映画情報どっとこむ ralph 新型コロナ ウイルスの影響で打撃を受けている映画界を盛り上げるべく、「映画は死なない!不滅の名作たちが無限にあるから」という思いの下に、不朽の名作映画の宝庫を堀り、個々の作品の魅力もとことん深堀りし、今の世に再生させる「長期スペシャル企画:映画は死なず!」をBS10 スターチャンネルにて送12月よりスタートさせます。

第1弾となる12月は、世代を問わずみんながたどってきた“ついこの前の時代”、ゼロ年代(=2000年代)の映画を大特集。
さらに、深堀りして楽しんでもらうため、映画情報誌「映画秘宝」とのコラボレーション番組「映画秘宝STARトーク 気鋭の映画監督鼎談 ボクらのゼロ年代映画」を前後編で放送いたします。

そこで、放送前に番組に出演する白石晃士監督、入江悠監督、小林勇貴監督(司会:映画秘宝・岩田編集長)の番組中で語られた“ゼロ年代”映画にまつわるトークを一足先に解禁します。そして番組は一足先にスターチャンネルのyoutubeでも先行公開!
映画情報どっとこむ ralph 特別番組 『映画秘宝 STARトーク 気鋭の映画監督鼎談 ボクらのゼロ年代映画』
【BS10 スターチャンネル】にて無料放送!

前編:12月20日(日)18:15~他
後編:12月25日(金)20:00~他
出演:白石晃士監督、入江悠監督、小林勇貴監督 
司会:映画秘宝・岩田編集長

映画情報誌「映画秘宝」とスターチャンネルのコラボレーションで贈る、ゼロ年代映画を観て育った日本映画界の第一線で活躍する監督たちが、あの時代の映画についてトップクリエイターの観点から振り返る前後編各30分弱の深堀りトーク番組。

映画情報どっとこむ ralph ★トーク内容を一部抜粋★

Q:あなたにとっての“ゼロ年代映画”とは何でした?
白石監督:
2000年代からどんどん監督業が増えてきて、あまり映画館に通えなかった時代だったので、どちらかというと見逃して悔しい思いをしていたと思います。なので僕にとってはちょっとフワッとしている時代なのが“ゼロ年代”です。

入江監督:
2009年公開の『SR サイタマノラッパー』でちょうど商業映画の足掛かりを作ったので、“ゼロ”年代は鬱々と自主映画を作っていました(笑)。だから、ギリギリ仕事と関係なく映画を楽しめた時代だと思います。29歳までに代表作を作れないと未来はない、という自分自身の刷り込みがあって、それと戦っている時代でした。ギリギリ『SR サイタマノラッパー』で間に合いました。

小林監督:
2000年が10歳でした(笑)。10歳から19歳までの時期なので毎日ムカついてましたね。この時期に映画に救われたという話をよく聞くんですが、自分はまったくなく救いのない10年だったと思います。

岩田編集長:
「映画秘宝」が出現以後の10年でした。クエンティン・タランティーノ、ギレルモ・デル・トロ、ピーター・ジャクソンなどが台頭することでジャンル映画も評価の対象になることが許されるようになった時代だと思います。

Q:“ゼロ年代映画”について

入江監督:
『デイ・アフター・トゥモロー』(2004年/12月27日21:00~他放送)や『2012』(2009年)とか僕の尊敬するローランド・エメリッヒ監督が一番輝いていた時代でしたね。最後の輝きを見せてくれたと思います。
韓国映画も台頭してきた時代ですね。2010年以降にハリウッドへ呼ばれた監督たちの“下地”がこの年代にしっかり出来ていたと思います。『オールド・ボーイ』(2003年)のパク・チャヌク監督や、『殺人の追憶』(2003年)のポン・ジュノ監督とか。

小林監督:
“ゼロ年代”で好きな映画は『母なる証明』(2009年)です。主人公が真犯人と対峙した時、ボケた画面から徐々に真犯人である人物にピントが合ってくる、そして、その人物と相対した主人公のなんとも言えない表情を切り返して見せるところは、本当に怖いと思いました。

白石監督:
 ポン・ジュノ演出のクオリティは本当に高い。美術、ロケーション、演出、人の配置まで常に魅せてくれる。ただ個人的に終盤に気になるシーンが出てきてしまう、「あれ?ここの都合は流してしまうんだ」と。「Okja/オクジャ」以外は全部それがある。
(※詳しい指摘内容については番組をご覧ください)

入江監督:
 面白いですね、僕は彼の作品はフィクショナルなものと思っているし、割と“漫画”的な作りだと思っていたので、今の指摘は本当に新鮮ですね。僕も気を付けようと思います(笑)。

白石監督:
 『チャーリーズ・エンジェル』(2000年/12月28日23:15~他放送)が本当に好きで(笑)。全編明るくて3人の女の子たちがキャッキャ言いながら悪者を退治するために、時にはズッコケることもあったり、セクシーなシーンもあったり、本当に言うことのない夢のような映画だな、最高に好きな映画(笑)。 

入江監督:
 これは僕も大好きです。マックG監督の最高傑作だと思いますね。

白石監督:
 ハリウッド映画で、調子に乗りすぎてコメディの割合が鼻につくこともあるんですが、『チャーリーズ・エンジェル』はみんな本当に可愛らしくて、3人の輪っかの中に自分も入っているような気分にさせてくれる最高の1本だと思います。

入江監督:
 あと、飽きたらシュチュエーションを素早く変えるところもいい。バイク乗ったり、海に行ったり(笑)。『チャーリーズ・エンジェル』見ちゃうと、『007』も『ミッション:インポッシブル』シリーズも同じことやってるんですよね。

小林監督:
 メンバー全員がいろいろな乗り物に乗れる設定もいいですよね。ポン・ジュノ監督は賛否分かれるのに、『チャーリーズ・エンジェル』が素晴らしいのは全員一致の意見。

全員:(一同爆笑)

岩田編集長:
この作品、実は「映画秘宝」2000年のベスト1でした。満場一致で『チャーリーズ・エンジェル』が“ゼロ年代映画”一押しの映画です!

映画情報どっとこむ ralph 映画は死なず!」特設サイト:
https://www.star-ch.jp/shinazu/

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