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『ローラとふたりの兄』に著名人コメント兄弟、夫と妻、親と子──問題にぶつかりながらも日常をひたむきに生きる、ちょっと可笑しな大人たちの姿が胸を打つ。ほろ苦くて、あたたかい、家族の絆をめぐるフランス流ラブ&コメディ『ローラとふたりの兄』が2021年12月10日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。 ◆美波(俳優)不器用ながらも深い愛で繋がっている3人兄弟。クセのある人々のエスプリの効いた会話と展開に笑い、涙ぐむ。彼らの愛はいつでも壊れそうに見え、本当はちゃんと築きながら進んでいる。一人一人の心情が見事に繋がり、甘酸っぱいハーモニーが奏でられたような素敵な映画。 ◆中村江里子(フリーアナウンサー)何だか知人ファミリーのお宅を覗き見しているような……そんな気がする。正直で、だから時には心配になるほどの緊張状態になったり、それぞれの主張に辟易としたり。でも……愛すべき優しい人たち。フランス人の“本当の優しさ”で溢れている作品で、思わず笑ってしまう日常のシーンにも、愛する人たちに伝えられない思いを抱える気持ちにも胸がいっぱいになる。ローラもブノワもピエールも……愛おしくて思いっきり抱きしめたくなる!! ◆近藤史恵(作家)家族だからよけいなことを言ってしまう。家族だからどうしても言えないことがある。家族って、めんどくさくて厄介で、でも時に身体ごとぶつかるように喧嘩したり、支え合ったりすることもできる。大人の家族賛歌と呼べる映画です。 ◆サルボ恭子(料理家)あっという間にエンドロールが流れ、また見返したいと思わせる魅力的な作品でした。登場人物の会話や振る舞い街の描写が見事に精密で、それはまるで我が友のストーリーのように錯覚してしまいそうに!現代のフランスが抱える問題をいくつも定義しつつ、どこかコミカル。リアルフランスのややこしくてでも温かさのある日常に、いつしか引き込まれてしまう体験を、あなたもきっとなさることでしょう。 ◆辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)恋愛上級者でおしゃれで気性が激しくて……と、フランス人に対して勝手に抱いていたイメージが良い意味で裏切られました。こんなに友だちになりたいフランスの方々ははじめてです! 漫画家・かわかみじゅんこ描き下ろしイラスト
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『ローラとふたりの兄』原題:Lola et ses frères ジャン=ポール・ルーヴ監督の長編4作目となる本作は、作家であり脚本家のダヴィッド・フェンキノスとの再びタッグを組み、人々の日常を精妙かつユーモラスに描いて観る者の共感を誘うと同時に、地方のプチ・ブルたちの生活を捉えるカメラは皮肉なフランス社会の明暗をも浮き上がらせる。“実生活”を見つめ続けてきたJ.P.ルーヴ流の繊細で味わい深い人生ドラマを紡ぎあげた。主人公・ローラ役を演じるリュディヴィーヌ・サニエは、兄たちを母のように世話するしっかり者の妹を等身大のキュートさで演じ、新たな魅力を発揮している。職人気質で不器用な次男・ピエール役には、幅広い役柄をこなす抜群の演技力で次々に公開作が絶えない人気俳優ジョゼ・ガルシア。また、俳優としても活躍するルーヴ監督自身が、ロマンチストで神経質な眼鏡士である長男・ブノワ役をつとめている。その他、ローラの恋人役にはラムジー・ベディア、ブノワの妻役にはポーリーヌ・クレマンなど、実力と魅力あふれるベテラン俳優たちの豊かなアンサンブルが堪能できる一作となった。 ストーリー 公式サイト: 公式Twitter:
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監督:ジャン=ポール・ルーヴ 『愛しき人生のつくりかた』
出演:リュディヴィーヌ・サニエ ジョゼ・ガルシア ジャン=ポール・ルーヴ ラムジー・べディア ポーリーヌ・クレマン フィリピーヌ・ルロワ=ボリュー フラン・ブリュノー ガブリエル・ナカーシュ 2018年 カラー フランス 105分 字幕翻訳:手束紀子
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:サンリスフィルム、ブロードメディア
宣伝:サンリスフィルム
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