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公開記念舞台挨拶

この度、小児がんを抱えながらも明るく生きた森上翔華さん(広島県福山市生まれ・享年12歳)が巻き起こした「ファンタジー」なエピソードをヒントに、生きる喜びと笑顔を広めようと、たくさんの方々の協力のもと制作された映画「神さま待って!お花が咲くから」は、1月26日(金)より広島県にて先行上映をスタート。そして2月2日(金)から池袋シネマ・ロサをはじめ全国でも順次公開が始まりました!。

そこで本日(3日)、池袋シネマ・ロサにて映画「神さま待って!お花が咲くから」の公開記念舞台挨拶を開催いたしました。主演の新倉聖菜をはじめ、母親役の渡辺梓、同級生役の上村佳里奈、そしてとめぞう、松村克弥監督が登壇。会場は多くのお客様がご来場くださり満席でスタートを切りました。つきましては、本日行った舞台挨拶の報告レポートを送らせていただきます。
「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_
公開記念舞台挨拶
日程:2月3日(土) 
会場:池袋シネマ・ロサ
登壇:新倉聖菜、渡辺梓、上村佳里奈、とめぞう、松村克弥監督

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キャスト&監督登壇

劇中では福丸先生を演じ、本作の企画・プロデューサーを務めたとめぞうは、「企画を始めたのは4年半くらい前になります。途中何度もやめようかと思ったくらい色んなことがありましたが、素晴らしいキャスト、優秀なスタッフの皆さんの力でやっと公開を迎えることができました」と感慨深げ。「これからはこの映画が全国に、世界に羽ばたいていくことを考えると、もうワクワクして仕方がありません」と満面の笑みを浮かべた。「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_

新倉は「まだ少し実感が沸いていないのですが、何回も舞台挨拶をしていると翔華ちゃんのことが世界中に広まってきているんだなと感じて嬉しいです」としみじみ。「多くの人に伝えたいので、皆さんも広めちゃってください!」と笑顔を弾けさせた。「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_

本作が実話を基に描かれていることで、特に意識したことや準備したことを尋ねられた監督は、「もちろん、翔華ちゃん本人にはお会いできなかったけれど、お父さんやお母さんに何度もお話を聞きにいきました。とめぞうさんとこの作品は9割笑い、1割を感動の映画にしようと言っていたんです」と明るい作品を目指していたことを吐露。「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_また、親友役の夢空は本人が演じていることも明かし、「本物の夢空さんと(翔華を演じた)聖菜ちゃんの息が合っていて、凄く仲良くなっていた。撮影もやりやすかったし、生き生きと演じてくれてとても良かったです!」と満足気。

新倉も「めちゃめちゃ仲良くなりました。翔華ちゃんと夢空ちゃんも親友だし、聖菜と夢空ちゃんも親友というくらい仲がいいです」とニッコリ。役作りにおいても「どれくらい翔華ちゃんが辛いのか、私自身は本当のところはわからないので、徐々に悪化していくところなどは、夢空ちゃんに『どんな感じになっていったの?』と聞いて助けていただきました」と、実在する親友の存在に感謝していた。

親子3人の団らんのシーンは1日で撮影したというが、渡辺は「お兄ちゃんも弟もみんな初めて会うので緊張していたんですが、布川さんが凄くムードを作ってくださって、だんだんやんちゃたちが本領発揮して楽しいシーンになりました」と話す。「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_楽しく撮影。監督も「そのシーンはワンカット1シーンだったので、皆さん大変なんです。でも皆さんチームワークが良かったので、上手くいったと思います」と続け、「その場の絵や貼り絵は翔華ちゃん本人の遺作です」という裏話も。

そんな親子のシーンで、とめぞうは「最後の卒業式のシーンで布川さんが泣いていらっしゃるんですが、あれは演技以上のものがあった。実は布川さんには娘さんが2人いて、下の娘さんが幼いときに小児がんにかかったそうなんです。今はもう元気になられていますが、そういう思いが布川さんの心の中にもあったのだと思います」と、布川の演技を超えた思いについて言及していた。

また、翔華と同級生で医者になるため中学受験を目指すエリート少女・野沢さんを演じた上村。「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_最初は翔華に意地悪してしまうような役だが、普段は新倉と同じグループで活動している間がら。「良く知っているからやりやすかったか、逆にやりにくかった?」と問われると、上村は「一緒に活動している中でも、凄く仲がよくて、プライベートでもよくお話する仲なんですが、最初のほうで翔華ちゃんを睨むシーンはやりにくさを感じていましたが、仲がいいからこそ、だんだん野沢さんが翔華ちゃんに心を開いていくところは演じやすかったです。(新倉との)人間関係があるからこそ気持ちをぶつけやすかったです」と述懐。
「神さま待って!お花が咲くから」公開記念舞台挨拶_
一方で、新倉は「いじめのシーンはやっぱり重い空気になりましたが、そんな中でもホテルに帰ってから演技の練習をしたり支え会ったりしてきたので、桂里奈ちゃんがいなければ私もここまで演技を楽しくできなかったなと思うし、アイドル活動を再開するきっかけにもなったので、なくてはならない存在でした」と感謝する。

色々な奇跡が重なって完成した本作。そして、劇中にも登場する“奇跡の薔薇”のエピソードにも話が及び、監督は「実際に翔華ちゃんが育てた薔薇が1本あって、これが春に黄色、夏に白色、冬はピンク色になるんです。専門家の先生に言わせれば、どの世界で探してもそういう品種はないと。研究機関で調査してもらっていますが、たぶん出てこないかと。これは翔華ちゃんがみんなを喜ばせたいことなのかなと思うんです。昨年の11月に行われた広島での完成披露上映会でも花を咲かせ、その時は下が白色で、上がピンクだったんです!」と話し、観客たちを驚かせる。様々な“奇跡の薔薇”の話は翔華ちゃんの化身が薔薇に宿っているようだった。

最後に、新倉は「この映画は私の人生の一番の宝物です。翔華ちゃんのことも薔薇のこともこの映画のことも世界中の人たちに広がって欲しいと思っています。これからももっと翔華ちゃんについて興味を持ってくれたら嬉しいです」と語り、監督は「本当に俳優さんたちが素晴らしい演技をしてくれたので、実際にいた素敵な翔華ちゃんという女の子のことをこれからもどんどん広げていってください」とメッセージを送り、舞台挨拶を締めくくった。

フォトセッションでは、会場に来ていた、初恋相手の翼くん役、鈴木陸も飛び入り参加し、全員でファンタジーポーズを最高の笑顔で決めていた。

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『神さま待って!お花が咲くから』

公式URL:
https://kamisama.life/

2024年1月26日(金)より広島県先行公開
2024年2月2日(金)より池袋シネマ・ロサほか全国順次公開

あらすじ
小児がんで長く入院していた森上翔華11歳。6年生に進学した翔華が久々の学校で目にしたのは、自信を失った担任と、まとまらないクラス。翔華は周りを笑顔に変えて行こうと決意する。奇跡を信じる翔華。奇跡が起きるタイミングは咲くごとに色を変える「奇跡の薔薇」が知らせてくれる。次第に多くの人の心に変化をもたらせていく。
神さま待って!お花が咲くから神さま待って!お花が咲くから

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新倉聖菜
北原里英 / 布川敏和 渡辺 梓
秋本帆華(TEAM SHACHI) 坂本遥奈(TEAM SHACHI) 大関れいか 夢空 城之内正明 とめぞう 小泉光咲(原因は自分にある。) 上村佳里奈/曽我廼家寛太郎
高畑淳子
竹下景子

企画・プロデュース:とめぞう
監督:松村克弥  
脚本:桜風涼(渡辺健一) 音楽:長谷川哲史
主題歌:手嶌葵 『はなまる』
挿入歌:本田美奈子.「1986年のマリリン」 / 
麻友 『今日が昨日より、素敵な今日で』
配給:フューレック
配給協力:LUDIQUE
製作:一般社団法人 海と空キネマ
製作協力:株式会社フューレック 翔華ちゃんの映画を成功させる会
©海と空キネマ

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