映画情報どっとこむ ralph 「師匠である、故・佐々部清監督に届けたい私なりの手紙とも言える映画です」野村展代監督
朋友:升毅主演、伊嵜充則、三浦貴大 比嘉愛未、中村優一らゆかりの役者たちも出演。

ドキュメンタリー『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて』

「歩きはじめる言葉たち」岩手県陸前高田市 升毅岩手県陸前高田市 升毅

東日本大震災から10年。岩手県陸前高田市で、返事のこない手紙を受け取り続ける「漂流ポスト」。

野村監督は、震災ボランティアを経験、大切な人を亡くし、悲しみを抱えた人々の〝心の拠り所〟として存在する「漂流ポスト」の活動に感銘を受け、2016年から取材を続け、映画化を決意。山奥の「森の小舎」で、一人静かに手紙を受け取り続けるご主人の赤川勇治さん。そして被災地の人々の心は・・・ 。
「歩きはじめる言葉たち」漂流ポスト 升毅漂流ポストでの升毅

初めての劇映画プロデュースゆえ、資金繰りや内容の折り合いが上手くいかず、監督する予定であった佐々部清氏と話し合い一度企画をストップ。しかし、これまでの取材内容を生かしドキュメンタリー映画として再出発。

佐々部氏のサポートも受け、野村プロデューサーが初監督として再び企画をスタートした矢先、佐々部清氏が急逝 。「歩きはじめる言葉たち」神奈川 佐々部家 升毅神奈川 佐々部家 升毅.jpg

漂流ポストのテーマに寄り添い、その姿を追おうとしていた者が、一転「手紙を書く」立場の人間になったのです。

悲しみに暮れ、悩み抜いた結果、自分たちの今の姿を正直に描こうと決め、そして佐々部監督の盟友、俳優升毅氏が合流。

気鋭の撮影監督早坂伸氏も共同監督として参加、佐々部組俳優部の伊嵜充則、三浦貴大 比嘉愛未、中村優一らも出演、岩手、鹿児島、そして山口への旅路を瑞々しい映像美で映し出す。鹿児島県 『大綱引の恋』舞台挨拶 佐々部監督の遺影を手にする三浦貴大と比嘉愛未 鹿児島県『大綱引の恋』舞台挨拶 佐々部監督の遺影を手にする三浦貴大と比嘉愛未

「亡き人へ手紙を送る」ことの真の姿と、佐々部清が被災地で撮ろうとしていたもの。

升毅が自らの孤独と向き合い、「生きること」への答えを探す旅に出るドキュメンタリー『歩きはじめる言葉たち 漂流ポスト3・11をたずねて』は10月ユーロスペースほか全国ロードショーが決定しました。

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出演 升毅コメント

人は生まれ・育ち・出会い・ハグクミ・愛しあい…そして別れる。

生まれきたものは多くの人や物、出来事と出会い、別れとも出会う。
絶望や苦しみからの解放、病気・災害など不慮の事故、突然死…
出会いに色々なカタチがあるように別れのワケも様々。
「あるきはじめる言葉たち」の撮影では大きな災害や、様々なカタチで大切な人を失った思いをこころの言葉、文字にした言葉、無言の言葉…たくさんの言葉の中で別れの悲しみや苦しみ、絶望とどう向き合い、寄り添い、これからを生きていくのか…そんなことを目、耳、肌…五感を通して感じてきました。
出会いは選ぶことが出来るが、別れは選ぶことが出来ない。
様々な別れのコトバの旅を、映画館でご一緒しましょう。

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監督、脚本、プロデューサー 野村展代コメント

大切な人に想いを届けたい。
そんな気持ち受け止める「漂流ポスト 3.11」に出会い、今は書くことが少なくなった「手紙」というものに改めて魅力を感じました。作品を準備する中で自分自身が「大切な人との別れ」に遭遇し自らも漂流ポストに手紙を書く立場になりました。その真摯な思いを映像に残すべく、俳優の升毅さんと1年間旅をしてきました。師匠である、故・佐々部清監督に届けたい私なりの手紙とも言える映画です。

【プロフィール】

1973年、埼玉県出身。
短大を卒業後、生命保険会社勤務を経て演劇と映像の現場でアルバイトの後、映像制作会社に入社。TVドラマ、CM、プロモーションビデオなどの制作に関わる。映画『群青色の、とおり道』(2015年、佐々部清監督)、『八重子のハミング』(2016年、佐々部清監督)を製作。東日本大震災復興応援で福島県いわき市、岩手県陸前高田市、宮城県石巻市に通っている。
「歩きはじめる言葉たち」陸前高田市 漂流ポスト 升毅陸前高田市 漂流ポスト 升毅

『歩きはじめる言葉たち』
〜漂流ポスト3.11をたずねて〜

10月ユーロスペースほか全国ロードショー

公式サイト
https://hyoryu-post.com/

ストーリー
東日本大震災から10年。岩手県陸前高田市にひっそりと佇む森の小舎(もりのこや)。
大切な人を亡くし、悲しみを抱えた人々からの手紙を受け取り続ける「漂流ポスト3.11」。
映画監督:佐々部清(ささべ きよし)氏の遺影に手を合わせる1人の男性。
2020年3月に急逝した佐々部氏に想いを馳せる俳優升毅(ます たけし)の姿。
「監督のよーいスタートがないのにカメラが回っているのが不思議な気がする…」
升は喪失感を抱えたまま、佐々部氏ゆかりの地や親しかった人々を訪ねる旅に出る。
佐々部氏が生前に果たせなかった、東日本大震災の被災地での映画作りを思い、岩手県陸前高田市に足を運ぶ。そこで出会った「漂流ポスト3.11」と被災地の今の姿。
さらに旅先でのインタビューを重ね「生きること」を改めて考え、感じていく升毅。
佐々部氏の仲間たちから託された「手紙」を携え、再び漂流ポストを訪れた彼が、孤独と向き合い、ペンを手に取る。そこに今を生きることへの答えへはあるのか―― 。

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<漂流ポストとは>

岩手県陸前高田市の「森の小舎」に実在する郵便ポスト。ご主人の赤川勇治さんが、震災遺族の“心にしまわれたままの悲しみ”が「手紙を書く事で癒されれば…」と思い立ち受付を始めた。
亡くなった大切な人への想いを綴り、漂流ポストに手紙を宛てる。やがて震災以外にも同じような気持ちを抱えた人たちに情報が広がり、全国各地から手紙が届くようになる。現在も大切な人を亡くした人々の心の拠り所となっている。

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升 毅
伊嵜充則 三浦貴大 比嘉愛未 中村優一
佐々部 清
企画プロデュース/監督:野村展代
撮影/共同監督:早坂 伸
協力プロデューサー:倉増京平
特別協賛:大東建託グループみらい基金
後援:岩手県陸前高田市
協力:森の小舎「漂流ポスト3.11」赤川勇治
配給:アークエンタテインメント
製作:Team漂流ポスト(株式会社スパイスクッキー/キアロスクーロ撮影事務所)
2021/90分/ビスタ/5.1ch
©2021 Team漂流ポスト
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