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凱旋舞台挨拶
どん底の人生を生きるタクシードライバーたちが思いもよらぬ《偶然の連鎖》に導かれ、幻の絵画をめぐるたった一夜の《人生逆転計画》へ挑む様をスリリングに描き出す、《予測不能》の犯罪活劇・映画『Sin Clock』は、神戸市内約20カ所で撮影され、絶賛公開中の2月18日(金)に、メインロケ地神戸にある劇場kino cinema神戸国際にて凱旋舞台挨拶を行いました。『Sin Clock』が18年ぶりの邦画長編単独主演作となった窪塚洋介と、共演の坂口涼太郎、そして本作で商業映画デビューを果たした牧 賢治監督が登壇して、神戸出身の監督と坂口は、撮影地の神戸への思いを語り、関西在住の窪塚と共に大いに盛り上がりました。
映画『Sin Clock』凱旋舞台挨拶
日付:2月18日(金)
場所:劇場kino cinema神戸国際
登壇:窪塚洋介、坂口涼太郎、牧 賢治監督
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ご挨拶
窪塚洋介挨拶
どん底の人生からの一発逆転を目指すタクシードライバー・高木シンジを演じた窪塚が、「イエ―――――イ!!」の一言で満員の会場を沸かせて始まった舞台挨拶。
「見ず知らずの人たちが一つの作品を見るという、非日常にこの『Sin Clock』を引っ提げ来ました!!この作品は神戸ロケが満載なので神戸の方には特別に楽しんでもらえるのではないかと思います。」と改めて挨拶。
シンジ(窪塚)とともに一晩の強奪計画に挑む番場ダイゴ役の坂口は、「神戸育ちでこの映画館には小学生のころから母親とずっと来ているんです!『キルビル』や『バイオハザード』を一人で観に行って、怖くて目をつぶって、そういう映画体験をここでやったので、まさかここで舞台挨拶をやらしてもらるなんて!!夢みたいで、夢より夢みたいな」と興奮交じりで挨拶をしたところ、窪塚に「夢です!さあ起きましょう、そろそろ」と突っ込まれ、坂口は「よろシンクロック!」と返した。
牧 賢治監督挨拶
本作で商業映画デビューとなった監督は「ここ神戸で生まれ育ってこういった形で地元に戻ってこれて、胸がいっぱいです。友達も来ているのが見えてリラックスした気持ちで、幸せです。」と挨拶した。公開から1週間が過ぎ、絶賛の声が届いていることについて聞かれると、窪塚は「映画好きな方が観に行ってくれてて、仲間も観に行ってくれてて、とっても楽しかったと言ってくれて、嬉しいのはもちろんですが、辛辣なコメントとかも含めてとても有難い。そういうのをエネルギーにして、これを大ヒットに繋げるべく、皆さんへお願いがあります!今日から毎回『Sin Clock』を観てください!!そうすると神戸だけ異様に動員が上がる(笑)、よろシンクロック!」と
観客にお願いした。
坂口涼太郎挨拶
坂口は、「新宿ピカデリーに観に行って、他のお客様と一緒に観させてもらいました。集中して観ているのが空気でわかって嬉しかった。」監督は、「ピカデリーの外で、年配の方に邦画はあまり見ないけど、一番良かったと言われた。色んな世代の方から色んなお声をいただき、めちゃくちゃ幸せな気持ちです。」と、公開後の反響にそれぞれ喜びを語った。
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神戸撮影の思い出
神戸市内の約20カ所以上で撮影したことについて思い出やエピソードを聞かれ、窪塚は、新開地にあるおでんが人気の高田屋という店の話にふれ、撮影で食べれなかったことを悔やんだ。一方、坂口はその居酒屋のシーンが朝と夜の撮影だったため、合間、別のお店で飲みに行く事ができ、「本当に飲みにいかせていただけたことが嬉しくてすごい食べちゃったんです!窪塚さんを待たせてまでお茶漬けを食べました」とエピソードを明かした。
その他の神戸での撮影場所として、坂口は「親和学園の生徒が実際に出演していて、みんなお芝居が上手で本当にリアルなシーンとなりました。」と話し、監督は「一番描きたかったシーンがオープニングの中華店の円卓のシーン。あの店は本当に美味しくて龍郷さんという店です。皆さん、是非行ってもらえたら!」と来場者にオススメした。窪塚も「キッチンも貸してくれてJin Doggさんと般若さんが血だらけになってました。」と中華店での撮影を振り返った。続けて坂口も「神戸の中華街が映画で見た時の雰囲気がすごくいい!すごくよかった!」と語った。
関西出身の俳優のキャスティングについて聞かれた監督は、「関西出身、関西育ち、ロケとして浮かぶのが関西だったのが自然。セリフも関西弁が出てくる。結果的にロケ地は神戸中心になった。」と答えた。劇中で関西弁を話さない役の窪塚は、「シンジはあてもなく関西に来た設定。自宅から現場に行けるのが新鮮で、東京だとホテルから行くので、それが新鮮でめちゃくちゃ集中できました。」と語った。坂口は「神戸はパリみたいな美しい街。散歩しながらセリフ覚えていると、ときめいた」と思い返した。
人生を賭けた挑戦
作品のメッセージに関連して、目標や夢のために、自分の人生を賭けた挑戦をすることについて聞かれた窪塚は、
「ずっと挑戦している。チャレンジャーでいないとなぁと思うんで。今日も神戸に来れるのか?ちゃんと着けるのか?皆さんの前で話せるのか?日々挑戦です。」と答え、坂口は、「この3人が出会い、命をかけて何かをやったということが、結果に関わらずそれぞれの人生に大きく影響を与えると思う。何気ない幸せをめちゃくちゃ幸せに感じるとか、僕は目の前にいる人たちに感謝とか愛してるとかあなたのココが素敵、みたいな事を伝えたいんですけど、そういうことを彼らも気づいてくれるかな・・・」と語った。
それを聞いて窪塚は、「失敗しないと成功しないなっていうのは思う。失敗は成功の母、ノーレイン、ノーレインボーとかああいうことだと思いますね」と共感した。
監督は、「毎日毎日、魂削って命燃やして撮影に励んだのは本当に間違いなくて。プライベートでも神戸に向かう車の中で思いだします。その先にキラキラしたものが待っていると思っていたけど、待っているかどうかは正直わからない。でも今は本当に待っていたなと今日を迎えられたのは本当に宝物だなって思っています。」と語った。
最後の挨拶
坂口は「何か、人の気持ちを考えるとか、みんながそれぞれやることでこの世界が豊かになって社会が変わっていけば良いなぁ。どん底の人が思い通りに生きていける世界になればという気持ちを込めて撮影していました。
自分が育った神戸でこんなに素敵な方々と一緒にやらせていただいたことが僕の人生の宝物、幸せです!」と伝えた。
窪塚は、「人生は二通りの生き方しかない、“奇跡なんて起こるわけがないと思って生きるか”、“起こることすべてが奇跡だと思って生きるか”俺は、圧倒的に後者で生きてきて、過去に30メートルくらい落ちちゃった時も奇跡的に生きてたことや、昨日家で飲んだ味噌汁の味とかも含めて全部奇跡だと思う。そういう風にこの映画が見てくれた人がそう思ってくれるきっかけになったら幸いです!」と締めた。
それに対し監督は「グッときた。窪塚さんと坂口さんと一緒に撮った映画を皆さんに見ていただくこと自体が本当に奇跡だなって思ってますし、映画は作るまではまだ半分で、皆さんに見てもらって初めて完成するもの。こんなにたくさんの人に見てもらって奇跡だなと思ってます。ありがとうございます。」と神戸に来たお客さんに感謝を述べ、舞台挨拶を締めくくった。
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映画『Sin Clock』
2023年2月10日(金) 新宿ピカデリー他 公開
公式HP:
https://SinClock.asmik-ace.co.jp/
公式twitter:
@SinClock_movie/
公式Instagram:
@sinclock_movie/
ストーリー
社会からも家族からも見放されたタクシードライバー、高木。
奇妙な偶然が呼び寄せた、巨額の黒いカネを手にするチャンス。鍵を握るのは一枚の絵画。
高木はたった一夜での人生逆転を賭け、同僚らと絵画強奪計画を決行。
だが、運命の夜はさらなる偶然の連鎖に翻弄され、男たちの思惑をはるかに超えた結末へと走り出していく――。
【Sin Clock(罪なる時計)】
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窪塚洋介
坂口涼太郎 葵 揚 橋本マナミ 田丸麻紀 Jin Dogg 長田庄平 般若 藤井誠士 風太郎 螢 雪次朗
監督・脚本:牧 賢治
エグゼクティブ・プロデューサー:藤田 晋
プロデューサー:島田賢一郎 高橋康裕 寺久保悠人
撮影:四方田俊典 田中彰哉
照明:鈴村真琴
美術・特殊メイク:Movieing
録音:大岩修二
編集:服部正樹 ごとうこうじ 榎本充泰 林 佑也
サウンドプロデュース・デザイン:新山智宏
音楽:尾嶋 優(Jimanica)
ヘアメイク:野田エミリー
スタイリスト:黒田真由 太田旨人
助監督:向田 優
宣伝プロデューサー:原 尭志
劇中曲:「GILA GILA feat. JP THE WAVY, YZERR」 Awich (Universal Music LLC)
「Metchalo」 Jinmenusagi
テーマソング:「赤曜日」 「BODY ODD」GEZAN
配給:アスミック・エース
2023年/日本/94分/カラー/シネスコ/5.1ch
©2022映画「Sin Clock」製作委員会
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