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デビュー作『ももいろそらを』で世界中の映画祭を熱狂させた小林啓一監督による待望の新作
『ぼんとリンちゃん』。 ボーイズラブの同人誌で妄想をするのが大好きな女の子“ぼんちゃん”と、ぼんちゃんを「ねえさん」と慕うオタクの男の子“りんちゃん”の冒険を描いた青春物語です。 9月 20日の公開に先駆け、6月 13日、東京・新宿のシネマカリテで開催中の「カリテ・ファンタスティック!シネマ・コレクション 2014」のクロージング上映にて本作が上映され、上映後には出演者の佐倉絵麻さん、高杉真宙さん、ヒガリノさん、小林啓一監督が舞台挨拶を行なわれました。 |
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“ぼんちゃん”役の佐倉さんは、撮影中の思い出について「みゆちゃんとのケンカの場面で、休憩中にそれぞれの出身地の方言でケンカをして遊んだのが印象に残っています。高杉さんとはラノベの話で盛り上がりました!」とコメント。
一方、小林監督曰く と言わしめるほど自身もオタクだという“リンちゃん”役の高杉さんは 「台本を読んだとき、まんま自分だと思った。冷静に周りを見ているところなど素の自分に一番近い役。完成した映画は、光の入り方や役者のナチュラルな演技など驚くことばかり。ぜひ大画面で観てほしいです」 と初主演映画に自信をのぞかせました。 高杉さんと監督は撮影の帰りに本屋に立ち寄り、ラノベ『SAO(ソードアート・オンライン)』を買ったそうで、監督からさらに具体的な漫画のタイトルが飛び出すと、高杉さんから 「監督、オタクぶりが出てますよ」 とまさかのツッコミが。息の合った掛け合いに、会場は大爆笑に包まれました。また、デリヘル嬢みゆちゃんを演じたヒガリノさんは 「お客さんと交番で待ち合わせるシーンで、警官が怪しそうに見ていました(笑)。映画を観て、ぼんちゃんがこんなに自分を心配してくれていたんだ、と思ってジーンときましたね」 と振り返りました。 |
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そして、 「どうも、“監督役”の小林啓一です」と自己紹介をして笑わせた監督 「ぼんとリンちゃんはオタクの中ではあまりいないタイプ。リアリティを持たせるために“仕草”を何度も研究したり、ゲームを実際にクリアしてもらったりしました」 とこだわりを吐露。最後は 「9月20日公開で爆発的な人気が出ることを“妄想”しています!」 とアツく語り、会場からは大きな拍手が。 またこの日、主題歌「迷子のリボン」の作詞・作曲を手がけた40mPさんがサプライズで登壇。 「ぼんちゃんの『私、迷子になったみたい』というセリフからイメージを膨らませました」と話し、 「みゆちゃんを本気で心配していた気持ちが甦ってくる」 (佐倉さん)、 最後は登壇者が観客といっしょに記念撮影。舞台挨拶は終始和やかムードのまま、締めくくられました。 心にいつも妄想です。 映画『ぼんとリンちゃん』 9月 20日(土)、新宿シネマカリテ、シネ・リーブル梅田ほか全国順次公開です! |
映画『ぼんとリンちゃん』
STORY
心にいつも妄想です。
ここではないどこかの地方都市に住んでいる四谷夏子(通称“ぼん”)は、16歳と62ヶ月を自称する女子大生。彼女と友田麟太郎(通称“リン”は、ボーイズラブ(BL)やアニメ、ゲームが大好きなオタクの幼なじみ。
ふたりは、同棲中の彼氏から暴力を振るわれているという親友のみゆちゃん(通称“肉便器”)を連れ戻しに東京へやってきた。
名付けて「肉便器救出作戦」。ぼんとリンはネットゲームで知り合った会田直人(通称“べび”)に協力をあおぎ、肉便器の家へと突撃する。その姿は、ロールプレイングゲームの勇者や魔法使いのパーティを彷彿とさせるものだった。
リン曰く「ボス戦」に挑む一同。予測不能のミッションは成功するのか!?
監督・脚本・撮影:小林啓一(『ももいろそらを』)
出演:佐倉絵麻、高杉真宙、ヒガリノ、桃月庵白酒
プロデューサー原田博志、財前健一郎
アソシエイト・プロデューサー:宮崎紀彦
制作担当:松嶋翔
主題歌:『迷子のリボン』作詞・作曲 40mP
同人誌制作:星野リリィ
配給:フルモテルモ
宣伝:眞野雄次、平井万里子
配給協力:コピアポア