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第19回TAMA NEW WAVE ある視点部門やボストン国際映画祭2019など国内外の映画祭で上映され、ロサンゼルスのJAPAN CUTS Hollywood 2019では、日本のより良いコンテンツを世界に広めるために設置されたフィルミネーション賞を受賞した映画『あなたにふさわしい』の監督の宝隼也が、映画を語るWEB番組「活弁シネマ倶楽部」にゲスト出演。MCの映画ライター・月永理絵とともに、映画制作の意図や、子役に虐待の疑似体験は絶対にさせたくなかったという、上西監督の細かい演出方法について語られた。![]() |
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本作について、「登場人物の行動や判断を見守るような映画」と話す宝監督。
本作の企画経緯については、「前々から、どこかの場所に何人かで行って、いざこざが起こる、”バカンス映画”を作りたいと思っていた。『ハッピーアワー』(監督:濱口竜介) の脚本を担当した高橋知由さんに脚本を依頼して、直していった」とのこと。「夫婦じゃなくても人と人の問題」を描いているとのことで、「この人の姿があまり見えないから、もうちょっと膨らませた方がいいのではないか」というやりとりを経て、結果、群像劇になった。
カメラワークについては、「役者さんの動きにカメラマンがついていって撮影する」という方法をとったとのことで、「シーンの頭から後ろまでを通して撮っているので、この雰囲気ができた」とのこと。 国内の映画祭・TAMA NEW WAVEは、「作品を大事に扱ってくださる映画祭で、観客の方の感想をまとめて送ってくれた」とのことで、別荘から森までの距離など、『どういうエリアなのか、想像しながら見ました。この映画のロケマップを作りたい』という感想もあって驚いたと言う。 新型コロナウィルスの影響については、「『移らない。移さない。でも映画をみたい』というのが、なんとも言えない感じで進んでいるけれど、映画が必要な方もいますし、こういう状況ではあるんですけれど、映画をかけられるということは嬉しい」と心情を吐露。「確かに、見てくれるお客さんがいるかいないかというのはなんとも言えない状況ではあるんですけれど、映画館が開くんだったら、かける作品がないと成り立たないというのもあると思いますし、僕らとしては映画で映画館を応援したいという気持ちがある」と熱い想いを語った。 アップリンク吉祥寺での公開に伴い、番組での裏話もチェックしてみては如何だろうか。 |
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■活弁シネマ倶楽部■
▷公式HP: |
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『あなたにふさわしい』アップリンク吉祥寺にて公開中ほか全国順次公開 公式HP: Twitter: 【あらすじ】 |
山本真由美 橋本一郎 島侑子 中村有
鶏冠井孝介 紺野ふくた
監督:宝隼也
脚本:高橋知由
撮影:渡邉拓海 浅津義社 音楽:重盛康平
録音:横田彰文 ヘアメイク:須見有樹子
助監督:日比野博記
スタイリスト:岩田洋一
整音:弥栄裕樹
キャスティング協力:原崇
協力:ARICA Co.,Ltd、西尾レントオール、稲葉俊充、末松祐紀、株式会社オーベロン
ビジュアルデザイン:塚原寿子
配給・宣伝:アルミード
c Shunya Takara 2018 / 日本 / カラー / 83分 / 16:9 / stereo