11月5日(金)より劇場公開となった『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』。 2019年に公開された前作『映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』の177%(前作動員数114,280人)となる”大ひっと”スタートを切った。 『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』「青い月夜の上映会」 日時:11月11日(木) 会場:新宿ピカデリー 登壇:大森貴弘監督、影山遼(朝日新聞)、ファンワークス代表 高山晃 |
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本作の公開を記念して、トークショーつき上映会「青い月夜の上映会」が実施された。 大森貴弘監督、”すみっコぐらし学園認定記者”を務めた朝日新聞の影山遼さんが、本作のアニメーション制作を担当したファンワークス代表の高山晃さんの進行で作品について語り合った。 男女半々の大人のお客様が客席を埋めており、お一人で参加されている方が半分以上を占めた会場に、男性 3人がぬいぐるみを抱えて登場。推しキャラを聞かれ、とんかつを抱いていた大森監督は「はじめは、実はとんかつが苦手で。見た目がちょっと苦手だったんですけれど、制作していく過程で映像チェックをしているうちに、だんだん好きになっていってしまって…。とんかつ推しになりました」と明かした。前作での男性限定イベントにも参加し、その際もぺんぎん?と一緒に登場した影山さんは、「一番推しているぺんぎん?を連れてきました。家で今日は誰を連れて行こうか1時間くらい迷い、何人も連れてきたかったけれど、抱えられず…」と、すみっコ愛たっぷりのコメントで会場をほっこりさせた。 大森監督、影山さんお二人それぞれのすみっコとの出会いや、すみっコぐらしの魅力、そして大森監督が監督を務めることになった経緯、さらに映画のストーリーやテーマがどうやって誕生していったのか、など作品の舞台裏が、ネタバレを交えてつぎつぎと明かされた。そんな中、影山さんも本業の記者魂を発揮。「ちょっと監督に聞きたいのですが、よろしいですか?」と切り出し、「スーパーで買い物をしているシーンで、すみっコのような人たちが買い物していたんですが、あれは…?」と質問を投げかけた。原作のすみっコたちが暮らす町にはスーパーマーケットだけでなく、すみっコたちお気に入りの喫茶店などが登場する。今回は、スーパーに買い物に行くシーンで、すみっコたち以外のキャラクターが同じように買い物をしているシーンが描かれている。「とかげは本当は恐竜だが、ばれたら捕まってしまうのでみんなには秘密にしている。原作ではとかげのおかあさんであるスミッシーが発見された、という記事が新聞に出ていた描写もあった。今回、その物語を描く上で、どうしてもすみっコたち以外の誰かたち、の目線が必要だったので、モブキャラを登場させた」と説明した。 最後に、本作のテーマでもある“夢”について、「20代の頃は夢がなんだかわからなかった。何がやりたいかわからくて迷ったりぶつかったりしていたけど、それが30代、40代に回収されていっている。夢があること、ないこと、境遇に関わらず、どちらも大事なことなんだと思う」と大森監督。影山さんも本作を観て、「夢を持つことはいくつになっても素敵だなと感じた」と話した。 |
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『映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ』大ヒット上映中。 あらすじ |
ナレーション:井ノ原快彦、本上まなみ
原作:サンエックス
監督:大森貴弘 脚本:吉田玲子 美術監督:日野香諸里 アニメーション制作:ファンワークス
主題歌:BUMP OF CHICKEN 「Small world」(TOY’S FACTORY)
配給:アスミック・エース
上映時間:65分
©2021 日本すみっコぐらし協会映画部