昨日、10月23日(木)~10月31日(金)の9日間開催されます
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『第27回東京国際映画祭』

の記者会見が行われました。

庵野秀明氏が登壇され、学生時代に自主制作した貴重な短編・CM・PVを含めた42作品、特集上映「庵野秀明の世界」のラインナップが発表されました!庵野秀明作品の大規模な特集上映は史上初の開催です!

また、フェスティバル・ナビゲーターとして岡本あずささん、ハリー杉山さんの就任を発表されました。

日時:8月26日(火) 13:00~14:23
場所:六本木アカデミーヒルズ
登壇者: 登壇者:
東京国際映画祭 ディレクター・ジェネラル 椎名 保
東京国際映画祭 事務局長 都島信成
ゲスト: 国際交流基金 理事長 安藤裕康
特集上映『庵野秀明の世界』より 庵野秀明
フェスティバル・ナビゲーター 岡本あずさ
ハリー杉山
ニコ動ナビゲーター M.S.S Project (敬称略)
2014-08-26_PC3

椎名 保ディレクター・ジェネラル(以下、DG)挨拶
「今年のコンセプトは作品重視の映画祭です。
作品が国内外で評価され、それが映画ビジネスにも成功をもたらす。そうすれば東京国際映画祭のブランド力も上がりますし、より良い作品が東京国際映画祭に集まる。そのような映画祭にしていきたいと思っています。そして、今年はアニメの特集を行います。東京国際映画祭でしかできないこと、それが才能ある庵野秀明氏の特集上映です。このような日本を代表とするクリエーターの作品上映を来年以降もやっていきたいと考えております。

また、今年は国際交流基金と提携し、アジアの作品に注目してまいります。また、「東京ドラマアォード 2014」や「世界コスプレサミット」との提携など様々な連携を図っていきます。また、秋元康さんが総合プロデューサーとして色々な面で我々の力になっていただいており、映画ファンはもちろん一般の方が楽しみに待つような映画祭にしていきたいと思っております。」

オープニング作品、クロージング作品紹介は、次の作品

オープニング作品『ベイマックス』
ベイマックス
本年のオープニング作品は、ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン配給、ドン・ホール、クリス・ウィリアムズ監督の『ベイマックス』です。『アナと雪の女王』で歴史的な大ヒットを記録したディズニー・アニメーションの最新作が、東京国際映画祭で世界にさきがけてイチ早く上映されます。このワールド・プレミアの上映にあたって、製作総指揮のジョン・ラセター氏が来日されることになりました。

製作総指揮ジョン・ラセター氏コメント
「こんにちは、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのジョン・ラセターです。私達の最新作「ベイマックス」が東京国
際映画祭にて上映されることを大変嬉しく思います。世界に先駆けて、日本でプレミアを迎えることは素晴らしいことです。とてもワクワクしていますし、早くみなさんに観て頂きたいです!ドウモアリガトウゴザイマス。」

クロージング作品『寄生獣』

寄生獣クロージング作品は、東宝配給、山崎貴監督の、『寄生獣』です。累計発行部数1100万部を突破する、岩明均の人気漫画の実写化作品がこちらも東京国際映画祭にて世界初上映されます。

山崎貴監督コメント
「寄生獣という作品は“種としての人間”がいかに生きるべきかということを考える入り口になりうる作品だと思います。沢山の問題を抱えた現代という時代、このような大きな映画祭のクロージングにこの作品を選んでもらえた意義は大きいと思います。」

歌舞伎座特別上映イベント

KABUKIZA_A国内外に東京という都市の魅力と共に映画の魅力を強く発信していくため、日本伝統芸能の発信の地である「歌舞伎座」と融合した特別上映イベントを10月27日に実施。 上映作品は、本年映画デビュー100周年を迎え、今なお愛され続ける“世界の喜劇王”チャールズ・チャップリンの名作『街の灯』 です。

本イベントでは、国内外から多数のゲストを迎え、日本を代表する歌舞伎俳優による舞踊とチャップリンの『街の灯』を特別に上映
※上演する歌舞伎俳優は後日改めて発表。

そして、今年の目玉イベント

特集上映「庵野秀明の世界」
Hideaki_Anno
TVアニメ、劇場公開作品に加え、庵野秀明氏が学生時代に自主制作した貴重な短編・CM・PVを含めた
ラインナップ42作品を発表。

庵野秀明氏コメント
庵野さん:「僕はあまり自分の作品を見直さないんですけど、今回何十年ぶりに見直した作品とかあります。
結構面白いもの作ってるなと思いました。」

Q:過去の作品を観てどうか
庵野さん:「根っこは変わってないですね。これの延長なんだなって思いました。」

Q:ご自身にとって貴重な上映だなと思う作品は?
庵野さん:「大学の時に作ったウルトラマンとかは本当に世の中に出ていないと思うので。スクリーンの大画面でやるというのは感慨深いものがあります。」

Q:エヴァンゲリオンはテレビシリーズ全話上映ですが、通して観て思うことは?
庵野さん:「そうですね、おかしかったですね。異常という意味で。最初はまともなロボットアニメをやっているのにだんだんおかしくなっていきました。若かったですね。」

Q:忘れがたい作品は?
庵野さん:「どれも忘れがたいといえば忘れがたいですが、やっぱりエヴァンゲリオンですかね。」

会見終了後特集上映「庵野秀明の世界」の企画発案者である鈴木敏夫氏と庵野秀明氏による囲み取材が行われました。

東京国際映画祭鈴木x庵野

鈴木敏夫氏と庵野秀明氏囲み取材

Q:「今回の特集上映は鈴木さんが発案されたとのことだが庵野さんに決めた理由は?」

鈴木さん:「宮崎の次は庵野しかいないと思いました。作家を取り上げるなら庵野しかいないと。」

Q:「アジア最大の映画祭である東京国際映画祭で特集上映を行うということでさらなる海外進出が予想されますが?」

庵野さん:「より広く、より多くの方に観ていただけたらありがたい話だと思います。」

Q:「海外でアニメ人気が高いが、海外に向けての宣伝についてどう思うか」
庵野さん:「日本は日本語でしか表現ができない。そこを超えて英語でものを作るということになれば日本のもつ技術は世界にもっと広がる。日本の文化も素晴らしく、それを世界に広げていこうと思っているが、いずれは世界の人と手を組んで作っていくようになっていくと思う。そうしないと日本のアニメはダメなんじゃないかなとも思っている。」

Q:「庵野さんの世界に通用するところは?」
鈴木さん:「ものを作るというのは才能のある人にしかできない。庵野には才能がある。その才能を大切に使ってほしい。」

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第27回東京国際映画祭
開催期間:10月23日(木)~10月31日(金)9日間

会場:六本木ヒルズ(港区)、TOHOシネマズ日本橋(中央区)他
都内の各劇場及び施設・ホールを使用
オフィシャルHP: http://www.tiff-jp.net/

チケット発売:10月11(土)よりticket boardにて発売

併設マーケット: TIFFCOM 10月21日(火)~10月23日(木)
http://JCS2014.com
 

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