映画「プリテンダーズ」プレミア上映イベント「前にならえ」「空気を読め」を美徳とするニッポン社会に、ふたりの女子高生が物申す!彼女たちの武器はSNSとアイディアのみ。引きこもりのひねくれ者・花梨と、花梨の唯一の理解者であり親友・風子は、プリテンダーズを結成し、次々と型破りなドッキリを仕掛け、フィクションの力で本気で“世直し”を試みる。ふたりの女子高校生が巻き起こす、ブラックで痛快&ハートフルなのに前代未聞なシスターフッドムービー「プリテンダーズ」。 |
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小野花梨、見上愛、熊坂出監督登壇ふたりの女子高校生が巻き起こす、ブラックで痛快&ハートフルなシスターフッドムービー『プリテンダーズ』(10月16日公開)が9月23日、第43回ぴあフィルムフェスティバル2021でクロージング上映され、主演の⼩野花梨、共演の見上愛、そして熊坂出監督がトークイベントを行った。 引きこもりのひねくれ者・花梨役で映画初主演の小野。 花梨の唯⼀の理解者であり親友・風子役の見上も、小野とともにスクランブル交差点で感情を爆発させた一人。見上は、「私は映画の経験が少なかったこともあり、こういう撮影も普通の撮影だと思ってしまい、思った以上に声を出してしまいました。」と度胸をみせる。一方の熊坂監督はゲリラ撮影の苦労として「途中でカメラマンの方が足をつってしまって急遽バトンタッチで僕がカメラを回すことに。完全に自主映画の現場でした」と笑いながら過激な舞台裏を明かしていた。 熊坂監督とは16歳の頃に出演した映画『人狼ゲームビーストサイド』以来という小野だが「そこから5年くらいして熊坂監督から脚本を渡されました。私のパーソナルなことについて監督に話した記憶はないのに、その脚本の中に私がいて。」と驚き。小野はソックスの色の指定など不必要に思える校則や大人の理屈が理解できず、学校に通えない時期があったそうで「反抗するとシンプルに怒られ、息苦しい思いをしてきました。でも今回の脚本を読んだ時に、自分だけではなかった…という安堵感と嬉しさを感じました」と役柄やストーリーに感銘。当の熊坂監督は「⼩野花梨主演の映画を撮りたかった」と念願叶った抜擢だったと打ち明けていた。 撮影はコロナ禍ならではの影響も受けており、熊坂監督は「シーンの状況をミニマムにしたり、撮影の確約がコロナで白紙になったり、冒頭の入学式のシーンも少ないエキストラで出来るように変更したりもしました」と苦労を打ち明けるが「映画作りとは、他者を理解しようとすること。理解を深めることは大変でぶつかることもある。でも終わってみて振り返ると楽しさしか残っていません」と手応えを得ていた。 最後に・・・ |
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『プリテンダーズ』10月16日(⼟)渋谷ユーロスペースほかにて全国順次公開 |
監督・脚本・編集:熊坂出
音楽:YURISHIBUICHI
主題歌:踊ってばかりの国「ghost」
出演:小野花梨、見上愛、古舘寛治、奥野瑛太、吉村界人、柳ゆり菜、佐藤玲、加藤諒、浅香航大、村上虹郎、津田寛治、渡辺哲、銀粉蝶ほか
制作プロダクション:テレビマンユニオン
配給・宣伝:gaie
配給協力:MouPro.
©︎2021「プリテンダーズ」製作委員会