映画情報どっとこむ ralph

初日舞台挨拶

映画『生きない』は、11月4日(土)より新宿K‘s cinema他全国順次公開となりました。

映画『生きない』初日舞台挨拶が4日、東京・新宿 K’s cinemaで行われ、ダブル主演の高木勝也、久獅、共演の都志見久美子、松本明子、メガホンをとった蓮田キト監督が登壇した。

本作は、俳優であり演出家としても活動しつつ、また同時期に映像作家としてもショートムービーや企業のVP、舞台映像の制作などを手がけてきた、蓮田キトによる長編初監督作品。冴えないチンピラのタマオ(久獅)と、町一番の嫌われ者のヤクザ・キンジロウ(高木)が、風俗嬢のムツミ(都志見)を巻き込んで奇妙な共同生活をする様を描く。
『生きない』初日舞台挨拶

映画『生きない』初日舞台挨拶
日程:11月4日(土)
場所:新宿K’s cinema
登壇:ダブル主演:高木勝也、久獅  
   共演:都志見久美子、松本明子
   監督:蓮田キト

映画情報どっとこむ ralph

キャスト、監督が登壇

 ステージに登壇した蓮田監督は「本日は初日、満席にしていただいて本当にありがとうございます!」と満員の客席に向けて頭を下げて、観客から温かい拍手を浴びた。
この日、登壇できなかった本作に特別出演する松村邦洋からのメッセージVTRも投影され、監督と各キャストの印象や撮影エピソードに加え、本作に友情出演する松本に向けて「あっこさん(松本)と『電波少年』のときにドラマにも何回か出たんですけど、あのときのような感じであっこさんと久しぶりに90年代のような、25・26(歳)のような感覚で撮影ができたなと思います」とコメントが寄せられると、松本は「松松コンビで『電波少年』からの盟友ですから、ありがたいですね」と感謝。松村が来られなかった理由を問われると、松本は「虎(阪神タイガース)のせいなんですよ。虎に行ってるんですよ」と真裏で行われている日本シリーズ第6戦の影響であることを明かした。

 また、撮影エピソードを聞かれると、高木は「心的に大変なことはたくさんあったんですけど、身体的に大変だった部分を挙げると、冒頭、雨の中ゾンビのように蘇るシーンですね。あの雨は偶然降ったリアルな雨で『今だ!回せ、回せ!』って急いで準備して撮って、映像としてはとってもいい感じになったんですけど、めちゃくちゃ寒かったですね。しかも裸だったので」と回顧し、そんな高木の姿を現場で見たという久獅は「僕ももっと頑張らないとなと思いました」と吐露した。

 一方、久獅は、高木演じるキンジロウとの闘技場でのシーンを挙げ「勝也さんとの殴り合いのシーンは、しんどいというよりは魂を込めたと言いますか、今の僕なりの精一杯を勝也さんにぶつけられたのかなって思っています」としみじみと語り、どのくらいかけて撮影したか追求されると、蓮田監督は「前日が撮休で、1日かけて闘技場のシーンの準備をして、昼くらいから夜遅くまでずっと、丸一日かかりましたね」と打ち明けた。

 加えて、同シーンはワンカット長回しで撮影したそうで、蓮田監督は「一発勝負でうまく撮れているか賭けで、2人も命かけての撮影で、数分間、僕がカットをかけるまで彼らはぶつかり合ってくれたんですけど、全カメラの映像を僕がチェックする時間が20分くらいあって、その中で2人は“もう1回だったらどうしよう”って悲壮感たっぷりの顔で待っていて、2回目は絶対にやらせられないって僕もわかっていたので、神様にお願いする思いでモニターを見ながら最終チェックだけさせてもらいました」とエピソードを明かし、「あの時間ごめんね。つらかったよね(笑)」と主演の2人に謝罪した。

 同じ質問に、都志見は「後半、キーになるシーンがあるんですけど、その撮影日が気持ちの切り替えでしんどくて。ムツミのキャラ的に絶対に泣かないって決めて現場に入っていたんですけど、もともとの私は涙腺が弱くて、普通に役の話をしただけで涙が出そうになったり、血まみれになったキンちゃんを見るだけでウルウルしちゃうとか、そこの精神状態の切り替えが大変でした」と振り返り、松本は「台本を読ませていただいたときにホラー映画だと。恐怖映画、ゾンビ映画だと思っていたんですけど、現場に入るとキト監督中心にみんなフラットで仲よくて、キンちゃんもタマオちゃんもムツミも仲いい現場で、スタッフさんもみんな楽しい現場でした」と声を弾ませた。

 最後にメッセージを求められると、高木は「誰でも映画を撮れる時代になってきている今、こうして映画をかけていただいて、みなさんに見ていただくということは、本当にたくさんの方々の応援や熱い思い、温かい気持ちがあってやっと成り立つなと思っております。本日はご来場いただいてありがとうございます」と感謝し、久獅は「初長編映画、初主演ということで肩に力が入っていたところを高木勝也さんが助けてくださいまして、監督もスタッフさんも温かいカンパニーでやらせていただきました。この映画が全国に展開していけたら嬉しいので、まず初日、満席でこの景色を見させていただきましてありがとうございます」とにっこり。

 蓮田監督は「僕なりに今まで生きてきた人生の思いを込めて作った映画になります。映画を作るときから1つのゴールが今日、みなさんに見ていただくところを目指して走ってきました。それとともに映画『生きない』という作品は、今日スタートです。みなさんがそのスターターとなっていただいて、初日満席で劇場にご来場いただきましたことを心から感謝しております。引き続き、映画『生きない』とよろしくお願いします!」と呼びかけた。

映画情報どっとこむ ralph

映画『生きない』

新宿K’s cinemaほか全国順次公開中

公式サイト:
https://www.smokeylampstudio.com/

【イントロダクション】
本作は、俳優であり演出家としても活動しつつ、また同時期に映像作家としてもショートムービーや企業のVP、舞台映像の制作などを手がけてきた、蓮田キトによる長編初監督作品である。
映画「パロディスター」の公開も記憶に新しい長棟航平と、映画「夜のスカート」の堤健介が手がけたオリジナル脚本を蓮田がノスタルジックで泥臭くも情熱的な映像美に仕上げている。
主演には、千崎組に牛耳られ混沌とした街、梅洲(バイス)で生きる不死身のヤクザ・綾瀬キンジロウを演じる高木勝也。「仮面ライダーアマゾンズ」三崎一也役、「ウルトラマントリガー」タツミセイヤ役などのドラマをはじめ舞台や映画とジャンルを問わず活躍中の俳優。
もう1人の主人公であり、キンジロウに翻弄される冴えないチンピラ・谷中タマオには、小柄な身体を活かしたアクションにも定評があり近年活躍の場を広げている、久獅が抜擢された。
ヒロイン役には、現在月刊デジタルファクトリー「月刊都志見久美子×魚住誠一」が配信中、女優として多方面で活動する都志見久美子が、奔放な風俗嬢の近藤ムツミ役を好演。
また映画「アリスの住人」「実写版 私アイドル辞めます」等に出演映画「いずれあなたが知る話」ではプロデューサーと主演も務めた大山大が梅洲を牛耳るヤクザ、千崎ケンを怪演。
『しがらみのない映画づくり』を掲げる蓮田監督がクラウドファンディングを通じ本作品製作に賛同する同士と共に全国で宣伝活動をスタートさせる。

物語・・・
千崎組の仕切る下町・梅洲(バイス)に生きる冴えないチンピラ・タマオ。
彼が組から任された「掃除」とは、町一番の嫌われ者のヤクザ・キンジロウの亡骸を葬ることだった。人気のない山中に埋められる直前、死の淵から蘇ったキンジロウを殺せなかったタマオは自宅に匿う羽目に。
横暴に振る舞うが何処か憎めないキンジロウと何事にも流されて生きるタマオ。なすすべがなく風俗嬢のムツミをも巻き込んだ奇妙な共同生活が始まる。
抗うことを諦めるか。
正反対の男2人が繰り広げる、泥だらけの「生きない」が今始まる。
生きない

***********************************

高木勝也  久獅
都志見久美子 大山大 志波景介 池田和樹 荒岡龍星 那須野恵 和田瞳
野澤いっぺい 保坂直希 西山康平 北代祐太 関口滉人 井戸大輝 清水守蔵 小森香乃
 尾野綾美 中村成志 伸哉 米倉啓 くれみわ 関川太郎 前田龍 松山テサ 福住勘太 古川奈苗 松本知道
高城ツヨシ 中山峻 あいかわい翔 辰巳蒼生
松本明子(友情出演) / 松村邦洋(特別出演)

監督・編集 蓮田キト

エンディングテーマ:「PAIN」 作詞・作曲/田中雄一郎 編曲・MIX/田中雄一郎、風太 歌唱/田中雄一郎

脚本:長棟航平 堤健介 撮影:坂口慎一郎 横手友昭 VE:高田秀雄 照明:今村重教 荒井哲志 録音:古茂田耕吉 ヘアメイク:タテノマサシ 音楽:金川武史 
助監督:島崎真人 スチール:早川マナ 髙橋夏海 斎藤裕次郎 美術:萬造寺竜希 題字:久木田ヒロノブ 宣伝デザイン:早川マナ(Razamanaz Vision) 予告:株式会社EBISE制作:野澤一平 プロデューサー:横田真吾 保坂直希 製作:SmokeyLampStudio 制作プロダクション: GUSH OUT 共同配給:ベストブレーン/刈谷日劇
 配給協力:FLICKK
©︎ SmokeyLampStudio

2023年/日本/83分/シネスコサイズ/5.1ch/カラー/デジタル

関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ