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山田洋次監督最新作

山田洋次監督最新作、映画『こんにちは、母さん』が9月1日(金)より全国公開となります。

山田監督にとって90本目となる記念すべき本作の主演に迎えたのは、共に映画界を牽引し続けてきた吉永小百合。共演には、数々の映画・ドラマに出演し、NHK大河ドラマでの好演が記憶に新しい大泉洋や、『キネマの神様』に続き二度目の山田組参加となる永野芽郁をはじめ、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌ら豪華俳優陣が集結。東京の下町でいまこの令和を生きる、等身大の家族を描く。『母べえ』『母と暮せば』に続く『母』3部作として、日本を代表する名女優・吉永小百合の集大成ともいえる本作。日本映画史に残る新たな名作が誕生します。

この度、現在開催中の第25回上海国際映画祭の記者会見、そして“世界初”お披露目となったプレミア上映後の舞台挨拶に山田洋次監督が登壇しました!
第25回上海国際映画祭 舞台挨拶

実施概要

6月16日(金)

記者会見
現地時間13:30~14:00
@クラウンプラザホテル上海IHGホテル 上海銀星皇冠假日酒店
登場:山田洋次監督

舞台挨拶(上映後)
現地時間14:51~15:11
@上海フィルムアートセンター(上海影城)
登壇:山田洋次監督、房俊介プロデューサー

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記者会見

 

 そんな中、本作の“世界初”となるプレミア上映が行われた6月16日(金)、多くの報道陣が詰めかけた記者会見に山田監督が参加し、現地記者との質疑応答が実施されました。
第25回上海国際映画祭 記者会見
 報道陣の前に姿を見せた山田監督は挨拶を求められると「上海国際映画祭は僕も何回も来させていただいている映画祭なのでとても親しみがあります。僕の新しい作品をここで上映していただくことができ、とても光栄です」と上海国際映画祭に対する想いを語りました。さらに本作について聞かれると「僕ももう若くない。年齢も重ねていますし作品の出来については甘く見てほしい」とユーモアを交えながら答えつつ、「今作は恋をするお母さんという役どころですから、吉永小百合さんにこれまで僕の映画で演じてもらったお母さんとは違うと思います」とお話されました。
 また記者から作品に関連して「母親の恋」に関する質問が出ると、山田監督ご自身の母親が再婚の経験があることに触れ「この作品には、僕がその時に母親に対して感じた息子としての戸惑いや悩みが重なっているかもしれません。(母が恋をすることは)ひとりの母親であると同時に、ひとりの女性であるし、ある男性を好きになることは人間として仕方のないことなのだと思う」と、母の恋に関してご自身の考えを述べられました。
第25回上海国際映画祭 記者会見
 また恋をする母の息子を演じた大泉洋については「大泉洋くんはいま日本で最も人気のあるスターの一人ですね。そのスターの大泉さんを小百合さんの息子にする、というのは良いキャスティングだったと思う。イメージ通りに素敵な芝居をしてくれました」と演技を絶賛しました。
 今後の新作に関する構想を聞かれると「日本映画はいま非常に苦しい状況にある。僕はこういうときだからこそ軽やかで、笑えるような楽しい映画を作りたい」と力強く語り、記者会見は終了しました。

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プレミア上映後の舞台挨拶

山田監督がプレミア上映後の舞台挨拶に登壇。今回の上映では、約3500席分のチケットが即売り切れとなるなど、上映前から大きな盛り上がりを見せていましたが、上映後の熱気が漂う中、満席の会場に山田監督、そして本作のプロデューサーである房俊介が姿を現すと、会場からは割れんばかりの拍手が沸き起こりました。
第25回上海国際映画祭 舞台挨拶
 現地のファンからの熱烈な歓迎ムードが漂う中、いまの心境を聞かれた山田監督は、
「こんなに大きな劇場は日本にはない。圧倒されています。上海の映画ファンのみなさん、僕の映画を観に来てくれてありがとう」と劇場に詰めかけた観客に感謝の言葉を述べました。
 司会者から本作で描いた「母」について聞かれると、記者会見でも触れた自身の母の体験について言及し「母が恋をするというストーリーは、決して僕にとって他人事じゃない。そういう意味では、本作は描きたいテーマでした」と語りました。
 また本作の制作の過程について聞かれた房プロデューサーは「この作品は20年間、監督が構想を温め続けた作品で、監督の中に大きく存在し続けてきた作品です。脚本を作るにも約1年半という期間を費やしました」と本作ができあがるまでを振り返りました。舞台挨拶の最後には観客と一緒に記念写真も行い、大盛況のうちに舞台挨拶は幕を閉じました。
第25回上海国際映画祭 舞台挨拶

なお、山田監督は明日17日(土)に行われるレッドカーペット、授賞式にも参加予定。
賞の行方にも大きな注目が集まりますが、引き続き本作の続報にご期待ください!

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映画『こんにちは、母さん』

9月1日(金)より全国ロードショー。

物語・・・
大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘・舞(永野芽郁)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉洋)は、久しぶりに母・福江(吉永小百合)が暮らす東京下町の実家を訪れる。
「こんにちは、母さん」
しかし、迎えてくれた母の様子が、どうもおかしい…。
割烹着を着ていたはずの母親が、艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活している。おまけに恋愛までしているようだ!
久々の実家にも自分の居場所がなく、戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。

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監督:山田洋次
脚本:山田洋次、朝原雄三
原作:永井愛
出演:吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、寺尾聰、宮藤官九郎、田中泯、YOU、枝元萌
     加藤ローサ、田口浩正、北山雅康、松野太紀、広岡由里子、シルクロード(フィッシャーズ)、明生(立浪部屋)、名塚佳織、神戸浩
撮影:2022年9月30日~11月17日
上映時間:110分
©2023「こんにちは、母さん」製作委員会
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