映画情報どっとこむ ralph 2021年初夏公開の映画『海辺の金魚』の完成報告関係者試写会が12月5日(土)、6日(日)、撮影ロケ地の鹿児島県阿久根市風テラスあくね(阿久根市民交流センター)で行われ、監督の小川紗良、プロデューサーの小出大樹が登壇し、来場した地元関係者、延べ約300人に撮影協力の御礼と作品の完成の報告を行ないました。

本作は、映画『ビューティフルドリーマー』(20年公開本広克行監督)で主演をつとめるなど女優活動をする傍ら、映像作家としても活動を続ける小川紗良監督の初の長編作品。2019年夏に、小川監督自身が親善大使をつとめる鹿児島県阿久根市の全面的な協力のもと全編の撮影が行われました。

上映後の舞台挨拶で監督の小川は「映画は人の縁の結晶だと思っています。阿久根という思い入れのある場所で、素晴らしい縁に恵まれて映画を作れたことが本当に幸せでした。ありがとうございました。」と語り、プロデューサーの小出は「阿久根の皆様にお力添えいただき、今作は完成することができました。この会場にいらっしゃる方が、たった一人欠けたとしても完成できなかったと感じます。本当にありがとうございました。」と感謝の思いを述べた。撮影から約1年ぶりとなる現地での完成報告は感慨深いものと
なった。また、会場に訪れた西平阿久根市長は、映画完成を祝うとともに小川監督を称え、「阿久根の魅力が詰まった今作を通して、多くの方に阿久根を知ってもらいたい」と語っています。

映画情報どっとこむ ralph そして、本作のオフィシャルスチールを第42回講談社出版文化賞写真賞、第40回木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家の川島小鳥(かわしまことり)がつとめたことも解禁された試写状で使用された阿久根の海岸での小川紗良監督と主演の小川未祐が並んだオフショットカットは、互いに長編作での初監督、初主演という立場での期待と緊張が交錯する表情と、その二人を優しく包み込むような
阿久根の瑞々しい自然が切り取られており、作品のイメージにも通じていると受け取った現地の方からも大変好評を得ています。
映画情報どっとこむ ralph また、今回の報告と解禁にあたり出演者・スタッフ・関係者からコメントが届いていますので、ご紹介。

【監督・脚本・編集:小川紗良 (おがわ さら)】
昨年阿久根で過ごした夏は、生涯の宝となるような密度の濃いものでした。毎朝元 気をくれた手作り弁当や、子どもたちからの手紙、地元の方々からのビデオレター など、東京で 過ごしていても日々思い返しています。誰よりもまず観ていただきた かった阿久根の方々に向けて、ようやく上映できることが心から嬉しいです。 コロナ禍で撮影から公開までかなり時間がかかりましたが、その分丁寧に熟成された作品を皆様にお届けできると思います。真夏に撮った映画を、初夏というベストタイミングで公開できることも嬉しいです。来年の夏、劇場で皆様とお会いできる日を心待ちにしています。

【主演:小川未祐 (おがわ みゆ)】
家族や友達、恋人など、大事な人のことを想うと、理由もなく涙が出てくることがあるが、そこにはきっと、なんの見返りも求めない無償の愛が存在しているからだと思う。それと同じような想いを、この映画に感じています。あの夏に生きていた、小さな逞しい、いのちの光たちが、皆さんのもとに届けられることを心から嬉しく思います。

【スチール川島小鳥 (かわしま ことり) 】
小川監督とは数年前に被写体として出会いました。今回、監督の元でスチールカメラマンとして参加させてもらって、監督の真剣な眼差し、キャスト、スタッフの方たちとの現場での真摯なやりとりを見れたことは何事にも変えられない体験でした。
小川さんにしか撮れない、交換不可能な世界をこれからも見せてもらいたいです。

映画情報どっとこむ ralph 『海辺の金魚』

は2021年初夏公開。

主演:小川未祐

公式ツイッター:
umibe k ingyo

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【出演】
小川未祐
【監督・脚本・編集 】
小川紗良 【撮影 】山崎裕 【 スチール 】 川島小鳥
【配給 】 東映ビデオ
ⓒ 2021 東映ビデオ

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