じろ」って言うところですね。なんて言えばいいんでしょう。「アイラブユー」と同じ意味ですよ。俺たちの間はもうそこまでの仲だろうっていう意味ですよね。」と晴明と博雅によるバディの絆に涙したことを語った。 本作には斎王(さいおう/天皇に代わって伊勢神宮の天照大神に仕えるために選ばれた、未婚の皇族女性のこと)である徽子女王(奈緒)が登場する。イベントの舞台となっている三重県・明和町に存在した斎宮(さいくう/斎王が生活していた所)にもゆかりのある徽子女王だが、様々な斎王がいる中で、なぜ徽子女王をヒロインとして登場させたのかを問われると、「斎宮について基礎知識があると、より感動すると思います。斎宮に行くということは、もう両親から切り離されて、一生会えないかもしれない、私は両親に捨てられたんだっていう風に思って生きていたというところが、ベースにあります。今日博物館も見させていただいて、そういうお話がありました。なぜ徽子女王を登場させたのかですが、歴史上、村上天皇(帝/板垣李光人)の最終的に奥さんになる方で、村上天皇は奥さんが10人ぐらいいらっしゃるんですけれども、その中の1人ということ。そして博雅(染谷将太)といとこ同士に当たるので、村上天皇は博雅の年下のおじさんになるんです。 あの頃はやっぱり内輪での結婚が一般的だったとされているので、ここで三角関係が作れるなっていう風に思ったのが最初です。」と理由とともに本作で描かれている、儚い人間模様にも言及した。 今回様々な博物館やスポットを巡った2人は徽子女王を感じた場所について聞かれると「もう全て素晴らしくって、もう調べたことがリアルに全部あって、あと案内してくれた方が 質問すると全部答えてくれるっていう素晴らしい環境でした。その中でも竹神社は徽子女王が実際にいらっしゃったとされる場所なので、しんとした感じが徽子女王を感じたところです。」とコメント。夢枕も竹神社の森を挙げたうえで「昔ながらの感じが残っていて、空気感はちょっと一味違ったかなという気はしますよね。いろんなところに取材に行くんですけれども、知識は本とかいろんなことで手に入るんですけど、やっぱり現場に行ってその現場の空気を吸うっていうことが、やっぱり最後はなんか1番書く時にインスパイアされますね。」と執筆における取材で大事にしていることを明かした。 またQ&Aでは「原作ファンですが、晴明と博雅の小気味よいテンポ感が映像されていて素晴らしかったです。」と「陰陽師」の肝である晴明と博雅のバディ関係が原作ファンも納得する形で描かれていることを伺わせる場面も見られた。 |
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『陰陽師0』4月19日(金) 公開です。 公式サイト: 公式X: 公式Instagram: 公式TikTok:
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出演者:山﨑賢人、染谷将太、奈緒、安藤政信、村上虹郎、板垣李光人、國村隼/北村一輝、小林薫
原作:夢枕獏「陰陽師」シリーズ(文藝春秋)
脚本・監督:佐藤嗣麻子(『K-20 怪人二十面相・伝』『アンフェア』シリーズ)
音楽:佐藤直紀
主題歌:BUMP OF CHICKEN「邂逅」(TOY’S FACTORY)
呪術監修:加門七海
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2024映画「陰陽師0」製作委員会