山本直樹の異色の短編漫画を実写映画化した『ファンシー』が2020年2月7日(金)テアトル新宿ほかにて全国順次公開となります。本作が長編デビューとなる廣田正興監督は、約20年間の構想期間を経て、山本直樹の原作にオリジナル要素を大幅に付け加え、現実とファンタジーの狭間を揺らめく男女3人の関係性をスリリングに映し出しました。本作の予告編を解禁。 地方の温泉街に、一日中サングラスをかけている鷹巣明(永瀬正敏)というニヒルな男が住んでいた。失踪した父親、竜男(宇崎竜童)の後を継いで彫師となり、昼は郵便配達屋もこなしている鷹巣の日課は、町外れの白い家に引きこもって暮らす若い詩人(窪田正孝)にファンレターを届けること。その詩人は“南十字星ペンギン”というペンネームで月刊ファンシーポエムという雑誌に寄稿し、女子学生の絶大な支持を得ている。見かけからしてペンギン似の詩人は、いつもレトロな空調で室内をキンキンに冷やし、氷風呂に身を浸すという生態までペンギンのよう。そんなペンギンの浮世離れした日常を不思議がる鷹巣だったが、はみ出し者同士のふたりは奇妙な友情で結ばれていた。 始まりは、一通のファンレターだった。 人付き合いが極度に苦手なペンギンは、月夜の星(小西桜子)と称するファンと文通を交わしてた。 ひたすら、幻想。 ひたすら、現実。 ひたすら、女。 性的不能な【ペンギン】は、盲目的に自分を慕ってくる【月夜の星】に惹かれながらも、彼女を抱くことができない。 その頃、温泉街にも不穏な変化が巻き起こっていた。 移ろう時代に浮遊する、男たちの魂。 果たして、【鷹巣】【ペンギン】【月夜の星】の3人は、あてどない漂流の果てに何を見つけるのか。はかない一瞬の映像詩のようでもあり、不思議と生々しく心にまとわりついてくる独創的なエンターテインメント.がここに誕生した。 |
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■ストーリー |
永瀬正敏
窪田正孝
小西桜子 / 深水元基 長谷川朝晴 坂田 聡 今奈良孝行 飯島大介
吉岡睦雄 澤 真希 阿部英貴 ガンビーノ小林 つぼみ 尚玄 川口貴弘
榊 英雄 佐藤江梨子 外波山文明
宇崎竜童 田口トモロヲ
原作:山本直樹 監督:廣田正興(第一回監督作品)
製作:安井邦好 岡本東郎 村田嘉邦 プロデューサー:片山武志 末吉太平 ラインプロデューサー:金森 保 音楽:ジェイムス下地
脚本:今奈良孝行 廣田正興 撮影:神田 創 照明:丸山和志 録音:弥栄裕樹 美術:禪洲幸久 スタイリスト:立山 功 ヘアメイク:東村忠明
刺青担当:H&M’s TATTOO ガンエフェクト:納富貴久男 アクション指導:中村嘉夫VFXスーパーバイザー:坂本剛一 VFXデザイナー:山中一也
編集:初鹿紗梨 キャスティング協力:狩野善則 助監督:木ノ本 豪 制作担当:柴野 淳 企画協力:Breath
製作:日本出版販売 バップ 博報堂DYミュージック&ピクチャーズ 制作プロダクション:キリシマ1945 配給:日本出版販売
2019/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/102分 R-15
Ⓒ2019「ファンシー」製作委員会