この度、映画界をけん引する数多くの監督から多大なる信頼を持つカメラマン近藤龍人さんにスポットを当てた特集上映の開催が決定しました。
なお、こちらは、3月10日(火)時点で決定の上映作品・ゲストです。今後、追加される情報は、テアトル新宿ホームページおよび公式SNSにて随時更新して参ります。 カメラマン 近藤龍人、オールナイト特集上映 上映作品(予定)+ほか鋭意選考中! テアトル新宿:http://www.ttcg.jp/theatre_shinjuku/ |
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山下敦弘監督『ばかのハコ船』、松江哲明監督『ライブテープ』、吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』、熊切和嘉監督『私の男』、呉美保監督『そこのみにて光輝く』、石井裕也『バンクーバーの朝日』など、現在の映画界をけん引する監督から、多大なる信頼を持つカメラマン近藤龍人。
光と影。ひらめきと計算。近藤龍人とはどんな目線で風景を掴むのか。日本映画界の先端を活写するカメラマン近藤龍人の撮影の魅力に迫る特集上映をオールナイトで開催!さらに近藤さんに縁のあるゲストが登壇します! |
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松江哲明監督よりコメントも来ています。
『ライブテープ』の撮影を決めて、最初に声を掛けたのは近藤君だ。前野さんはライブで2時間以上、歌っているのを見たことがあったけど、ワンカットで映画が撮れるかは僕には分からなかったからだ。近藤君は「ゲリラで撮るってことは周囲に人が映っても大丈夫ですか」とだけ聞き、僕は「これは僕の自主制作だから責任は取るよ」と答えた。そして「分かりました」と言って引き受けてくれた。 最初に完成したバージョンでは「演出・構成」といういつも使っていたクレジットを入れていたが、違和感があったので「監督」に変えた。僕がした仕事はスタッフに「スタート」と言って「カット」と締めることだったからだ。あの時、近藤君が了解してくれたお陰で、僕は映画監督になれた。 |
<近藤龍人 Ryuto Kondo>
1976年、愛知県生まれ。大阪芸術大学在学中に熊切和嘉監督の卒業制作『鬼畜大宴会』にスタッフとして参加。卒業後、大学同期の山下敦弘監督らと多くの作品を制作。撮影作品は『ストレイヤーズ・クロニクル』(2015年)、『バンクーバーの朝日』『私の男』『そこのみにて光輝く』(2014年)、『四十九日のレシピ』『夏の終り』『横道世之介』(2013年)など多数。日本映画の先端を活写する注目の撮影監督である。2010年、第54回日本映画撮影監督協会新人賞(三浦賞)『パーマネント野ばら』 第65回毎日映画コンクール撮影関連賞『海炭市叙景』、2015年、第36回ヨコハマ映画祭撮影賞『そこのみにて光輝く』