現在、好評上映中の映画『彼女来来』。 “映画を語る”配信番組「活弁シネマ倶楽部」では、本作の魅力に迫るトークを2回にわたってお届け。第1部では本作を手がけた山西竜矢監督が、第2部では監督に加え、出演者である前原滉と天野はなが登場し、当番組お馴染みのMC陣とともに、さまざまな角度から本作の魅力の秘密を紐解いている。 本作は、劇団子供鉅人に所属し、自身の演劇ユニット「ピンク・リバティ」の代表も務める山西が、映画監督として挑んだ初の長編作品。突然失踪した恋人を探しながら、別人との奇妙な関係に迷い込んでしまった男の姿を描く、奇妙さと写実性を両立した恋愛劇だ。“音楽×映画”の祭典「MOOSIC LAB[JOINT] 2020-2021」において、準グランプリをはじめとする3部門を受賞。繊細かつ不穏な演出で、恋愛、そして人間存在の本質に迫っている。『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』などの前原滉が、“恋人が別人に入れ替わる”という奇妙な事象に翻弄される主人公を演じ、失踪する恋人役に奈緒が、突如現れる謎の女を天野はなが配されている。 |
|
第1部のMCを担当しているのは、ライターの月永理絵。 本作に対して月永は、「演劇をやっている方が撮った作品だというのが、ちょっと意外でした。題材も“映画的”と言いますか、撮り方に関しても、『ずっと映画を撮られてきた方のデビュー作なのだろうな』と感じたんです」と初見時の印象を振り返る。これに監督は「演劇を作る際に、『これは映像の方が良いんじゃない?』とよく言われてきました」と返答。自身の演劇作品の特徴を挙げながら、「自分の“手つき”みたいなものが、映像の方がより出るのかなと感じています」と自己分析しつつ、自身のプランやビジョンをどのように映像化するべきか、映像畑で活躍するスタッフ陣に相談したことを明かしている。より“共同作業”の側面の強い現場だったようだ。こちらの収録回では、今回の長編作品に至るまでの過程のみならず、監督の経歴など、山西竜矢という人間のパーソナルな面にも肉薄している。 第2部のMCは映画ライターのSYO。 |
|
■活弁シネマ倶楽部■ 活弁シネマ倶楽部 公式HP: 活弁シネマ倶楽部 公式ツイッター: |
|
『彼女来来』あらすじ |