映画情報どっとこむ ralph

完成披露上映会

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半タイムマシンブルース』の脚本や、現在大ヒット中の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』日本語吹替版脚本を手掛ける上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画による新作タイムループコメディ『リバー、流れないでよ』。
京の奥座敷と呼ばれる貴船を舞台に、繰り返す2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々の混乱を描く群像劇で、ヨーロッパ企画メンバーのほか、鳥越裕貴、早織、久保史緒里(乃木坂46)(友情出演)、本上まなみ、近藤芳正が出演。6月23日(金)よりTOHO シネマズ日比谷&池袋、下北沢トリウッド、TOHOシネマズ二条、京都シネマなど、全国20の劇場で一斉公開となります。

劇場公開に先駆け、6月6日(火) 渋谷ユーロライブで『リバー、流れないでよ』完成披露上映会が満員御礼で開催されました。上映後の舞台挨拶に、主演の藤谷理子、出演の石田剛太、酒井善史、角田貴志、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、原案・脚本の上田誠、監督の山口淳太が登壇。
リバー、流れないでよ
『リバー、流れないでよ』完成披露上映会
日付:6月6日(火)
会場:渋谷ユーロライブ
登壇:藤谷理子、石田剛太、酒井善史、角田貴志、土佐和成、中川晴樹、永野宗典、原案・脚本:上田誠、山口淳太監督

映画情報どっとこむ ralph

監督、キャストら登壇

 主演の藤谷さんは「ふじやのちょっとメンヘラな仲居のミコトを演じました」と挨拶。試写で観た時の感想については「私自身は面白かったんですけど、皆さんがどう思うかが不安でした。一緒に試写を観た母親と2人で“面白かった……よね? 面白かったって言って……いいよね?”と何度も確かめ合いました」と初主演ならではのフレッシュな心境を吐露。

番頭コハチ役の永野さんは、初号試写で5回も泣いたそう。「僕の情緒がおかしかったかもしれない。だから今日は答え合わせしたい!」と宣言し、泣いたシーンを一つずつ挙げる永野さんですが、他のメンバーはいまいちピンときてない様子。それを見た永野さんは「キャッチコピーは“コハチが泣いた”でお願いします」とコメントし、会場を笑わせました。上田さんは「“心がない”ことでお馴染みの僕ですが」と前置きした上で「前作『ドロステのはてで僕ら』は一滴の涙も出ないような、時に恐怖を感じるような映画になりましたが(笑)、今回はエモーショナルな映画を作りたかったんです」と脚本執筆時を振り返りました。

撮影中、10年に1度の大寒波に襲われ、4日間撮影中止になった本作。角田さんは「集合場所まで死にそうになりながら自転車を漕いで、着いた途端に撮影中止に。来年の春にもう一回集合して撮ろうかみたいな流れになるかと思いきや、なぜかその後も雪の中で撮ってはりまして。で、完成した本編を観たら……素晴らしい雪景色じゃないですか!」と普段のキャラとは違う饒舌トーク。土佐さんからは「まさか角田さんがここまでドリブルしてくださるとは」、上田さんからは「劇中よりしゃべってくれてるじゃないですか(笑)」と声があがりました。

撮影中の思い出を聞かれた中川さんは、「劇中ではほとんど裸で、とにかく寒かった。でもスクリーンからは寒さが全く伝わらない」とボヤきながらも「毎日、ふじやさんのホカホカのお風呂を用意してもらっていました」と撮影時を述懐。また、石田さんは「夏の暑い時期に観るにはぴったりの映画。ぜひ『リバー、流れないでよ』で避暑気分を味わっていただきたいです」とポジティブにPRしました。

 一方、この想定外の大寒波を受け、演出部チームでは“気候会議”なるミーティングが実施されたそう。山口監督は「雪が降ると画がつながらないということで、神様を恨んでたんですけど。でも照明の方に“気候は操作できないですよ”って言われて」と大マジメに語り出し、周囲は「言われるまで気づかなかったん?」と大爆笑。しかしながら、雪を物語に組み込む形に切り替えて、現場で上田さんが「世界線がずれている」というセリフを追加。上田さんは「“世界線がずれるということにします!”という宣言がロケ中に行われて(笑)。世界線って、すごく便利な言葉なんです」と笑わせました。

そして「理系の料理人エイジを演じました」と挨拶した酒井さん。ヨーロッパ企画の中では役者だけでなく、小道具も手がけるなど大活躍で、「今回も久保史緒里さん演じるヒサメのブーツを作りました」と明かしました。

最後に、山口監督は「いろんな危機を乗り越えて、ようやくお披露目できました。僕たちとしては、面白い、誰も作れない、新しい映画ができたと感じています。どんな方に観ていただいても、感情に訴えられる普遍的なエモーショナルを描けたと思っています」と自信をのぞかせます。そして、上田さんは「ヨーロッパ企画は、思いついても誰もやらないようなことをやろうということを常々考えています。『リバー、流れないでよ』はまさしくそういう映画。キャストスタッフ力を合わせて、なかなか登れない山を登れたと思っています。僕らのものづくりは、競技人口が少ない種目で記録を競っている感覚。今回もすごい映画ができたとは思っているが、僕らもこの作品をどういうふうに形容していいかわからないところがあって。これからは観てくれた人たちのお言葉をお借りして、広めていけたらと思います」と締めくくりました。

映画情報どっとこむ ralph

特別試写会も開催決定

公開目前! ニッポン放送 特別試写会も開催決定!
6月23日の公開を目前に、6月19日(月)ニッポン放送での特別試写会も実施される運びとなりました。

ニッポン放送 特別試写会 映画『#リバー流れないでよ』
ご参加無料の特別試写会に50組100名様を抽選でご招待!

日時:6月19日(月)19:00~
場所:ニッポン放送イマジンスタジオ
応募締切:6月12日(月)12時まで

詳細&ご応募はこちらから

映画情報どっとこむ ralph

『リバー、流れないでよ』

6月23日より全国順次公開

公式HP:
@river/

公式TW:
@river_europe

『夜は短し歩けよ乙女』『四畳半タイムマシンブルース』の脚本や、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』日本語吹替版脚本を手掛ける上田誠率いる劇団ヨーロッパ企画。本作『リバー、流れないでよ』は、世界27ヵ国53の映画祭で上映&23もの賞を受賞した第1弾『ドロステのはてで僕ら』に続き、上田誠が原案・脚本を、映像ディレクターの山口淳太が監督を務める、ヨーロッパ企画制作によるオリジナル長編映画第2弾だ。
京の奥座敷と呼ばれる貴船を舞台に、繰り返す2分間のループから抜け出せなくなってしまった人々の混乱を描く群像劇。老舗料理旅館「ふじや」で働く仲居ミコト役の藤谷理子(ヨーロッパ企画)、料理人見習いのタク役の鳥越裕貴をはじめ、本上まなみ、早織、そして近藤芳正。更にもちろん永野宗典、角田貴志、酒井善史、諏訪雅、石田剛太、中川晴樹、土佐和成らヨーロッパ企画メンバーも出演。また、乃木坂46の久保史緒里が物語の鍵を握るキャラクターで友情出演を果たす。主題歌として、京都出身のロックバンド・くるりが、EP作品『愛の太陽 EP』の収録曲「Smile」を楽曲提供。木管楽器がフィーチャーされたあたたかいムードの楽曲が、ドラマを盛り上げる。
ロケは、貴船神社と料理旅館「ふじや」の全面協力を得て、2023年1月に敢行。1月24日から、10年に1度と呼ばれる最強寒波直撃による豪雪で撮影中止に追い込まれるも、奇跡のリカバーで2月〜3月に追撮を行うことができ、無事に完成。凛とした静寂を纏う冬の貴船と、2分のループという新たな時の牢獄から抜け出すべく必死な大人たちのギャップが楽しい、前人未到のタイムループコメディがここに誕生した。

<あらすじ>
舞台は、京都・貴船の老舗料理旅館「ふじや」。
仲居のミコトは、別館裏の貴船川のほとりに佇んでいたところを女将に呼ばれ仕事へと戻る。
だが2分後、なぜか再び先ほどと同じく貴船川を前にしている。
「・・・・?」
ミコトだけではない、番頭や仲居、料理人、宿泊客たちはみな異変を感じ始めた。
ずっと熱くならない熱燗。なくならない〆の雑炊。永遠に出られない風呂場。自分たちが「ループ」しているのだ。しかもちょうど2分間!
2分経つと時間が巻き戻り、全員元にいた場所に戻ってしまう。
そして、それぞれの“記憶”だけは引き継がれ、連続している。
そのループから抜け出したい人、とどまりたい人、それぞれの感情は乱れ始め、
それに合わせるように雪が降ったりやんだり、貴船の世界線が少しずつバグを起こす。
力を合わせ原因究明に臨む皆を見つつ、ミコトは一人複雑な思いを抱えていた。
『リバー、流れないでよ』

***********************************

藤谷理子 永野宗典 角田貴志 酒井善史 諏訪雅 石田剛太 中川晴樹 土佐和成
鳥越裕貴 早織 久保史緒里(乃木坂46)(友情出演) 本上まなみ 近藤芳正
原案・脚本:上田誠
監督・編集:山口淳太
主題歌:くるり「Smile」(Victor Entertainment / SPEEDSTAR RECORDS)
製作:トリウッド ヨーロッパ企画
関連記事:




良かったらランキングUPにご協力ください。
  にほんブログ村 映画ブログ 映画情報へ    にほんブログ村 アニメブログ アニメ情報へ