大阪・生野にある在日朝鮮人の町2007年に映画監督の入江悠と共に劇団いろは野良犬弾を設立した、俳優であり劇団主催者でもある崔哲浩が自ら監督、脚本、主演を務め、その意思を汲んだスター級の演劇人が勢ぞろいした映画『北風アウトサイダー』。 |
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上田和光公式インタビューQ. 在日朝鮮人役でしたが、どのような役作りをされましたか?在日朝鮮人も日本人も僕の中では差はないのかなと思って、「在日朝鮮人だからこう」という役作りはしていないです。 Q. ガンホの本作での役割についてはどう思いましたか?オモニの店を守りきるということに重きを置きました。 Q.ガンホ役を演じるにあたって、大切にしたことは何ですか?オモニに対しての想いだったり、家族に対しての想いだったりです。人に優しくしようと思いました。 Q. ヨンギとの17年振りの再会シーンの撮影前にはどのようなことを考えて撮影に臨みましたか?僕は台本通りやるのは好きではなくて、どうやって台本を裏切っていくかというのが俳優としての楽しみなので、「怒らないように」と考えましたが、ヨンギ役の崔さんの芝居を見たら、やっぱりガンホと同じく怒ってしまいました。 Q. 撮影時の面白いエピソードはありますか?乱闘シーンで、ガンホが殴られている時に、アルミのラックみたいなものが僕の方に倒れてくるところが一瞬あるんですけれど、僕の敵がそれを投げたら、照明のレフ板を当てていた照明部の松田くんの方に飛んで直撃したんです。それを別の役者さんがスマホで撮っていたんですが、それを見たら、松田くんめがけてすごくきれいな放物線を描いて飛んできたので、面白かったです。 Q. 本作の見どころはどこだと思いますか?この作品の魅力は、ガンホのいい奴っぷりじゃないですかね。 Q. 監督によると、「ガンホが一番かっこいい」と言う男性が多いみたいですね?そうなんですか?その通りですね。 Q.読者へのメッセージをお願いします。世の中って、全部が全部うまくいっている人はいないと思うし、この作品で言っても、ヨンギが帰ってきても、オモニは死んだ後だし、全てはうまくいかないけれど、一瞬一瞬を大事にしているところが最大の魅力だと思うので、気にして観ていただければと思います。 |
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映画『北風アウトサイダー』ガンホらが倉庫に侵入するシーン、岡崎二朗演じるヤクザ組長のシーン、崔哲浩演じる長男・ヨンギと遠藤綱幸演じる旧友の現・ヤクザ組員とのシーンも到着。 「朝鮮人も日本人もみんな人間だから、仲良くできる時代が必ず来る」というオモニ(母)の言葉を胸に、4人兄妹が、オモニ食堂で一緒に働く仲間や、日本のヤクザの組に入った旧友らと協力し、店の借金返済や一方的な価値観を押し付ける在日朝鮮統一連合会などの難題に挑む群像劇。 2月11日(金・祝)~シネマート新宿ほか、なんばパークスシネマ(大阪)、第七藝術劇場(大阪)、神戸国際松竹(兵庫)、京都みなみ会館(京都)、名演小劇場(愛知)、千石劇場(長野)、福山駅前シネマモード(広島)、イオンシネマ春日部(埼玉)、イオンシネマ桑名(三重)、イオンシネマ金沢(石川)、イオンシネマ県央(新潟)、イオンシネマ広島西風新都(広島)での上映が決まっている。 公式サイト: 【ストーリー】 |
崔哲浩 櫂作真帆 伊藤航 上田和光
浦川奈津子 遠藤綱幸 佐野いずみ 新宮里奈 梅津翔 田中あいみ 秋宮はるか
千賀多佳乃 福本翔 玉木惣一郎 松田俊大 杉浦豪 大原広基 許秀哲 及川欽之典 森本姫愛 丹春乃 菊地玲緒 岡部浬功 黒田焦子 藤代麻美 永田もえ
永倉大輔 松浦健城 竜崎祐優識 並樹史朗 岡崎二朗
監督・脚本・プロデューサー:崔哲浩
プロデューサー:伊藤航 ラインプロデューサー:ぬくいえり 撮影監督:貫井勇志 撮影:田村雄介 大西健之
録音:丹雄二 成田章太郎 助監督:上田和光 制作担当:田中あいみ 編集:松原雅人
音楽:Les.R yuka 野島健太郎 主題歌:「あなたへ~北風に乗せて~」Les.R yuka
制作:ワールドムービーアソシエーション
配給:渋谷プロダクション 2021/JAPAN/5.1ch/DCP/150min
©2021 ワールドムービーアソシエーション