第32回マルセイユ国際映画祭グランプリ受賞の快挙前作『ひかりの歌』が、口コミなどの評判により全国各地での公開へとつながった杉田協士監督の長編第3作『春原さんのうた』。 マルセイユ国際映画祭は、地中海に面したフランス第2の都市マルセイユで、ジャンルの垣根を超えた多彩なプログラムを行うことで知られる映画祭。今年は7月19日から25日まで開催され、受賞結果の発表は7月25日(日)の閉会式にて行われました。 杉田協士監督と主人公・沙知を演じた荒木知佳さんが参加しました。 |
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杉田監督から喜びのコメント
俳優の荒木知佳さん、歌人の東直子さんの短歌とともに始まり、東京の片隅の街で生まれていったこの映画が、フランスのマルセイユという遠くの街で初めて上映され、こうして喜ばれたことがとてもうれしいですし、希望に感じています。いまこのコメントは閉会式直後の集まりで書いていますが、その間も様々な人たちが色々な言語でお祝いの言葉をかけにきてくれています。一緒に作ったメンバーたちにも心からおめでとうと伝えたいです。そして感謝をしています。マルセイユ国際映画祭が見つけてくれたこの映画がここからまた広がっていくことを、たくさんの人たちと出会っていくことを願っています。 杉田協士(すぎた きょうし)プロファイル1977 年、東京生まれ。映画監督。2011 年に⻑編映画『ひとつの歌』が東京国際映画祭に出品され、2012 年に劇場デビュー。⻑編第2作『ひかりの歌』が 2017年の東京国際映画祭、2018 年の全州国際映画祭に出品され、2019年に劇場公開。各主要紙や映画誌「キネマ旬報」において高評価を得たことなどで口コミも広まり、全国各地での劇場公開を果たす。 |
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『春原さんのうた』日本での公開は、2022年新春よりポレポレ東中野ほかにてロードショーです。 あらすじ |
出演:
荒木知佳 新部聖子 金子岳憲 伊東沙保 能島瑞穂 日髙啓介 名児耶ゆり 北村美岬 黒川由美子 深澤しほ 安楽涼 大須みづほ DEG 徳倉マドカ 清水啓吾 吉川愛歩
原作短歌:
原作短歌:転居先不明の判を見つめつつ春原さんの吹くリコーダー
(ちくま文庫『春原さんのリコーダー』より)
スタッフ:
原作:東直子 プロデューサー:髭野純 脚本・監督:杉田協士 撮影:飯岡幸子 照明: 秋山恵二郎
音響:⻩永昌 衣裳:小宮山芽以 編集:大川景子 仕上監修:田巻源太 音楽:スカンク/ SKANK
照明助手:平谷里紗 衣裳助手:田島あかり スチール:鈴木理絵 イラスト:カシワイ 題字:荒木知佳
協力:インターセプター 配給・宣伝:イハフィルムズ 宣伝:平井万里子 製作:Genuine Light Pictures
2021/Japan/Color/Standard/DCP/5.1ch/120min © Genuine Light Pictures
『春原さんのうた』公式Twitter: @haruharasanno