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全国公開記念舞台挨拶

 
「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭 2025」コンペティション部門にて観客賞を受賞した板橋知也監督の長編デビュー作、映画『ひみつきちのつくりかた』。
 
8月1日(金)よりシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて劇場公開されると、SNSを中心に口コミが広がり、連日チケット予約完売・満席の盛況、2度にわたる上映延長を経て、9月12日(金)より全国順次公開がスタートしました。
 
下北沢『K2』での盛況への御礼と全国公開を記念し、奇しくも“敬老の日”である9月15日(月・祝)に始まりの地であるシモキタ-エキマエ-シネマ『K2』にて、全国公開記念舞台挨拶が開催され、“ひみつきち”づくりに没頭する初老の男4人組を演じた主演の廣末哲万、藤田健彦、佐藤貢三、もりたかお、物語のきっかけとなる急死した同級生を演じた白畑真逸らキャスト陣、そして本作で長編デビューを飾った板橋知也監督が登壇しました。
ひみつきちのつくりかた
 
全国公開記念舞台挨拶
日時:2025年9月15日(月・祝)
会場:シモキタ-エキマエ-シネマ 『K2』
登壇:廣末哲万、佐藤貢三、藤田健彦、もりたかお、白畑真逸、板橋知也監督
 

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キャスト&監督登壇

 
板橋監督が自らマイクを握り、「8月の上映から、こんなに早く、またこの場所に帰ってこられるとは思っていませんでした。皆さんの応援のおかげで、K2での再上映と全国拡大上映も決まりました。本当にありがとうございます!」と満員の客席に感謝を伝えた。続いてキャスト陣が挨拶。白畑は「“お前は誰だ?”と思っている方もいるかと思いますが、冒頭にスパゲッティに顔を突っ込んで死にました佐藤です(笑)」とお馴染みの自己紹介で会場の心を掴み、舞台挨拶は和やかな雰囲気でスタートした。
 
キャスト陣が語る、お気に入りの名(迷?)シーンの裏側トークセッションでは、まず監督からキャスト陣へ「お気に入りのシーン」について質問が飛んだ。佐藤は、いなげや帰りの車内で、ケンの帰りを待っていたクドーが「うぇ〜い」とゆっくり拳を突き出すシーンを挙げ、「あのスピード感がたまらない(笑)」とマニアックな視点で語り、会場の笑いを誘った。藤田は、4人でひみつきちの資材となる大木を持ち上げようとして「あ、痛たたたた」となる場面を挙げ、そのユーモラスなやり取りが好きだと語った。
 
廣末は、劇中でケンが視聴するYouTuberあーみん(茜音朱俐)のYouTube動画「ノコギリ講座」を挙げ、「あれはフル尺で見てやっと本当の面白さが分かる。(本編では)R指定やなんやに怯えてしまって…(笑)」と、短くカット編集された理由について話すと、監督からは秘蔵のフル尺バージョンがあることが明かされた。一方、もりはケンとクドーが二人でゴルフをするシーンで、ゴム付きのゴルフボールが「(引っ張ったゴムの反動で戻ってくる時)うまい具合に僕の股間に当たってくるんですよ(笑)」と体を張った撮影エピソードを明かし、会場を沸かせた。白畑は、ケンと娘・花梨(木寺響)が縁側でスイカを食べるシーンを挙げ、父娘の距離が縮まる大切な場面への思い入れを語った。
 
脚本の想像を超えて…キャスト&監督が明かす映画の豊かな仕上がり続いて「完成した映画を観て、脚本を読んだ時と印象が違ったシーン」というテーマでは、もりは「仕上がりをSKIPシティ国際Dシネマ映画祭で初めて観てめちゃくちゃ感動しました。オープニングとラストのロックな音楽で、おじさんなのにかっこよく見えた」と音楽の力に感動したことを熱弁。藤田はオーディション時に渡されたイラストで自身の役が「でっかくて、太ってて」と当初のイメージと異なっていたことを明かした。佐藤は、自身が演じたミッチーが「(完成作を観たら)台本のイメージより思っていた以上に嫌な奴だった(笑)」と、脚本から受けた印象とのギャップに驚きを見せた。
 
廣末が、作品が持つ豊かな愛らしさに触れ、「むしろ板橋くんが、この驚きに一番気づいているんじゃないかな」と監督に話を振ると、監督も「本当にそうですね。こんなに豊かな作品になるとは…なるだろうなという自信はありましたけど、その想像を遥かに超えてきました」と、キャストの力で映画が想像以上のものになったことへの喜びを語った。
 
重大発表!全国6館での追加公開がサプライズ決定!
イベントの最後には、板橋監督から「重大発表があります!」と切り出され、新たに京都・愛知・宮崎・大分・秋田・長野の6館での劇場公開が決定したことがサプライズで発表された。思いがけない吉報に、会場はこの日一番の大きな拍手と歓声に包まれた。監督は「これもひとえに、皆さんがSNSや口コミなどでこの映画を広めてくれたおかげです」と改めて感謝を述べ、キャスト陣も「おめでとう!」「すごい!」と口々に喜びを分かち合いながら、温かい雰囲気の中でイベントは幕を閉じた。
 

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映画『ひみつきちのつくりかた』

 
全国公開記念舞台挨拶
 
公式サイト:
@himitsukichi
 
公式X:
@himitsukiti0801
 
公式Instagram:
@himitsukiti_official
 
〈上映中〉
シモキタ-エキマエ-シネマ 『K2』(東京) 〜 9月18日(木)
宇都宮ヒカリ座(栃木) 〜 9月18日(木)
 
〈公開予定〉 (解禁済み)
シアターセブン(大阪) 9月27日(土)〜10月3日(金)
上田映劇(長野) 10月10日(金)〜10月16日(木)
シネマ・ノヴェチェント(神奈川) 11月19日(水)〜11月24日(月)
 
物語・・・
大人になってしまった僕たちは、もう子供の頃には戻れないのかもしれない。
都内アパートの一室、50歳を迎えた佐藤がスパゲッティに頭を突っ込み急死を遂げる。佐藤の小学校時代からの旧友である山上は葬式に参列するため地元へ帰省すると、同じく旧友の御手洗(みたらい)、工藤、豊永と再会する。同じ町で少年時代を過ごしながらも、全く違う人生を歩んだ4人の初老たち。
葬式の合間に昔話に花を咲かせていると、工藤が1冊の大学ノートを取り出す。そこに描かれていたのは、佐藤が小学生の頃に書いた『ひみつきち建設計画』。その夏、彼らは忘れていた子供心を取り戻そうと、あの頃に夢見た“ひみつきち”を建て始める。しかし、彼らの目の前には様々な“大人の事情”が立ちはだかり……。

 

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キャスト
廣末哲万 藤田健彦 佐藤貢三 もりたかお
木寺 響 惣角美榮子 白畑真逸 萱沼愛佳 高良万春美
いわたまあり 石川翔鈴
 
スタッフ
監督・脚本: 板橋知也
プロデューサー: 恵水流生
撮影・編集: 板橋知也
録音・MA: 鈴木貴之
メイク: 香坂寛子
音楽: 石川泰昭
製作・配給: emir heart Inc.
2025年 / 日本 / 109分 / カラー / 4:3 / ステレオ / 映倫区分:G
© 2025 emir heart Inc.
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