公開記念舞台挨拶くるりの新アルバム制作に密着した初のドキュメンタリー映画『くるりのえいが』が全国劇場3週間限定公開&デジタル配信中です。 1996年に結成し多彩な活動を通じて日本のロック・シーンで異彩を放ってきたくるり。今回新作アルバム制作のために岸田繁と佐藤征史が声をかけたのは、オリジナルメンバーの森信行だった。結成当時のプロモーション映像、ライヴ映像を交えながら、なぜ今、またこの3人による曲作りを選択し、どのように曲が生み出されていったのか、くるりの創作の秘密に迫るドキュメンタリー映画が誕生しました。本作の監督を務めるのは細野晴臣のドキュメンタリー映画『NO SMOKING』、『SAYONARA AMERIKA』を手掛けた佐渡岳利監督。 この度、10月14日(土)に『くるりのえいが』公開記念舞台挨拶を新宿ピカデリーにて行い、くるり・オリジナルメンバーの3人と佐渡監督が登壇しました。 『くるりのえいが』公開記念舞台挨拶 |
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結成当時のオリジナルメンバー揃ってのニューアルバム制作の舞台裏に迫ったドキュメンタリー『くるりのえいが』がついに公開!初日翌日の10月14日には都内映画館で公開記念舞台挨拶が実施され、くるりの岸田繁、佐藤征史、森信行、そして佐渡岳利監督が参加した。 伊豆スタジオでの合宿レコーディングの日々について岸田は「食卓に出たエビフライが印象深いです。大ぶりで3本もあってそれが何よりでした」と笑わせつつ「私はカメラを向けられたら顔をそむけてしまうくらいのあがり症。でも佐渡監督は撮られているのがわからないくらいで、プロは凄いなと思った」と熟練の技に感嘆。すると佐渡監督は「僕の経験からいうと、撮らせていただきやすい被写体で心地よく撮らせていただいた」と感想を述べ、佐藤も「空気のようにスタジオに滞在されて撮られていて、嫌なんて感覚が全くなかった」、森も「照明もピンマイクもなく、僕らが喋っているそのままを撮ってもらえた。カメラマンの方々と撮影後にお酒を飲んだのも楽しかった」と自然体で過ごせたようだった。 オリジナルメンバーが揃ってのアルバム制作は約20年ぶり。佐藤は「最初の10分くらいは仄かな緊張もあったけれど、やり始めるとよく知った人間同士という感覚になった」とレコーディング時を回想し、森も「遊び感覚で出来上がっていった音楽が多くて、それを曲として構築していくのが楽しかった」と充実した表情。岸田も「この3人は似たようなツボを持っているのか、曲作りに関して話が早い部分があった。一人でパソコンに向かって作るよりも、3人で作るのは反応があるので面白い」としっくりきていた。 劇中には3人の若かりし日の映像も。岸田はくるりの代表曲『東京』について「綾瀬にあるスタジオで遊んでいるうちになんとなく形が見えてきた。その時はお金が5円くらいしかなくて、バンドの中で比較的豊かだった佐藤さんも800円くらいしか持っていなかった。そんな佐藤さんから小銭をもらって缶コーヒーを買ってもらった。歌詞に【飲み物を買いにゆく】とあるのは、佐藤さんが僕に120円くれたからです」と誕生秘話を回想。その120円を次回返すと約束すると、佐藤は「当時、貸しているお金が溜まったらラーメンをおごってくれたので、ほとんどチャラになっています」とくるりルールを明かして笑いを誘っていた。 最後に岸田は「音楽を作るのが好きでずっとやって来ましたが、改めて自分たちで音楽を作って映像にしていただいて皆さんに観ていただけて本当に幸せです。皆さんの拍手にお応えできる音楽をこれからも作っていきたいと思います」と誓いを立てていた。 |
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『くるりのえいが』【3週間限定】全国劇場公開中&デジタル配信中︕
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出演:くるり
岸田繁 佐藤征史 森信行
音楽:くるり 主題歌:くるり「In Your Life」 オリジナルスコア:岸田繁
監督:佐渡岳利
プロデューサー:飯田雅裕
配給:KADOKAWA
企画:朝日新聞社
宣伝:ミラクルヴォイス
(c)2023「くるりのえいが」Film Partners