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公開記念舞台挨拶

日本芸術センター第13回映像グランプリにて発掘賞、神戸インディペンデント映画祭2021にて奨励賞を受賞した音楽映画『ディスコーズハイ』の公開記念舞台挨拶が、公開中のアップリンク吉祥寺にて行われ、田中珠里、下京慶子、後藤まりこ 鈴木智久、岡本崇監督が登壇しました。
『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

日時: 7月9日(土)
場所:アップリンク吉祥寺
登壇:田中珠里 下京慶子 後藤まりこ 鈴木智久 岡本崇監督

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田中珠里 下京慶子 後藤まりこ 鈴木智久 岡本崇監督登壇

本作で映画初主演の田中珠里は、「この作品は2年前に撮影した作品なんですけれど、監督やスタッフの皆さんのおかげで今このような場に立たせて頂いていることを嬉しく思います。『ディスコーズハイ』を見てくださった方、これから見ていただく方に本当に感謝しております。」と感無量の様子。『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

田中演じる瓶子撫子のライバル・別久役の下京慶子は、「今、日本でも世界でも色々なことが起こっている中で、私自身も表現や表現の自由について考えています。『ディスコーズハイ』のことを私は”岡本崇のカーニバル映画”と呼んでいるんですけれど、本当に岡本監督の“好き”が詰まっていて、それを自由に表現している映画で、その映画が劇場で公開されて、こうやってたくさんのお客様に観ていただけて、本当に嬉しいです。」と俳優だけでなく、柴咲コウらが監督を務めた『MIRRORLIAR FILMS』などのプロデューサーとしても活躍しているプロデューサーとしても活躍して言える下京ならではの想いを吐露。『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

撫子の亡き母・瓶子結衣子役の後藤まりこは、観客と一緒に本作を見たばかりで、「楽しい映画でした。」と挨拶し、フラッシュバックのシーンのみの出演だったため、「お二人(田中と下京)にお会いするのは今日が初めてなんです。」と説明した。『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

田中が演じた音楽事務所のマネージャーである撫子は、岡本監督が実際担当していたバンドが売れなかった時のことも思い出しながら書いた役。田中は、「売れていないから他のバンドと比べるのではなく、『自分が担当しているバンドメンバーと真っ向からぶつかっていくんだ』という姿を想像しながら演じました」と役作りについて話した。

下京は、撫子の同僚のライバル・別久役。「別久が負けてしまうと、役として成り立たなくなるので、田中さんの持っているパワーに負けないようにというのを意識して演じました」と、田中も普段のかわいらしい姿からは想像できないエネルギーで撫子を演じたのだと感じさせる裏話を披露。

後藤は、「僕は小さい子供達とロケばっかりで。すごく楽しかったですよ。台本に『母』って書いてあって、『母か。母なんてなったことないしな』と色々考えたんですが、監督が『好きにやってくれ』とおっしゃったんで、セリフを覚えて。で、覚えていったらびっくりされてね」とチクリというと、監督が「そんなことないですよ」とすかさずフォロー。「『さすがに覚えてるよ〜』と思ったんだけど、頑張った頑張った。楽しかった。」と撮影の感想を述べた。

田中はミュージシャンでもある監督が脚本を書いた作品に出演するのは初めて。ミュージシャンでもある監督ならではの部分は感じたかと聞かれ、田中は、「台本の段階から感じていました。歌詞みたいなセリフが多くて、私自身も言いながら刺さったセリフもたくさんありました。『向いているかどうかわかるのかよ。やりきった奴がやっと言えるセリフをお前が言うんじゃね〜よ』というセリフがあるんですけれど、言いながら『その通りだな』と思いました。そこが、普段ミュージシャンとして作詞されている監督ならではなのかなと思いました」と例を挙げた。

下京は、「ライブのシーンは、実際に大阪のライブハウスで、(役者でなく)実際のミュージシャンが本当のライブみたいに実際に演奏したのがかっこよくて、演じながら、ただライブを楽しみにしてしているお客さんのような気持ちになりました。実際完成した作品を見てもライブシーンがすごくかっこよかったです。」と「ミュージシャン役はミュージシャンに演じてもらう」という岡本監督のこだわりが活きたライブシーンについて指摘。

後藤は、「岡本監督の年代の人は、音楽を辞めているか、仕事をやりながらバンドをやっているかだと思います。出演していたバンドの人だとかが、幾つかはしらんのですけれど、二十歳そこそこじゃないでしょ?好きなんやろうなというのがすごく伝わりました。めっちゃいいと思う!」と太鼓判を押した。

撫子が担当するバンド”カサノシタ”のボーカルギター・笛田役の鈴木智久は、「本編の撮影が終わってから、監督から『追加撮影をしましょう』と2度ほど呼び出しを食らって、作品を肉付けしてくださいました。その一つが、『笛田のその後を、スピンオフ的な感じで撮りたい』と、早くもスピンオフの映像を撮っていただきました。」と言うと、『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶監督が、「『”踊る大捜査線”規模ですよ!』とジョークを飛ばした。鈴木は、「これが、パンフレットを買ってくださった方しかご覧になれないんですけど、パンフレットにQRコードがついていて、それを読み込むと、YouTubeに飛んで、3分くらいの映像が楽しめますので、ぜひごらんください」と説明した。

岡本監督が、「ミュージシャンって本当にクズばっかりなんですが、愛すべきやつらなんです。才能を持っているのにダメダメなやつらがいっぱいいてる中で、僕なんて海に鰹節1杯分入れるくらいの影響力しかない人間ですけれど」と言うと、後藤がすかさず「こういう比喩が映画にも出てた!」とツッコみ、後藤と一緒に本編を見たばかりの観客は大爆笑!

監督が、「僕はこの映画好きだし、出てくれたみんなも大好きだし、見てくれた人のこと好きよ。だから好きになって、ぜひ友達にも紹介して!ライブも映画も満席の方が楽しいやん!」と、本日満席の回で見た観客にアピールして、舞台挨拶は終了した。『ディスコーズハイ』公開記念舞台挨拶

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音楽映画『ディスコーズハイ』

7月8日(金)よりアップリンク吉祥寺ほか全国順次公開

公式サイト:
@mysite

Twitter:
@raidiochandesu

Facebook:
@discordshigh 

その「好き」が才能。

タイトルである『ディスコーズハイ』とは、ディスコード(discord;不協和音)とランナーズハイを混ぜた造語。

監督自らが音楽活動する中で、才能や口約束のような決して目に見えないものに翻弄されるばかりの音楽業界において、それでも音楽がど真ん中に有るべきだという気持ちや初期衝動を込めて制作された本作は、日本芸術センター第13回映像グランプリにて発掘賞、神戸インディペンデント映画祭2021にて奨励賞を受賞。劇中の架空のバンド「P-90」もバズり、映画の公式ツイッターのフォロワーも2万人超えに。満を持しての公開となる。

音楽事務所で担当するバンド「カサノシタ」のMVの予算が下りず、奔走する主人公・瓶子撫子(へいし・なでこ)役には、ドラマ「荒ぶる季節の乙女どもよ。」で本郷ひと葉役を演じ、今年1月には舞台「BASARA」の主演に抜擢されるなど、大注目の田中珠里。ライバルの別久花(べつく・はな)役には、柴咲コウらが監督を務めた『MIRRORLIAR FILMS』ではプロデューサーとしても活躍している下京慶子。撫子の亡き母のミュージシャン・結衣子役に、伝説のロックバンド「ミドリ」の元ボーカルで、舞台「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」で森山未來の夫役を演じ、テレビ東京の深夜ドラマ「たべるダケ」では主演するなど女優としても活躍している後藤まりこ。

撫子が担当するバンド「カサノシタ」のMtF(元男性)の儀武村剛士役は、竹原ピストルと毎月2マンライブを行い、今勢いのある若手シンガーソングライター・ぽてさらちゃん。、ベーシスト・ゴビンダ役は、ララヨウナのベーシスト・ダイスケが演じるほか、挿入歌を、監督の岡本崇がギターボーカルを務め、関西で映像と融合的な演奏をしている「ウパルパ猫」、 「逆さ書道」のパフォーマンスでも注目を集める「スムルース」のボーカル・ギターの德田憲治、 「スリマ」の愛称で知られる 3markets[ ]が、主題歌の歌唱は、主題歌の歌唱は、元「FREENOTE」 で、現在人気のバンド・ハンブレッダーズのディレクターや、ゆずのコーラスなどで活躍する秦千香子が担当。

その他、「ストリートファイター」の実況解説で有名なe-sports実況者・アールが劇中の番組のMCとして出演するほか、ゲーム制作者の城間一樹のホラーゲーム「Shadow Corridor(通称:影廊)」より神楽鈴の徘徊者が出演するなど、各界の著名人が参加している。  

あらすじ
音楽事務所ヤードバーズに叔父のコネで入社した瓶子撫子(へいし・なでこ)。売れっ子バンドを次々と排出する同僚の別久(べつく)とは違い、彼女の担当するバンド「カサノシタ」はデビュー以来鳴かず飛ばず。おまけに極度のあがり症で自身も会社のお荷物扱い。次回作の予算もロクに下りず、自らの手でMVを制作し、その反応次第でリリースを検討という事態に。まさに崖っぷちの現状にも関わらずメンバーの危機感及びやる気はゼロ。それでも撫子は別久への対抗心を燃やし、なんとか結果を出そうと奮闘するのだが…。
ディスコーズハイ

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田中珠里 下京慶子 後藤まりこ
鈴木大夢 ぽてさらちゃん。 鈴木智久
川村義博 ダイスケ 片山誠子
ひがし沙優 矢野愛林 愛田天麻
伊集院香織(みるきーうぇい) アール 神楽鈴の徘徊者

監督 : 岡本崇 脚本 : 岡本崇
撮影 : 岡本崇 芦村真司 録音:坂厚人 照明:SAKURA
音楽 : ウパルパ猫 德田憲治 3markets[ ]
キャスティング : 内田蘭 編集 : 岡本崇
助監督 : 中山紗奈 現場補佐 : ましょ イケガワカツヒロ
キャラクター協力:城間一樹(SpaceOnigiriGames)
主題歌 :「いつかバンドがなくなったら」秦千香子(ex.FREENOTE)
配給 宣伝 : アルミード 製作 : コココロ制作
2021年/日本/カラー/16:9/STEREO/101分
©2021コココロ制作

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