映画『屋根の上に吹く風は』が、10/2(土)よりポレポレ東中野にて満員御礼で公開スタートし、大盛況のため上映の延長が決定しました。
初日・2日目は、監督の浅田さかえ、本編に出演し、新田サドベリースクールでスタッフを務める長谷洋介さん、スクール出身者の鈴木日向さんによる舞台挨拶、3日目は、東京の映画館から鳥取のサドベリースクールの子どもたちをオンライン中継で繋いだトークイベントが行われました。10月2日(土)より、『屋根の上に吹く風は』がポレポレ東中野で公開し、初日・二日目ともに昼12:00の回を満員御礼で迎えました。 劇場で実際に初めて観客の皆さんとスクリーンで映画を鑑賞した現役スタッフの長谷洋介さんは「感無量」と語り、少し涙ぐむ場面もありながら、これまでの歩みを嚙み締めました。「ほかの学び場の仲間たちもこの映画を見てくださって、すでに議論が生まれてきています。そういったことも踏まえて、改めて本作を通して、みんなで教育や学び、学校、子どもの育ちとは何かという本質的な部分を語り合い、それぞれの場所が子どもたちにとっていい場所になったらいいなと願っています」現在は都内の高校に通う17歳の鈴木日向さんは、「実際に撮られた身としてはいろいろ思うところはありますが」と笑いつつ、サドベリーでの日々を振り返って、「映像を通して、何年か前の自分として離れて見ることで、当時の自分には気づけなかったことに気づけました」と語りました。「サドベリーは、普通の学校とは学ぶものが違う場所。自分が楽しいことや興味があることに向かって、誰にも邪魔されずにできる環境を用意してもらったことに感謝しています」土日は、親子連れの方も多く見受けられ、作中の稲刈りを終えて軽トラックの荷台に乗って移動する場面では、場内のお子さんから「いいなあ!」という声も。長谷洋介さんは、その新鮮な反応に感銘を受けた様子で、「いいなあって思うその感覚を大事にしてほしい」とメッセージを投げかけました。鈴木日向さんも同意し、「もしかしたらこれからどうするべきか悩んでいる子たちもいるかもしれないけど、僕でよければぜひ一緒に悩みましょう」と客席の小さい子どもたちへ語りかけ、会場は温かな空気と拍手で包まれました。 公開3日目のスクール中継では、新田サドベリースクール現地から、こうきくん、あだんちゃん、葉ちゃん、ひさきちゃん、りおちゃん、あまねくんに参加していただき、取材当時から現在までの変化や思い出などをひとりずつ話してもらいました。大きくなった子どもたちの元気な声と確かな育ちを実感した客席からは、スクリーンの向こうの鳥取へ大きな拍手が贈られました。 |
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◆ポレポレ東中野〒164-0003東京都中野区東中野4-4-1 <上映タイムテーブル> ▶延長:10/15(土)~22(金)14:50 ▶10/23(土)~11/5(金)時間未定 ※11/5以降の上映は未定 《公開記念》イベント情報 ★10月6日(水)舞台挨拶<登壇> ★10月9日(土)トークイベント<登壇> ★10月10日(日)トークイベント<登壇> ★10月14日(木)トークイベント<一部オンライン中継> ★10月15日(金)舞台挨拶<登壇> ※状況によりやむをえず予定が変更となる場合がございます。 |
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★各界著名人のみなさまより推薦コメントはHPよりお読みいただけます。 https://www.yane-ue.com/recommend/ |
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映画『屋根の上に吹く風は』10月2日(土)よりポレポレ東中野ほか全国順次公開予定 Story: |
監督・撮影・編集:浅田さかえ
プロデューサー:日笠昭彦、西村陽一郎
ナレーション:玉川砂記子
音楽:原摩利彦
配給:グループ現代
製作著作:SAKAEASADA
2021年/108分/日本/カラー/DCP