公開記念舞台挨拶香水の香りをテーマに女性の成長を描く映画『魔女の香水』。 |
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香りを身に纏っての登壇映画公開を記念して映画オリジナルの香水が6種類発売された。この日は女優陣がその香りの中からお気に入りの香りを身に纏っての登壇となった。 白髪のウィッグで魔女さんと呼ばれる香水屋の店主・白石弥生を演じた黒木。満席の客席に向けて「作品はお客様に観ていただいて独り歩きするもの。お一人お一人によって、ここから大きく育てていただきたい」と大ヒットを期待した。 弥生との出会いで人生を変化させていく若林恵麻役の桜井は「23歳から30歳を演じさせていただいた。上質な作品に出演できたこと、黒木さんとご一緒出来たこと、そして平岡さんのような大人の男性に恋をする役を演じたことで、私は大人になったなと思いました」と成長を実感していた。 恵麻の才能や能力を認める実業家・横山蓮役の平岡は、桜井との恋愛場面に触れて「あんなに長いラブシーンがあったのは初めて。…僕も大人になりました!」と桜井の言葉を引き受ける形でコメント。笑いを誘った。弥生に救われる原舞役の水沢は「自信のない儚い女性から自信をもって自分で道を切り拓いていく凛として素敵な女性になるキャラクターを演じられて嬉しかった」と喜んだ。 主題曲『オレンジ』を書き下ろした川崎は、恵麻の先輩・河原優也役として映画デビュー。歌手業と俳優業の違いについては「音楽の現場は100%正解を自分で持っているけれど、演技は相手がいて自分一人では絶対に成り立たないもの。一緒に作り上げていくという作業が新鮮で楽しかった」と実感していた。 一方、菅原は「セリフの言葉ひとつひとつにこだわって作りました。人によって感じるところが違うのが面白い」と全世代にアピール。原作・脚本の宮武監督は「黒木さんとのご縁と菅原さんとの出会いがあり、2年をかけていろいろな取材を重ねてようやく公開までたどり着くことができました」と万感の思いだった。 また映画の内容にちなんで「魔女として魔法が使えたら?」というお題が出題された。これに黒木は「ここ数年海外に行けなかったので、どこでもドア的にドアを開けたらパリ、ドアを開けたら南アフリカ、ドアを開けたらオーストラリア…みたいにそういう魔法を使えたら嬉しい」と妄想。桜井は「指をパチンと鳴らしたら、すべての世界の国の言葉を話せるようになりたい。今は特に英語が喋れたら嬉しい」と切実な願い。 キックボクシングジムに通っているという平岡は「“アラジンのように魔法の絨毯に乗って”ジムに行きたい。」と川崎のヒット曲「魔法の絨毯」に引っ掛けて答えると、川崎は大爆笑。「僕が通っているジムが家から徒歩30分くらいの場所にあるので、雨の日は遠くに感じる。そんな時に魔法のじゅうたんが欲しいと思う」とささやかな願望で笑いを誘った。 水沢は「黒木さんと同じで、国内外問わず一瞬で旅行に行けたら充実した日々を送れるはず」といい、川崎は「病気にならない体になりたい。口内炎や虫歯ができるとテンションが下がるから。健康体でいたいですね」と現実的だった。 最後に宮武監督は「この映画で魔女さんが恵麻に伝えるメッセージはどんな方にも当てはまります。無限の可能性や才能は必ず皆さんの中にはあるはずなので、それを見つけて情熱をもって進めば道は必ず開けると信じています。そんな願いを本作に込めました。明日からの生きる力にしてほしいです」と大ヒット祈願。菅原も「今日の感動をこれからの一歩につなげていただければ幸いです」と呼び掛けていた。 |
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『魔女の香水』6月16日(金) TOHOシネマズ 日比谷 他全国ロードショー 公式サイト: “魔女さん”白石弥生を演じるのは宝塚歌劇団月組のトップ娘役を経て俳優へと転身し、近年では映画監督や脚本家デビューなど枠を超えた挑戦を続ける黒木瞳。 物語・・・ |
出演:黒木 瞳 桜井日奈子/平岡祐太 水沢エレナ 小出恵介 落合モトキ 川崎鷹也 梅宮万紗子/宮尾俊太郎 小西真奈美
監督・脚本 宮武由衣
音楽:小林洋平
主題歌:川崎鷹也「オレンジ」ワーナーミュージック・ジャパン
企画協力:エメラルド倶楽部 TBSスパークル 制作:クロスメディア
配給:アークエンタテインメント
Ⓒ2023映画『魔女の香水』製作委員会 上映時間:119分