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ユーロ初日レポート

「カンブリア宮殿」「SASUKE」のナレーションや、「ソロモンの偽証」「ひかりのたび」の出演で知られる俳優の高川裕也が初脚本監督した映画「GINAGINA ぎなぎな」が26日渋谷のユーロスペースで公開となります。

大勢のお客さんの誘導でロビーを奔走したユーロスペースの北條誠人支配人も「久方振りの満席を見れて嬉しかったです」とコメントした。上映は28日まで三日間の限定公開でしたが、28日21:45から一回の追加上映が決定しました。

今後は2月25日26日に四日市市文化会館第2ホールでの「四日市凱旋上映」が決まっている。
「GINAGINA ぎなぎな」初日舞台挨拶
日付:1月27日(土)
場所:ユーロスペース
登壇:高川裕也監督、八十川真由野、田村義晃、永宝千晶、カイべ剛、鷹野梨恵子

映画情報どっとこむ ralph 高川裕也監督
高川「脚本監督、そして木村誠の役をやらせて頂きました高川裕也です。本日はこんなにたくさんの方々に入れして頂き本当にありがとうございました。いやもう、こちらから見てこんなに満席の映画館を見るのは初めてくらいなので本当に感動しております。この「GINAGINA ぎなぎな」は2度目目の緊急事態宣言の時に、家で悶々としているよりはと初めて書いた脚本で、いろんな部署の自分より年の若い先輩達の親身な協力があってここまでたどり着いた作品です。本当に周りの後押しがあってこその作品ですね。「ぎなぎな」という言葉はこの作品のロケ地にもなっている三重県四日市の方言で「ゆっくりと」とか「ボチボチ」とか「どうにかこうにか」と言ったニュアンスの言葉で、関西弁のボチボチとかよりはもっと発する方の主体に支点を持つと言いますか…行為だったり、アクションの主体を表現する言葉の様な気がします。我々の世代、高度経済成長の未来ある発展から、バブル崩壊や大きな災害、幾つもの大きな災害ですね、それから遠くで起きてこっちに大きな影響をもたらす戦争、そしてもうこのコロナ。豊かな未来しかないと言われてたのが、今本当にこの先に受け渡すことの大変さを感じる世相です。この主人公の男のぎなぎなと凌ぐ姿に次の世代に繋ぐという機微とか、それって一体どういうことなのかとか…思い浮かべていただければいいなと思って作りました。また、時間が経ってから何かのきっかけにふと反芻するようなそんな作品になればいいなと思っています。さて、

本日は初日ということで出演者も駆けつけてくれましたので、一人一人ご挨拶させて頂きたいと思います。

八十川「本日は寒い中ありがとうございます。私と高川さんはナレータースクールで、先生と生徒という関係で出会ったんですけど、その後一年位経って急に私を想定して描いた台本があるんで映画に出てくれないというメールを頂きまして、それは絶対やろうと思って今回参加させて頂きました。撮影も楽しかったんですけど、登壇までさせていただいてありがとうございます。」

永宝「監督とは6年前に舞台で共演したのが出会いでした。その時も父と娘の役でした。またこの様な形で高川さんの作品に出られて本当に良かったなと思っています。たくさんの方に見ていただけたら嬉しいです。」

田村「大佛助監督をやらせて頂いた田村義晃です。この衣装をそのまま着てきたんで(撮影時の衣装で)…ぜひ覚えて帰って頂いて。」

高川「撮影終わってからずっとそのまま?」

田村「高川さんとは、飲み会でしか会ったことがない…」

高川「ですね。」

田村「酔っ払いながら芝居の話をした程度で、キャスティングしてくれまして。でも誠意のあるモチベーションの高い方だなと思いましたん、で出演させていただいて…こんな渋谷の都会で、こんな多くの方の前に見ていただけるまでになるとは想像してなかったんで本当に感謝しております。」

鷹野「赤いドレスの女で出演しました鷹野梨恵子です。監督とは無名塾の先輩と後輩ということでこの作品に出させて頂きました。映像は初めてで、電車の客さんに見られながらの撮影でドキドキしましたけれども、これからもたくさんの方に届くといいなと思っております。ありがとうございました。

海部「本日はありがとうございます。録音部チーフの、なまかわと書きましてなるかわと読ませる役を頂きました海部剛史です。この生川というのはですね、四日市市富田一色町に分布する名字でございまして、役もそこを出身という設定にしております。私・海部はですね無名塾高川派の一員であります。高川派の一員として参加させて頂きました。よろしくお願い致します。」(会場大爆笑)

高川「ないから…ちょっと…みなさんこれツイートしたら、本当にそんな派があるって思われちゃうだろ〜〜⁉︎」

鷹野「炎上商法で。」

高川「みなさん他に何かありますか?なければフォトセッションにいきたいと思いますけれども。今日はこんなにたくさんの方が入っていただけると思わなかったんで最前列も支配人のご厚意で開けて頂いて、それでマスク登壇にして。なので写真の時だけ無言で外させて頂きます」

鷹野「皆様おとり頂いた写真をSNSにあげて頂いて…ですよね(高川に)?」

高川「(小声で)マスクとっているから言えないんだよ。」(会場笑)

(フォトセッション終わって)

高川「本日は本当にありがとうございました。お気をつけてお帰りください。」
「GINAGINA ぎなぎな」初日舞台挨拶

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『GINAGINA ぎなぎな』

2022年12月19日〜21日 
名古屋シネマスコーレ 先行特別上映

2023年1月26日〜28日 
渋谷ユーロスペース  限定一般公開

Twitter
@GINAGINA211124
公式ホームページ
https://gina-gina.com
Instagram
@ginagina_eiga/
公式FBページ
@GINAGINA.yokkaichi

あらすじ:
コロナ禍は終息の気配を見せず、世間の“withコロナ”の気配には諦めと憤懣がうっすらと、でも確実に入り混じってきた。 業界の流れ同様に俳優・木村も、一念発起して補助金や助成金を元に(あてに)小さな映画を作り始める。それは、木村にとってこれまで続けてき た俳優という生業に対するひとつのケジメでもある。懇意にする仲間やスタッフを集め、主役は仲の良い後輩・恵介を据えた。
ところが、肝心のア クションシーンで恵介に大怪我を負わせてしまう。三ヶ月の重症。恵介のマネージャー・牧からは、やんわりと損害賠償を持ちかけられたが、最後 の頼みの生活補助金も却下の通知が届く。木村は撮影延期を決断する。それが事実上中止を意味する事はスタッフも承知の上だ。時を同じくして娘 のアサミから久し振りに連絡がある。離婚も近いと思っていた亭主との間に子供ができたと言う報告だった。しかも産んで一人で育てるとまで。 金策に悩む木村、初めて中学の同窓会に出席するが…それは、何らかの縁を期待したからか。再会した雪乃と旧交を温めてみると、彼女は木村の映 画に出資すると言い出した。或いは、故郷に戻って自分の会社で雇ってもいいと。しかもこれは「復讐なのだ」という謎の言葉と共に…。 東京に戻った木村
はスタッフを集め、恵介の回復を待って撮影を再開する事を約束する。 そして恵介にもアサミにも、木村は一つの決意を持ちかける…。
GINAGINA

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文化庁「Arts For The Future」補助対象作品  
2022年/日本/44分/カラー/シネマスコープ
出演者:
高川裕也 八十川真由野 田村義晃 永宝千晶 元気屋エイジ 鷹野梨恵子 橋本拓也 
海部剛史 伊藤俊 鈴木貴丈 森岡弘一郎 小林峻 南千尋 井手泉 辻成哉 入鹿尊 他
スタッフ:
脚本・監督・編集/高川裕也 撮影監督・照明・編集/星野有樹 音楽/藤原愛 助監督/中嶋怜音
ヘアメイク/西村佳苗子 整音/柞山京一 編集協力/村井佐知 取材協力/渡辺美千代 撮影協力/
渡辺手延製麺所 代沢亭 ロケ協力/よっかいちフィルムコミッション 協力/四日市市 他 製作/
TheBlackScreenBrigade 高川裕也

© 2022 Yuya Takagawa
文化庁「Arts For The Future」補助対象作品

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