公開直前トークイベント本年度アカデミー賞®脚色賞受賞、作品賞ノミネートも果たし、これまで世界の賞で58賞を受賞、157もの賞にノミネートされた話題作『ウーマン・トーキング 私たちの選択』の6月2日(金)からの公開を前に、前田敦子が登壇するトークイベントを行いました。 |
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前田敦子登壇登壇した前田敦子さんは観客に向かって、「話したいことがたくさんあるんですけど、本当にいろんな方に観て楽しんでいただきたい」とコメント。 2022年に『理解される体力』で監督デビューを果たした前田。サラ監督が本作撮影時に仕事と子育てを両立できるよう時間の使い方を工夫したというエピソードに感銘を受けたようで、「(監督というのは、)サラ監督のようにすべてのことに意識が向かないと成立しない職業。作品をつくるとき、誰についていくかという話になると思うんですが、やっぱり監督についていきたいなと思いたいですよね。そういう意味ではできていなかったなと反省しました。」と監督の視点で称賛した。 本作では女性たちの結束が描かれる。女性アイドルグループで長年センターを務めてきた前田は自身の経験と照らし合わせて「すごく納得しました。もちろん(アイドルグループ時代)ぶつかったりもめたりしたこともあったけど、大きな事件になったことはなくて。それは根っこに絆があったからだと思うんですけど、それを映画を観ていて感じました。嘘だろって言われると思うんですけど(笑)、メンバーは本当に仲が良かったんです。なにかあったら話し合って、泣きながら感情をぶつけあったりして、仲直りもアツいんですよね」と思い出を語った。 さらに、本作で描かれる母親としての選択になぞらえて、子育てについてトーク。 息子を現場に連れていくこともあるという前田は、「子どもがいることでみんなが笑顔になるのはすごく、子どもの存在によって大人が救われているんじゃないかと思います。息子にとっても、大人っぽい子供にはなっているけど、いざ社会人になって大人の世界に急に放り込まれるより、大人って、仕事って、こういう世界なんだと納得をして飛び込むことは、息子にとって力になるんじゃないかと思います。」とメリットを語りつつ、「でも絶対にこれがいいと思う!とも言い切れないんですよね。それも何かにとらわれているからだなあと思います」と苦笑していた。 続いて、サラ監督との共通点でもある監督業について今後の展望を尋ねると、「(監督という職業にこだわらず、)違うものを形にすることに携わってみたい」と驚きのひとことが。「まだ見つかっていないんですけれど、そのなにかが見つかった時に動き出すんだろうなと思っていて。まわりのみんなを見ていると、形にしている人が多くて、それが楽しそうで。自分が必要とされているものがあったら挑戦してみたいなというのはずっとあるので、なにか意味のあることをしたいと思っています。全部自己満足で終わっってしまったら人生後悔すると思うので」と決意の眼差しで語った。 最後にこれから作品を鑑賞する観客に向けて「今話していることは、まだ観ていない方からしたら何を言っているのかわからないかもしれないですが(笑)、観終わったあとにほんとうにそういう気分になるんだなと納得してもらえると思います。口に出すこと、言葉にすることから始めることがどれだけ大切か、改めて教えてくれた作品です」とメッセージを送り、イベントは幕をおろした。 |
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『ウーマン・トーキング 私たちの選択』6月2日(金)TOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開 公式サイト: 公式Twitter: 本作は原作であるミリアム・トウズのベストセラー小説『WOMEN TALKING』のオプション権を獲得したフランシス・マクドーマンドがプロデューサーとして製作。『死ぬまでにしたい10のこと』(03)などで俳優として活躍、本年度アカデミー賞®脚色賞を受賞したサラ・ポーリーが監督を務め、俳優陣にはルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリーなど、女性たちの力が集結する本作。 STORY |
監督・脚本: サラ・ポーリー
キャスト:ルーニー・マーラ、クレア・フォイ、ジェシー・バックリー、ベン・ウィショー、フランシス・マクドーマンド ほか
製作:デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、フランシス・マクドーマンド
製作総指揮:ブラッド・ピット、リン・ルチベッロ=ブランカテッラ、エミリー・ジェイド・フォーリー
原作:ミリアム・トウズ(「WOMEN TALKING」)
配給:パルコ ユニバーサル映画
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