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小林啓一監督が活弁シネマ倶楽部再び

『殺さない彼と死なない彼女』の小林啓一監督が、新作『恋は光』を引っさげて“映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」に再登場。前回の登場時と同じく映画評論家の森直人が番組MCを担当し、今作の魅力について語り尽くしている。
活弁シネマ倶楽部『恋は光』
本作は、漫画家・秋★枝による同名コミックを実写映画化したもの。“恋をしている女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、「恋って何だろう?」と若者たちが“恋の定義”を考察するさまが収められています。
恋する女性が光って視える主人公・西条を演じているのは、『彼女が好きなものは』『親密な他人』『20歳のソウル』など話題作での主演が続く神尾楓珠。西条を取り巻く3人のヒロインには、西野七瀬、平祐奈、馬場ふみからがそれぞれ扮している。原作をベースに小林監督が生み出す美しい世界観の中で、若い俳優たちが起こす化学反応にも注目です。恋は光

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『恋は光』を語り尽くす

「ウルトラジャンプ」での連載が終了したのが2017年のことで、企画が立ち上がったのは2018年のこと。連載終了後すぐに企画が動き出したようだが、その後に訪れたコロナ禍もあり、ここまで時間がかかったらしい。森は映画を鑑賞後、原作漫画を手に取ったという。「プロデューサーの方がこの原作を差し出した理由がよく分かります。本当に小林啓一監督の映画になっている」と発言。続けて「監督作の中で一番明るいですよね。いままでは暗い要素が多かった。今回は光がたっぷり……まさに“光の映画”っていう」と、過去作との印象の違いに言及。これは監督自身も意識していたのだという。「初めの方は、ちょっと暗い部分があったんです。どんどん変わっていきました。最初はウッディ・アレンの映画のような感じを目指してみようと思って脚本を書いていたんです」と小林監督。制作への着手から撮影までに時間があったことも、脚本の変化に影響しているようだ。
活弁シネマ倶楽部『恋は光』
小林監督の作品には、いつも“理屈っぽい若者”が登場する。「『ももいろそらを』の川島いづみ(池田愛)、『ぼんとリンちゃん』のぼんちゃん(佐倉絵麻)、『殺さない彼と死なない彼女』の鹿野なな(桜井日奈子)だったり、頭でっかちな変わり者の女の子が物語の真ん中にいました。それが今回は西条(神尾楓珠)という男の子で、現代社会のリアルに揉まれていくという展開は、これまでを踏襲していますよね。ここで主人公に魅力を持たせる決め手というのはどこだったんですか?」と森が尋ねると、活弁シネマ倶楽部『恋は光』「西条の性格的な部分ですね。原作とは変えて、“変人”というところを強調するような感じにしました。“動じない”っていうんですかね。当初は原作の西条に近くて、右往左往しながらあれこれ悩むキャラクターでした。最終的には神尾くんがいい感じに演じてくれましたね」と答える小林監督。これに森は「素晴らしかったですね。武士みたいな(笑)。でもそうして、もともと小林監督が持っていた部分に戻ってきたわけですね」と反応している。
活弁シネマ倶楽部『恋は光』
そのほか今回の収録では、各キャラクターの魅力や、小林監督の趣味を反映させている点、本作に感じられる“ジブリっぽさ”、ロケーションなどなど、徹底的に語ります。

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■活弁シネマ倶楽部■

YouTube配信URL:

活弁シネマ倶楽部 公式HP:
https://katsuben-cinema.com/
活弁シネマ倶楽部 公式ツイッター:
@katsuben_cinema

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『恋は光』

2022年6月17日(金)全国ロードショー
恋は光
原作は、“恋する女性が光を放ってキラキラして視える”という特異な体質を持つ男子大学生の初恋を描き、恋愛感情に振り回されながらも、“恋って何だろう?”と「恋」の定義について考察する主人公たちに、ウルトラジャンプ連載時から共感の声が多く寄せられ話題となった、「恋は光」。“恋の光”が視える西条はある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で”恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に……。数千年もの間、人類誰しもが悩んできた「恋」を、果たして彼らは解くことができるのか―?そして、それぞれの恋の行方はー? “恋の光”が視える大学生・西条を演じるのは、いま最も注目を集めている俳優・神尾楓珠。西条にずっと片想いをしながらも「光っていない」と言われてしまう幼なじみの北代を、西野七瀬が演じ、共演には、平祐奈、馬場ふみかが顔を揃える。脚本・監督は、『ももいろそらを』(13)、『殺さない彼と死なない彼女』(19)と、美しい画作りが国内外から高く評価されている小林啓一。風光明媚な、情緒に溢れたロケーションは、原作の空気感を捉えている。

公式サイト:
@koihahikari/  
Twitter:
@koihahikarimv
Instagram:
@koihahikarimv
#恋は光 #こいひか

【ストーリー】
“恋の光が視える”
その特異体質ゆえに恋を遠ざけていた男が、ついに恋を知る―!?
“恋する女性が光って視える”特異な体質を持つ大学生・西条。恋愛とは無縁の学生生活を送っていたある日、「恋というものを知りたい」と言う文学少女・東雲と出会い一目惚れ、“恋の定義”を語り合う交換日記を始めることに。そんな2人の様子は、西条にずっと片想いをしている幼なじみの北代の心をざわつかせる。さらに、他人の恋人を略奪してばかりの宿木は、西条を北代の彼氏と勘違いし、猛アプローチを開始。いつの間にか4人で”恋とはなんぞや?”を考えはじめ、やがて不思議な四角関係に…。『恋は光』ポスター

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神尾楓珠
西野七瀬
平祐奈 馬場ふみか
伊東蒼 宮下咲 花岡咲 森日菜美 山田愛奈 田中壮太郎

脚本・監督:小林啓一
原作:秋★枝「恋は光」(集英社ヤングジャンプ・コミックス・ウルトラ刊)
音楽:野村卓史 
劇中歌:She & Him 「Sentimental Heart」(Merge Records/Bank Robber Music)
エグゼクティブプロデューサー:小西啓介  コー・エグゼクティブプロデューサー:堀内大示
プロデューサー:滝田和人 青木真代 松嶋翔
共同プロデューサー:岡本圭三
協力プロデューサー:大杉真美
撮影:野村昌平  録音:日高成幸
プロダクションデザイナー:竹渕絢子 齋藤しおり
装飾:田中悠希
持ち道具・絵画制作:市川知美
衣裳:阿部公美  ヘアメイク:夏海
VFXスーパーバイザー:桑本祥一
助監督:中田博之  
音楽プロデューサー:和田亨 キャスティングディレクター:杉野剛  
制作プロダクション:グラスホッパー/NeedyGreedy  
製作:映画「恋は光」製作委員会 製作幹事:ハピネットファントム・スタジオ  
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ/KADOKAWA
©秋★枝/集英社・2022 映画「恋は光」製作委員会
2021年/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/111分

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