『ドライブ・マイ・カー』初日舞台挨拶主演に西島秀俊を迎え、村上春樹の短編を映画化した濱口竜介監督最新作『ドライブ・マイ・カー』は、本日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。 日本での公開日が待ち望まれていた本作がついに公開初日を迎えた8月20日(金)。 |
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西島秀俊、岡田将生、濱口竜介監督登壇 映画上映終了後、観客席から拍手喝采が鳴り響く中、主演の西島秀俊、岡田将生、濱口竜介監督が登壇。 濱口監督は「皆さんと頑張って作った作品で、自分自身でも撮りながら良い作品が出来ていると思った。初日を迎え、お見せ出来て嬉しい。多くの方に見て頂きたい。」 主演の西島は「本作は撮影期間中、コロナの影響も受けながら撮った作品。みなさんにようやくお見せできることが嬉しい」 岡田「本当に嬉しい。皆さんに早く観て頂きたかった。」 とそれぞれ公開初日を迎えた喜びを語った。 |
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海外キャストも迎え、9つの言語で紡がれ多言語も交えた緻密で壮大な脚本について濱口監督は「どのような演出をするかと考えた時、多言語演技という演出を取り入れた。台詞の順番が決まっている脚本があるお芝居なら、リハーサルを積めば、違う言語でやり取りができるのではと思った。シンプルに芝居をしあう人たちを描きたかったからそのような設定になりました。演じた役者さんは大変だったと思う。」と述べた。海外キャストとの共演について西島は「今回ご一緒した役者の皆さんは共通点として作品や演技に対してまっすぐな人が多かった。演技を楽しんで日々を豊かにしていく力にある方々で、監督を100パーセント信じて向き合う方々だったので一緒にできて気持ちが良く、毎日喜びがある現場でした。僕はドライな演出者を演じたので積極的に関われなかったけれど、本読みを通して通じ合え、コミュニケーションできた。」と撮影当時の様子を語り、海外キャストとの関わりが多かった岡田は「みんなで役に対して迷いながらみんなで答えを探していた。英語でのコミュニケーションだったので、習いながらコミュニケーションを取っていました。お前の英語は赤ちゃん英語だと言われながら(笑)お芝居は日本に限らずどこでもできるんだと気付けた現場でした。」とエピソードを語り、現場の雰囲気の良さが伺えた。
俳優であり演出家という役どころについて西島は「実際の演出家の方の話を参考にしたり、監督に言われた通り自分でも演出について考えながら演じました。僕の役は濱口監督に影響を受けている役柄で、自分を通して濱口監督がみんなを見ていると意識しながら演じました。」と語った。 西島秀俊との初共演について岡田は「緊張感がある現場で、カットがかかった後、監督の顔の後に西島さんの顔をチェックしてしまう自分がいた。現場では演出家の家福そのものだったのですごく意識していました。」と明かした。反対に、岡田に対する印象を聞かれ西島は、「本当に純粋な人なので、こんな世界にいて大丈夫なのかなと心配になります。これからもっと強くなっていってくれたら一ファンとしては幸せです。」と述べ、それを受け岡田は「僕32歳ですよ?」とすかさず笑顔で返し、会場中が笑いに包まれた。 岡田将生「自分ではない自分がスクリーンにいる、不思議な気分になった」 濱口監督がカンヌ脚本賞受賞トロフィーを持参!
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『ドライブ・マイ・カー』8月20日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー 公式サイト: |
西島秀俊
三浦透子 霧島れいか
パク・ユリム ジン・デヨン ソニア・ユアン
ペリー・ディゾン アン・フィテ 安部聡子
岡田将生
原作:村上春樹 「ドライブ・マイ・カー」 (短編小説集「女のいない男たち」所収/文春文庫刊)
監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介 大江崇允
音楽:石橋英子
製作:『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
製作幹事:カルチュア・エンタテインメント、ビターズ・エンド
制作プロダクション:C&Iエンタテインメント
配給:ビターズ・エンド
©2021 『ドライブ・マイ・カー』製作委員会
2021/日本/1.85:1/179分/PG-12