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広島・福山凱旋舞台挨拶

朝井リョウによる小説『正欲』を、監督・岸善幸、脚本・港岳彦で、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え映画化し、11月1日に閉幕した第36回東京国際映画祭にて最優秀監督賞と観客賞を受賞した映画『正欲』が、11月10日(金)より大ヒット上映中!

家庭環境、性的指向、容姿――様々に異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマを炙り出していく衝撃的な物語を映画化するのは、『あゝ、荒野』(2017)、『前科者』(2022)などを経てその手腕にさらに期待が高まる演出家・岸善幸と、原作を大胆に再構築しながら監督の演出の可能性を拡げていく脚本家・港岳彦。このふたりのタッグにより、いわゆる「当たり前」ではない生活を送る人たちの人生を大胆な演出表現をもって映像として浮かび上がらせ、2023年、日本映画最大の意欲作が誕生した。

検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜(てらい・ひろき)役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(ささき・よしみち)には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(もろはし・だいや)、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子(かんべ・やえこ)を演じる。

11月22日(水)、11月23日(祝・木)に、ロケ地である広島県で凱旋舞台挨拶を行い、新垣結衣、磯村勇斗が登壇しました。
『正欲』
映画『正欲』大ヒット御礼!凱旋舞台挨拶
日程:11月22日(水)
場所:広島バルト11/11月23日(祝・木)
場所:福山エーガル8シネマズ
登壇:新垣結衣、磯村勇斗

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新垣結衣と磯村勇斗登壇

撮影を行った福山では、満員の観客からの惜しみない拍手を浴びながら、新垣結衣と磯村勇斗がステージに登場。会場からは「せーの!」で「おかえり!」の大合唱に迎えられ、「ただいま!」と返し、舞台挨拶が始まった。

初共演ながら息の合った演技を見せたふたりに共演の感想を問うと「楽しかったですね。物語の中でもふたりが出会ったあとはすごく穏やかな時間が流れていくのでリラックスしてゆったり演じました」と新垣が答えると、『正欲』「ふたりでホテルで語り合うシーンはすごくいい時間が流れていたなと思いました」と続ける磯村。そのふたりがホテルで語り合うシーンは福山で撮影されたそうで、「ふたりの特に大事なシーンは福山で撮影させていただきましたね。ご協力いただいてありがとうございます」と新垣が撮影に協力した舞台挨拶の地、福山へお礼を伝える。

「印象に残っている撮影現場の雰囲気について」は磯村が「ふたりで公園で水遊びをするシーンは楽しかった」と言うが、このシーンも福山のとある公園で撮影が行われた。「1回濡れちゃうと乾かすのが大変なので、リテイクできないという緊張感もありつつ楽しかったですね」と新垣が続く。「監督がカットをかけずに、私たちの芝居を止めずに長い時間撮り続けてて。なんとなくやることは決まってるけど、ほとんどアドリブのようなやり取りもありました。それに対応していくスタッフの皆さんがすごかったです」と新垣が撮影の裏側を明かした。

広島出身の司会者から、福山暮らしの夏月が広島弁を喋ることに触れられ、「どうでした。大丈夫でした?」と会場の観客に新垣が確認すると、会場からは大きな拍手が巻き起こる。「微妙なニュアンスが難しくて、 大丈夫かなって思ったんですけど、今拍手いただけてよかったです」と安堵の表情を見せる。

そこから、司会に促され、覚えたての広島弁を披露するコーナーに。「うちみんなに会えて、ぼれぇ嬉しいけ。うちみんなに会えて、ぼれぇ嬉しいけ」なぜか2回言ってしまう新垣の広島弁に会場は和やかなムードに。続く磯村は「男気バージョンを」とのことで「わし、お前らに会えて、ぼれぇ嬉しいけ」と低めの広島弁で来場の観客に来場のお礼を伝えると、会場からは大きな拍手が起こる。『正欲』

「今日は本当にありがとうございます。福山でロケできたことも楽しかったし、こうやってまたロケ地での舞台挨拶で皆さんと会えて非常に嬉しく思ってます。 『正欲』まだまだ走っていきますので、もしいい作品だなと思ったら、お友達とか家族とかいろんな人に勧めていただけると嬉しく思います。本日は本当にありがとうございました」と磯村が最後の挨拶を行い、新垣が続く。「なんか熱い(笑)。昨日も広島市の皆さんにもすごく温かく迎え入れていただいたんですけど、今日も朝からすごい熱気がすごくて。福山市の皆さんの熱気が伝わってきて、本当にありがたく思います。こういった撮影も本当に地域の皆さんのご協力があって、完成するものなので、本当にありがとうございます。 私はこの映画が完成したものを見た時に、すぐには言葉が出てこなくて。家に帰ってから時間が経てば経つほどじわじわとくるような、色々と感じるものがありました。答えをすぐに出すのではなくて、 ずっと考え続けていきたいことだなって思うので、皆さんももしよければ何度でも見ていただいて、色んな事を感じてもらえたら嬉しいなと思います。今日は本当にこうやって足を運んでいただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました」と映画に感じた想いを新垣は真摯に観客に伝えた。

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『正欲』

大ヒット上映中

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原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)
原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。2021年3月に発売されるやいなやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した話題作。自身が「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語る通り、共感を呼ぶ傑作か、目を背けたくなる問題作か・・・「この衝撃は読んでみないとわからない」「もう読む前の自分には戻れない」と、続々と読者が増え続けている。

主題歌:Vaundy『呼吸のように』(SDR)
2000年6月6日、東京都出身。作詞、作曲、アレンジを全て自分でこなし、デザインや映像もディレクション、セルフプロデュースするマルチアーティスト。19年春頃からYouTubeに楽曲を投稿開始し、2023年夏現在、YouTube・サブスクリプションのトータル再生数は44億回以上を突破。サブスク令和時代の象徴的な存在として注目を集め、リリースした楽曲は長期にわたりチャートイン、CMドラマなど各方面でタイアップにも起用される。2022 年 12月 31日、 第 73 回 NHK 紅白歌合戦に初出場。開催したワンマンライブは全て即日完売、2023年秋には自身最大規模 6大都市12公演からなるアリーナツアーを開催。「おもかげ」(milet×Aimer×幾田りら)、「逆光」(Ado)など、フィーチャリングでの参加や楽曲提供及びプロデュースでもその手腕を余すことなく発揮。菅田将暉「惑う糸」では、初のミュージックビデオの監督も務めた。耳を捕らえ一聴で癖になる天性の歌声とジャンルに囚われない幅広い楽曲センスで、ティーンを中心に強固なファンダムを拡大し、令和の音楽シーンを牽引している。

物語・・・
横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。
正欲

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正欲
稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香
監督・編集:岸善幸 
原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊) 
脚本:港岳彦 音楽:岩代太郎
主題歌:Vaundy『呼吸のように』(SDR)
撮影:夏海光造 照明:高坂俊秀  製作:murmur 制作プロダクション:テレビマンユニオン 配給:ビターズ・エンド
©2021朝井リョウ/新潮社 ©2023「正欲」製作委員会
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/ヴィスタ/134分/映倫G

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