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ストップモーション・アニメ

この度、チリの二人組監督《レオン&コシーニャ》によるストップモーション・アニメーション『オオカミの家』をシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開が決定!
さらに、レオン&コシーニャの最新作で、アリ・アスターが製作総指揮を務めた短編『骨』も同時上映となります!

各界著名人からのコメントが一挙解禁、また、リピーター割引の実施が決定となりましたのでご紹介。

クリストバル・レオンとホアキン・コシーニャの二人組による初の長編映画『オオカミの家』は、ピノチェト軍事政権下のチリに実在したコミューン【コロニア・ディグニダ】にインスパイアされた “ホラー・フェアリーテイル” アニメーション。チリ南部のコミューンから脱走し、森の中の一軒家で二匹の子ブタと出会った娘マリアの身に起きる悪夢のような出来事を描いている。
オオカミの家
レオン&コシーニャが監督のほかに脚本、美術、撮影、アニメーションなどを務めた。チリ国立美術館やサンティアゴ現代美術館のほか、オランダ、ドイツ、メキシコ、アルゼンチンにある10カ所以上の美術館やギャラリーをスタジオ代わりに、実寸大の部屋のセットを組み、ミニチュアではない等身大の人形や絵画をミックスして制作。制作過程を展示の一環として来場者に公開しながら、映画を完成させた。また、アリ・アスターが「『オオカミの家』のような作品が作られたことは、過去に一度もない!」と絶賛し、今回併映となるレオン&コシーニャの短編『骨』の製作総指揮に名を連ねている。
オオカミの家
オオカミの家

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著名人からコメント

そしてこのたび、”唯一無二”にして“異形”のストップモーション・アニメーションに、各界の著名人からコメントが到着‼

著名人コメント(五十音順/敬称略)

伊藤潤二(漫画家)
今までに観た事のない映像に出会えました。
アニメーションを超越して、画面の中に確かに存在する世界がありました。
不思議な邪悪さに魅了され、作品の中に流れる時間が異次元に繋がっているような錯覚を覚えました。

大竹伸朗(画家)
「等身大」人形アニメ?何ダそれ??そもそも発想がそこに行かない、「等身大」など思わない。
チリのヤバな2人組が御法度に踏み込んだ。結果、時間が別次元に流れ出し、とてつもなく恐ろしい世界が炙り出た。
不世出なる不届者による極上の仕業に心底ヤラれた。

OSRIN(映像作家 / Art Director)
ここまでの映像芸術とは中々出会うことはない。
頭から最後までひたすら圧巻の時間。
途方もない、きめの細かさ。
命を生き写した所業は心から憧れる姿勢そのものだった。

岸本誠(都市ボーイズ)
ストップ・モーションアニメという形態の作品の中でも異彩を放っている。
ワンシーンが流れるように変異していく表現の数々はさながら悪夢の世界。
二次元と三次元が交差する不気味な世界を初体験できるだろう。

鴻池朋子(アーティスト)
映像という静止画面の残像を脳が繋げて「動いている」と錯覚することと、
人間の言語による洗脳という一種の錯覚のメカニズムが、作家のものづくりという遊びで巡り合ってしまった。
映ってはいない二人の身体の痕跡が幽霊のように残像感を起こさせるのが脅威です!

中田クルミ(俳優)
子供の頃、強烈な高熱に魘されながら眠る夜に見た脳裏にこびりつく悪夢。
幾つになっても断片的だが鮮明に思い出してしまうようなあの恐ろしい世界を目まぐるしく浴び続けるようなワンダーランド。
強烈でおどろおどろしいストップモーションの世界に、身体が緊張し息をするのを忘れてしまうような時間が詰まっている。
観終わってからも、心の中の”不安”の感情の部分を、生暖かくザラザラしたものでずうっと撫でられているようだ…

ひらのりょう(短編アニメーション作家/漫画家)
森の中の一軒家で繰り返される、崩壊と再生。蠢いては朽ち、また蠢く。
そして、ゆっくりと、私たちの眼に、耳に、全身に張り付いて離れなくなる!!
どんなテーマパークでも体験できない驚異のライドショウ
鑑賞後の今も、彼らが頭の中を這いずり回っている。

古屋兎丸(漫画家)
これは凄い!刻々と変化するダークで幻想的な世界観は目から快楽物質を摂取してるかのようです。
創作意欲が刺激される映像体験でした‼︎

みうらじゅん(イラストレーターなど)
本当は時間が空いたからプラっと入った映画館で、何の前知識もなく本作『オオカミの家』と『骨』を観ることが出来たなら、それがイチバン。
当然、そのためにも僕のいらぬコメントも避けたいところだが、これだけは言わせて頂戴ね。
必ずや、貴方のトラウマ映画になることだけは間違いありませんから!

山田遼志(アニメーション作家)
イカれた夢想は狂った現実に対抗する手段だとして、それを無自覚に選んでしまっていたとき、その悲劇を我々は知らなければいけない。
狂った寓話は我々が自らを客観視するために必要だから。

山本さほ(漫画家)
悪夢のような映像の合間に差し込まれる美しい表現。
もしヤン・シュヴァンクマイエルがいなくなっても、レオン&コシーニャがいれば安心、とまで思えるような作品でした。
シュルレアリスムが好きな人に絶対見て欲しい!

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リピーター割引決定

さらに、シアター・イメージフォーラムではリピーター割引の実施が決定!
チケット購入時に1回目に鑑賞した際の半券を提示すると、当日一般1,800円のところ、1,300円で鑑賞可能となる(※窓口購入時のみ有効、ネット予約は適用外)。全編カメラが止まることなく、最後までワンシーン・ワンカットで空間が変容し続け、何度観ても新たな発見がある本作を、劇場で何度も堪能してほしい。キャンペーンの詳細は、映画公式Twitterや劇場の公式サイトにて掲載。

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『オオカミの家』(併映『骨』)

8月19日(土)より、シアター・イメージフォーラムほか全国順次公開。

公式サイト:
@lacasalobo/

公式Twitter:
@lacasaloboJP

『オオカミの家』

美しい山々に囲まれたチリ南部のドイツ人集落。“助け合って幸せに”をモットーとするその集落に、動物が大好きなマリアという美しい娘が暮らしていた。ある日、ブタを逃がしてしまったマリアは、きびしい罰に耐えられず集落から脱走してしまう。逃げ込んだ一軒家で出会った2匹の子ブタに「ペドロ」「アナ」と名付け、世話をすることにしたマリア。だが、安心したのも束の間、森の奥から彼女を探すオオカミの声が聞こえはじめる。怯えるマリアに呼応するように、子ブタは恐ろしい姿に形を変え、家は悪夢のような禍々しい世界と化していく……。
オオカミの家
オオカミの家
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ / 脚本:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ、アレハンドラ・モファット
声:アマリア・カッサイ、ライナー・クラウゼ
2018年 / チリ / スペイン語・ドイツ語 / 74分 / カラー / 1.50:1 / 5.1ch / 原題:La Casa Lobo / 字幕翻訳:草刈かおり
© Diluvio & Globo Rojo Films, 2018

『骨』

2023年、美術館建設に伴う調査で、ある映像が発掘された。それは、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っているもので……。1901年に制作された世界初のストップモーション・アニメーション(という設定)。
骨
骨
監督:クリストバル・レオン、ホアキン・コシーニャ / エグゼクティブ・プロデューサー:アリ・アスター / 音楽:ティム・フェイン
2021年 / チリ / スペイン語 / 14分 / モノクロ / スタンダード / ステレオ / 原題:Los Huesos / 字幕翻訳:草刈かおり 
© Pista B & Diluvio, 2023

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配給:ザジフィルムズ
協力:WOWOWプラス
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