![]() |
ホアキン・フェニックスxリドリー・スコット監督ホアキン・フェニックス主演、リドリー・スコット監督による映画『ナポレオン』が、12月1日(金)に全国の映画館で公開となります。 アウステルリッツの戦いシーン製作秘話
もちろん、この有名な戦いは本作でも見事に映像化、圧倒的な迫力で描かれるこのシーンは本作の見どころの一つだ。 手掛けたのは特殊効果スーパーバイザー、ニール・コーボールド。2度のアカデミー賞®(スコット監督の『グラディエーター』、『ゼロ・グラビティ』(13)を含む)に輝いた第一人者だ。コーボールドは「『ナポレオン』を引き受けることは当然だった。特殊効果スーパーバイザーにとっては夢物語であるリドリー・スコットの大作です」と語る。 しかし、『ナポレオン』は難題の山。大砲の爆発、倒れる馬、斬首、凍てつく湖の上で馬が氷を突き破る戦闘シーンなどスケールも桁違いなシーンの数々が登場する。「リドリーは戦いの最中は、混乱を見せたいのです。多くの血、飛び散る血や泥、役者にこびりつくように濡れた泥、四方八方から飛んでくるもの、多くの煙などを使って、彼は観客を戦いに引き込みます」とコーボールドは語る。 特にアウステルリッツの戦いで、彼の手腕が発揮された。まず、雪で凍った湖そのものを作り上げることから始まった。 「リドリーの典型ですが、今まで私が手がけた中で最大の雪のエフェクトでした。最初にロケ地を見た時は、200〜300エーカー(※約80万~120万平方メートル、東京ドーム約8.6個~17.2個分)の単なる広大な野原でした。ここを氷の湖に変えて落ちるようにするためには、大きな穴を掘り、傾斜をつけ、固めることが必要でした。ロジャー・ホールデン率いるグリーンチームは素晴らしい仕事をし、氷の湖の表面を再現してくれました。そこを私の雪氷チームが氷で固めたのです」そのスケールたるや、とてつもないことがお分かりいただけるだろうか。 スコット監督と過去4作品で協働した調馬師ダニエル・ナプロス曰く、重要なのは実際の馬ができることと、機械仕掛けの馬を使う必要がある場合とを見極めることだと言う。本作では安全な範囲内で、できる限り実際の馬を起用している。馬が走れるように、雪の層の下に子どもたちの遊び場の下に敷くようなゴム製のマットを敷いた。ナプロスによれば、馬はスロープを下って水に入ることができ、泳ぐ訓練もでき、スロープを上がって水から出ることもできる。しかしこのアウステルリッツの戦いのシーンでは、馬が氷を突き破って落下する様子を表現するために、ナプロスは再びコーボールドにバトンを託した。 コーボールドは機械仕掛けの馬を使い、スタント用のタンクを作った。「私たちは30メートル×40メートルのタンクを地面に掘り、そこを氷に人が落下するFXエリアとして使いました」と説明する。そしてトラップドアのような仕掛けを作り、8台のカメラで、1〜2テイクですべてを撮影。「数回しか撮影しないようにセットアップするのに時間がかかりましたが、50から60回の撮影ができました。信じられないほど効率的な作業方法です」スコットが多くのカメラを回しているため、コーボールドのチームメンバーは必然的に兵士の衣装を着て撮影に挑んだのだそうです。 |
![]() |
『ナポレオン』原題:Napoleon12月1日(金)全国の映画館で公開! ソニー・ピクチャーズ公式X(旧Twitter): ハッシュタグ:#映画ナポレオン 監督は、アカデミー賞®作品賞受賞の『グラディエーター』や『オデッセイ』などを手がける巨匠リドリー・スコット。主人公ナポレオン役には『ジョーカー』でアカデミー賞®主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックス。この二人のタッグはホアキンが、ラッセル・クロウ演じるローマの将軍マキシマスと対峙する暴君を演じた『グラディエーター』(2000)以来23年ぶりとなる。ナポレオンの妻ジョゼフィーヌ役には、『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』のホワイト・ウィドウ役や『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』など次々と話題作に出演する、アカデミー賞®ノミネート俳優ヴァネッサ・カービー。脚本は『ゲティ家の身代金』でもスコット監督とタッグを組んだデヴィッド・スカルパなど、超一流のキャストとフィルムメイカーが集結した。 撮影カメラ11台、集められたエキストラ総勢8000人、莫大な製作費をかけてヨーロッパロケを敢行した<今世紀最大級>のスペクタクル超大作です。 物語 |
監督:リドリー・スコット(『グラディエーター』『オデッセイ』)
脚本:デヴィッド・スカルパ(『ゲティ家の身代金』)
出演:ホアキン・フェニックス(『ジョーカー』『グラディエーター』)、ヴァネッサ・カービー(『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE』『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』)、タハール・ラヒム(『モーリタニアン 黒塗りの記録』)、ルパート・エヴェレット(『アナザー・カントリー』)