傑作か、問題作か監督・岸善幸x稲垣吾郎朝井リョウによる小説『正欲』を、監督・岸善幸、脚本・港岳彦で、稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗、佐藤寛太、東野絢香を迎え映画化した映画『正欲』が、11月10日(金)より全国公開となります。 ついに今週10日(金)から公開される本作より、新垣結衣と磯村勇斗が共演する、劇中の印象的なワンシーンが到着しました。 中学時代の同級生だったふたりは、大人になってから思わぬ形で再会し、やがて互いに“ある秘密”を抱えていることを共有する仲になる。現在公開中の予告編映像でも、夏月が「自分がどういう人間か、人に説明できなくて息ができなくなったことってありますか?」、佳道が「誰にもバレないように、無事に死ぬために生きてるって感じ」と語る様子が映し出されているように、“ある秘密”のためにどこか生きづらさを感じているふたり。そこで佳道は、「これで擬態できないかな、世間並みに」と語りながら夏月に指輪を差し出し、「この世界で生きていくために、手を組みませんか?」と“提案”を持ちかけ、夏月も「いいね、それ」と笑顔で答えるのだった。 果たしてこの先、夏月と佳道を待ち受けるものとは─?
違う場所、違う人生、違う境遇で生きる人々が、誰も予想できなかった感情で少しずつ少しずつ近づいていく様を描いた本作。磯村は今回の出演について、「非常に難しい役と出会ったという印象でした。岸監督やプロデューサーと何度も話し合ったぐらい、掴むのが難しかった。でもこの作品が届けたいメッセージは非常に今の時代に合っているし、何か救いになるのではないかと思いました」と役作りにおける苦労を語っている。一方新垣は、「夏月ひとりの場面の撮影はずっと重くて、苦しいなという感覚でした」と語るも、「磯村さんがクランクインされて、佳道とふたりの場面になったら本当にホッとしたんです。夏月たちも実際にこういう気持だったのかもしれないなって、そのときにすごくリアルに感じました」と、磯村との充実した共演を振り返っている。 |
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『正欲』岸監督が並々ならぬ思いで作り上げた、いま、この時代にこそ必要とされる、心を激しく揺り動かす、痛烈な衝撃作誕生!11月10日(金)、全国ロードショー X(Twitter): Instagram: 映画『正欲』の原作小説は、2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞、2013年『何者』では直木賞を受賞した朝井リョウが、作家生活10周年で書き上げた渾身の一作。自身が「小説家としても一人の人間としても、明らかに大きなターニングポイントとなる作品です」と語り、2021年3月に発売されるやいなやその内容が波紋を呼び、第34回柴田錬三郎賞を受賞した話題作。 検察官として横浜検察庁に務め、妻と息子と3人でマイホームに暮らす寺井啓喜(てらい・ひろき)役に稲垣吾郎。広島のショッピングモールで契約社員として働く桐生夏月(きりゅう・なつき)役に新垣結衣。両親の事故死をきっかけに広島に戻ってきた夏月の同級生・佐々木佳道(ささき・よしみち)には、磯村勇斗。そして佐藤寛太がダンスサークルで活動し、大学の準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也(もろはし・だいや)、東野絢香は大也と同じ大学に通う神戸八重子(かんべ・やえこ)を演じる。
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原作:朝井リョウ『正欲』新潮文庫刊 主題歌:Vaundy『呼吸のように』SDR |
稲垣吾郎 新垣結衣 磯村勇斗 佐藤寛太 東野絢香
監督・編集:岸善幸 原作:朝井リョウ『正欲』(新潮文庫刊)
脚本:港岳彦
音楽:岩代太郎
主題歌:Vaundy『呼吸のように』(SDR)
撮影:夏海光造 照明:高坂俊秀
製作:murmur
制作プロダクション:テレビマンユニオン
配給:ビターズ・エンド
©2021朝井リョウ/新潮社
©2023「正欲」製作委員会
2023/日本/カラー/DCP/5.1ch/ヴィスタ/134分/映倫G