映画情報どっとこむ ralph 弘前ねぷた祭りにサプライズ参加

この度、第1回「暮らしの小説大賞」を受賞した「ジャパン・ディグニティ」(髙森美由紀著)が、主演 堀田真由、鶴岡慧子監督で映画化。タイトルを「バカ塗りの娘」とし、9月1日(金)より全国公開、8月25日(金)より青森県先行公開となります。

この度、主演の堀田真由と鶴岡監督が、『バカ塗りの娘』を全編撮影した青森で弘前ねぷたまつりに参加、さらに青森県完成披露舞台挨拶に登壇しました。

8月4日(金)弘前ねぷたまつり
場所:土手町コース
登壇:堀田真由、鶴岡慧子監督
弘前ねぷたまつり

8月5日(土)青森県完成披露舞台挨拶
会場:イオンシネマ弘前
登壇:堀田真由、鶴岡慧子監督
青森県『バカ塗りの娘』完成披露舞台挨拶

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弘前ねぷたまつり

8月4日(金)に、劇中にも登場する弘前ねぷたまつりに参加、堀田演じる主人公の美也子が津軽塗に挑む、真剣な表情が全面に描かれた『バカ塗りの娘』山車と共に、弘前の街中を浴衣姿で練り歩き、映画をアピールした。
弘前ねぷたまつり
初めて参加したねぷたまつりについて堀田は、「一度は観に行きたいと思っていた、大変歴史のあるお祭りに『バカ塗りの娘』を背負ってくることができて本当に嬉しい」と話し、祭りの途中では、鶴岡監督と一緒に「ヤーヤドー!」と祭りの掛け声を発する場面も。映画オリジナルの山車については「こんなに素敵な堀田ねぷたを作っていただき、持って帰りたい気持ちです!」と喜びをあらわにした。この山車は、劇中のねぷたまつりのシーン撮影に協力した堅田ねぷた愛好会が堀田のねぷたまつり参加を聞いて制作したもので、喜びもひとしおの様子だった。
弘前ねぷたまつり
ねぷたまつりを通して、協力してくれた地元の方々の声や、沿道からのたくさんの応援の声を直接耳にした堀田は「地元の方々からあたたかい声をいただき、皆さんに支えられてできた作品だと感じました。ねぷたまつりの情熱を私自身も感じ、皆さんと一緒に映画を盛り上げていきたい」と思いを新たにした。
弘前ねぷたまつり
なお、弘前ねぷたまつりは、今年4年ぶりに感染対策の制限なく開催され、8月1日夜に開幕、4日までで約80万人を魅了した。
お祭りは今月7日まで開かれています。

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青森県完成披露舞台挨拶

8月5日(土)には、イオンシネマ弘前で、青森県完成披露舞台挨拶が行われ、ロケ地となった弘前で、初めて一般に映画がお披露目された。舞台挨拶の冒頭、MCから弘前におかえりなさいと声をかけられると、堀田は「ただいま~!」と観客に呼びかけ「約1年ぶりに弘前に戻ってくることができ、本当に嬉しく思います。オール青森ロケだったので、弘前の皆さんに最初に観て頂けることが嬉しい」と挨拶。鶴岡監督は「皆さんに観て頂ける日を迎えてほっとしています。一方で長い時間をかけて向き合ってきた作品なので、作品の巣立ちのような感じで、清々しくもあり、少し寂しくもありますが、今日初めて一般のお客さんに映画を観て頂けるので、最後まで楽しんでほしい」と観客に語りかけた。
青森県『バカ塗りの娘』完成披露舞台挨拶

本作が津軽塗をテーマにしていることについて鶴岡監督は「実際にどういう作業を経て作品が完成形になっているかが意外と知られていない中で、モノがどうやって作られているかを伝えたかった」と話し、それゆえに「シナリオにも作業工程がぎっしりでした」と明かす。そんなたくさんの塗りのシーンの撮影について、初めて津軽塗に挑戦した堀田は「職人さんに丁寧に教えていただきながら挑戦しましたが“バカ塗り”のタイトルの通り、実際に何度も何度も塗っては研いでを繰り返すので、すべての工程は覚えられず、それぞれの工程を教えていただき次第、すぐに本番という形で、撮影を繰り返していました」と撮影を振り返った。また堀田は津軽塗職人を目指す役柄のため、塗りが上手くなりすぎてはいけない点も難しかったと明かすと、鶴岡監督は「短い時間の中で撮影していたのですが、朝撮影した時よりも、夜撮影した時の方が上手くなっているのがわかった」と堀田の塗りを称賛した。

今回、津軽塗だけでなく、津軽弁にも挑戦した堀田。青森の観客を目の前にして「津軽弁のプロの皆さんを目の前にしてドキドキです!」と笑顔をみせ、出身が滋賀県のため、関西弁とのイントネーションの違いに苦戦したと話すが、好きな津軽弁をMCからきかれた堀田は「わいは!」(津軽弁で驚きを表す言葉)と大きな声で発言、会場からは歓声と拍手が巻き起こった。本作には、青森県出身の俳優、木野花、鈴木正幸、ジョナゴールド、王林も出演しているが、王林との共演についても「王林さんのイントネーションを聞きながら、自分自身の発音を密かに確かめていました」と話し、常に津軽弁に向き合い、練習していた様子。また撮影期間の合間で、劇中にも登場したアートギャラリーCASAICOに行き「津軽塗のお箸を購入して今も自宅で使っています」と、生活の一部に津軽塗を取り入れていることも明かした。
映画のタイトル“バカ塗り”について話が及ぶと、堀田は「初めて知った時は「バカ」という言葉にとてもインパクトがあったが、台本を読むだけでは、その所以がすぐにはわからなかった」と話す。青森県『バカ塗りの娘』完成披露舞台挨拶すると鶴岡監督は「“バカになる”という表現があるように、何かになりふり構わずものすごく打ち込むことへのリスペクトを込めました」とタイトルの意味を説明。一方で「職人さんから“バカ塗り”という言葉がどう捉えられるのか、とても悩み、緊張しながら相談したところ「おもしろい」といってもらえた」と津軽塗職人にも相談し、決意したことを明かした。
イベントの最後、これから映画をみる観客に向けて堀田は「津軽塗の魅力がたくさん詰まった作品ですが、それだけでなく、青森の四季折々の風景や食、青森の皆さんの笑顔など、青森の魅力がぎゅっと詰まった作品だと思います。津軽塗の工程がたくさんあるように、私たちも1カット1カットをひたむきに丁寧に撮影させて頂いたので、皆さんにも応援していただけたら」と呼びかけました。青森県『バカ塗りの娘』完成披露舞台挨拶

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『バカ塗りの娘』

9月1日(金)全国公開/8月25日(金)青森県先行公開

公式サイト:
@bakanuri-movie/

公式Twitter:
@bakanuri_movie

公式Instagram:
@bakanuri_movie

バカ塗りの娘
ストーリー
「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――
青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。
バカ塗りの娘

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堀田真由/坂東龍汰 宮田俊哉 片岡礼子 酒向 芳 松金よね子 篠井英介 鈴木正幸 
ジョナゴールド 王林/木野 花 坂本長利/小林 薫
監督:鶴岡慧子 脚本:鶴岡慧子 小嶋健作 
原作:髙森美由紀「ジャパン・ディグニティ」(産業編集センター刊) 
企画プロデュース:盛 夏子 プロデューサー:遠藤日登思 松岡達矢 福嶋更一郎 
ラインプロデューサー:大川哲史
撮影:髙橋 航 照明:秋山恵二郎 録音:髙田伸也 音響効果:齋藤昌利 美術:春日日向子 
装飾:松尾文子 衣裳:藪野麻矢 ヘアメイク:光岡真理奈
編集:普嶋信一 音楽:中野弘基 スクリプター:押田智子 スチール:蒔苗 仁 助監督:栗本慎介
製作:「バカ塗りの娘」製作委員会 制作プロダクション:アミューズ映像企画製作部 ザフール 
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ
(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
2023年/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/118分

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