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公開記念舞台挨拶

この度、『探偵はBARにいる』(11)や『 HOKUSAI 』(20)など有名作品を手掛ける橋本一監督によるオリジナル作、映画『グランギニョール』が絶賛公開中です。この度、小宮璃央、橋本監督が登壇する舞台挨拶を実施しました。
「公開記念舞台挨拶」では、穂村イツキ役の小宮璃央と本作のメガホンをとった橋本一監督が登壇し、トークイベントを行いました。
Grand-Guignol グランギニョール公開記念舞台挨拶
「グランギニョール」公開記念舞台挨拶
日時:11月3日(木)
場所:池袋シネマ・ロサ    
登壇:小宮璃央、橋本一監督

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小宮璃央、橋本監督登壇

Grand-Guignol グランギニョール公開記念舞台挨拶
注目の若手俳優たちが、ボーイズラブ(BL)×ホラーという斬新な内容に体当たりで挑んだ本作だが、小宮は「最初、台本を読ませていただいた時は、映画の主演をやらせていただくということで、そっちのうれしさ、ワクワク・ドキドキがあって。どうやって演じようかなといろいろ考えていたので、BLとか、男の子とのキスということは頭になかったと思いますね」と述懐する。

 また、劇中で白いドレスを着たり、浦上晟周との男性同士のキスシーンを行ったことに「人生初ですよ」と笑いながら明かした小宮は、「監督がカットを止めないですからね。5分以上キスをしていました。今でも鮮明に覚えていますけど、血だらけになりながら。いい経験をさせていただきました」と笑顔。橋本監督も笑いながら、「何分キスをしていたか忘れましたが、ずっとキスをしていて。途中でやめて、いい加減にしてくれと言うのかなと思ってたんですけど、そんなこともなく。とにかく本当に美しかったので、惚れ惚れしました」と振り返ると、小宮も「良かった」と安どの表情。だが橋本監督が「バリエーションもいろいろあってね。舌をからめたり、こっちになったり、あっちになったり、二人で見つめ合ったりとか」と付け加えると、その言葉に照れくさそうな表情を見せた小宮が「監督! そんなにハッキリ言われると僕も恥ずかしくなってきます!」と制するひと幕もあった。

 世間から隔離された場所にある学園に転校してきた本作の主人公・穂村イツキのキャスティングについて「主演を誰にしようかという時に、(小宮が主演を務めた特撮ドラマ)『魔進戦隊キラメイジャー』でニコッとしている写真を見せていただいて。すごくかわいいオーラが
あったんで、こういう子がイツキ役なのは面白いねとなった」と明かした橋本監督。「実はキャスティングに入る前はもう少し幼いイメージで、背が低くてひ弱な子がいいかなという感じだったんですが、こちらの(かわいい)路線もありだね、ということになり、トントン拍子で彼でいきましょうということになった」という。

 小宮自身が「お芝居に関して、こんなに血まみれになることもなかったので、本当に大変でした」と振り返るほどに、大量の血しぶきが飛び交う本作。「スタッフの中に血糊マスターというか、血をブシューッと出す専門の人がいたんですけど、たまにカメラ側にその血しぶきが来て、俺たちも血まみれになることがあった。その時はごめんなさいと言っていたけど。もしかしたらお前たちも血で赤くなれと、わざとやっていたんじゃないかと思っていますけどね」と冗談めかした橋本監督。小宮も「血を洗い流す時も大変で。クランクアップの時もそうでしたが、本当に真っ赤になって。そのままシャワーを浴びても取れないくらい。家に帰ってもとれなくて。一時期、赤い汗が出ていましたね」と壮絶な撮影現場の様子を明かした。

 そして同世代が集まった撮影現場の雰囲気について質問が及ぶと、「ここにいるみんな(ポスターに映る共演者たち)もそうなんですけど、僕がけっこう話していたのが、料理長役の中尾(暢樹)さん。(「動物戦隊ジュウオウジャー」をやっていた)彼はスーパー戦隊シリーズの先輩で。よくお話や相談にも乗ってくださって。仲良くなることができました」と振り返った小宮。橋本監督も「年が近いということや、女性がほとんどいなかったということもあって。男の子同士の、いわゆる男子校ノリということもありましたね」と付け加えた。

 さらに「でもうわさに聞いたんだけど、最近はBL慣れしているんでしょ」と軽口をたたく橋本監督に、小宮も「どうなんですかね。確かに最近はBL作品によく出させていただいておりますが。でも小宮璃央はBL専門という言葉を見かけることがあるんですけど、そんなことないですよ! いろんな役をやらせていただいていますから」とコメント。

 そこで場内の観客に「小宮さんのBL作品が好きな人?」と質問を投げかけると、多くの人たちが挙手。さらに小宮が「ちなみに小宮璃央はBL専門だと思う人?」とおそるおそる問いかけると、それには手を挙げる人は誰もおらず。その様子に「良かった!」とホッとした様子の小宮だった。

 そんな小宮が今後やってみたい役とは何か。橋本監督からの問いかけに「この前、橋本監督と他のドラマでご一緒させていただいたんですけど。はかなさもありつつ、芯の通った役というのは、演じていて楽しかったですし、いろんな方に観ていただいて、たくさん評価をしていただけるなと感じたので、それはやりたいなと思います」と返答した小宮。Grand-Guignol グランギニョール公開記念舞台挨拶さらに橋本監督が「時代劇はどう? 観てみたいよね」と続けると、それを期待した観客からは大きな拍手が。それを受けた小宮も「ありがとうございます。時代劇はやったことないですが、いろんなジャンルの作品を、バリエーション豊かにやってみたいですね」と意欲的なコメントを寄せた。

 さらに橋本監督が「今回、この作品で小宮くんはけっこう脱いでいるんですけど、実はたくましいんですよ。どうしてもそういうイメージがあるんで、役柄的にかわいい方面にいきがちですけど、彼にはそういうギャップがあるんで。だから今度はそんな面を前面に出したアクションなどもできたらいいし、(かわいいと男らしさの)両面が出せたらいいなと思っています」と今後の展開に期待を寄せるひと幕があった。

本作は今後順次全国の劇場にて公開されていきます。

映画情報どっとこむ ralph 映画「グランギニョール」

公式Instagram:
grandguignol_movie

ストーリー
とある孤島に、世間からの通信が遮断され、問題を起こした生徒だけが集められる学園がある。ある日、穂村イツキ(小宮璃央)は、その学園に転校生としてやってきた。学園には、19世紀のフランスの残酷演劇グランギニョールの研究会があり、メンバーたちは普段から残酷な舞台を制作していた。研究会のメンバーに偶然出会ったイツキは、そのまま成り行きで研究会に入ることになる。
クセのある研究会のメンバーに加え、彼らを管理する教師に料理長、イツキと共に学園にやってきた謎の新任教師など・・・どこか怪しげな学園の人々・・・。そして、イツキの歓迎会が催された夜、ついに殺人事件が起こる。犯人は一体誰なのか、誰を信じれば良いのか、どうすれば逃げられるのか・・・外部と隔絶された学園の中、イツキたちはまるでグランギニョールのような残酷劇に巻き込まれていくのだった。
1人また1人と消えていく仲間、ほとばしる血しぶき、そして濃厚なキス・・・死の恐怖と男同士の濃厚な愛憎の渦の中、崩壊していくイツキたちの精神。これは現実なのか、グランギニョールのフィクションなのか・・・。追い詰められていく彼らの運命は―。
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小宮璃央
浦上晟周 曽田陵介 山田瑛瑠 市川理矩 笹森裕貴
脇知弘 金子みひろ
中尾暢樹 小池里奈
監督:橋本一
脚本:吉﨑崇二(QueenB) 音楽:川清之
製作:ダブルフィールド
プロデューサー:丸田順悟
撮影:小島悠介 照明:西野龍太郎 録音:指宿隆次 編集:金田昌吉 助監督:八神隆治
スタイリスト:森内陽子 ヘアメイク:小澤久美子 特殊造形・特殊メイク:相蘇敬介
CG編集:豊直康 音響効果:小林孝輔 タイトル:竹内秀樹(サバタイトル)
制作プロデューサー:菅谷英一 制作:星名陽平
制作プロダクション:MinyMixCreati部
©橋本一/ダブルフィールド  R-18作品  

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