『真実』是枝裕和監督が第24回釜山国際映画祭にてAsian Filmmaker of the yearを受賞
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10月11日(金)より全国公開となる是枝裕和監督の最新作『真実』が、韓国南東部の都市釜山にて10月3日(木)~12日(土)まで開催されている第24回釜山国際映画祭で、Gala Presentation部門への出品と、また是枝監督が Asian Filmmaker of the year(今年のアジア映画人賞)を受賞したことを受け、10月5日(土)の授賞式と公式会見、Q&Aに出席しました。
『真実』第24回釜山国際映画祭 |
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<Gala Presentation部門 公式会見> 会場には韓国現地の記者に加え、海外から訪れた記者も多数参加。マスコミ席は満席となり、立ち見や、会場に入れない方も出てくるほど大盛況。是枝裕和監督が舞台袖から登場するとスチールからのフラッシュの嵐に包まれました。いざ会見がはじまると、大勢の方から手が挙がり、最新作の『真実』について、監督のこれまでのキャリアについてといった質問が投げかけられました。会見終了の時刻となっても、挙手の手が止まることはなく、是枝監督の最新作への注目度の高さが伝わる会見となりました。
以下、会見のトーク内容書き起こし。 Q:最初の挨拶 Q:言語の壁についてまた、錚々たるキャスティングについて Q:家族の映画を作成しようと思った理由は。また俳優へのオマージュというのは意識されましたか。 Q:さまざまな母と娘の形が登場していますが。 Q:日本を出て海外で撮影する中で最初にまずどういった点に気を付けましたか。 Q:本作品について 5年前になるのかな。この映画祭が政治的な圧力を受けて開催が危ぶまれた時期があって、その時に世界中の映画人が釜山映画祭を支えたいという声があがりました。僕も微力ながら声をあげてこの映画祭に対する意思を表明しました。そのことによって、困難な時を乗り越えてこの映画祭が存続し、また僕自身が呼んで頂けるような状況になっていると思います。その時の映画祭の対応は、よく頑張ったな、よく耐えたなと思っていますしそういう形で映画人が、政治が困難に直面して出来ない連帯を、映画と映画人がより豊かにより深く示す事で、逆にこういう形で連帯が出来るという事をみせていくという事が大事なんではないかなと思っています。なので、ここに来ています。そういう映画の力というものを、信じている人たちが、作り手、ジャーナリスト関係なくこの場にいる人たちなのだと信じています。 Q:パルムドール受賞後の作品という事でプレッシャーがあったのか、またどのようにそれを克服されたのか。表現者として新しいものを作る悩みと観客に伝えたいと思った事。 Q:今回の映画はいつもと違って重くない映画ですが意識して作られましたか。 Q:日本人としてフランスで映画を撮ることについて、また映画を撮り続ける理由 |
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<Asian Filmmaker of the year(今年のアジア映画人賞) 授賞式 & 公式上映> 『真実』のGala Presentation部門出品に続き、今年のAsian Filmmaker of the yearにも選ばれた是枝裕和監督。「Asian Filmmaker of the Year(今年のアジア映画人賞)」は毎年アジア映画産業と文化発展に最も優れた業績を残したアジア映画関係者および団体に与える賞で、昨年は坂本龍一が受賞したことでも大きな話題となりました。 授賞式と公式上映に加えて、上映後には直接監督に質問ができるQ&Aイベントもあることから、840キャパの会場がチケット発売開始後たったの3秒で完売し、当日券も朝一で売り切れとなった本上映。会場の客層は、20代~30代が圧倒的に多く、全員がいまかいまかと監督の登場を待ちわびていました。いよいよ、会見を終えた是枝監督が、劇場の後方にある扉から客席を通って登場すると、大きな拍手と歓声が巻き起こり、大盛り上がり! ![]() ステージに上がり、トロフィーを受け取った是枝監督は、「本当にありがとうございます。開幕式に参加ができずとても残念でしたが、こういう形で釜山映画祭に参加が出来て、皆さんの前で喜びの言葉を伝えられることが本当に嬉しいです。」と喜びを明かし、「名誉賞をいただくことが増えてきて、そろそろキャリアの仕上げに入っていると思われるのではないかという不安がよぎっています(笑)ただ今回映画作りをご一緒したカトリーヌ・ドヌーヴさんに比べたら、まだまだ駆け出しの若造で、これからの僕の映画人としてのキャリアの道のりは、これまで過ごしてきた25年間よりもさらに長くなるだろうと、長くしたいなと、思っておりますので、これからの作品も頑張って作っていきたいと思います」と今後の抱負を語りました。 最後に、「このトロフィーは、尊敬するアジアの映画人から渡されたリレーのバトンだと思ってしっかり受け止めて、次の世代のアジアの作り手たちに渡したいと思います。いろんな対立や隔たりを超えて、映画と映画をつないでいく役割を担っていければいいなと今日改めて思いました。」と明かすと、再び盛大な拍手が巻き起こりました。 ![]() 続けて、舞台挨拶として「この映画は、母と娘の物語です。いろんな母と娘が作品の中に登場します。ここ数作、重たい作品が続いたので、観終わった後に、気持ちが前向きで明るくなるような、少し遠回りして家までの道を歩きたくなるような、そんな作品を作りたいなと思いました。素直に楽しんでくださいと言える作品に仕上がっていると思います。」と、これから映画を鑑賞する観客へコメントを寄せ、笑顔で会場を後にしました。
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<Q&A> 上映後、温かな拍手に包まれながら再び出迎えられた是枝監督。Q&Aが始まると、客席からは公式会見に負けないほどの手が挙がり、両手で必死にアピールする人も続出!劇中の登場人物のカット割りを分析して質問したり、監督の過去作からの考察を述べるような猛者が現れたり、監督の言葉に何度もうなずいたりと、熱心なファンたちによって会場はヒートアップ!質問の手が絶えないため、急遽Q&Aの時間を延長し、最後は監督が壇上から観客を当てる形となりました。 Q&Aが終わった直後は、サインを求めるファンたちが監督のもとへ殺到!監督は、会場が使用できる時間のギリギリまで笑顔でファンサービスに応え、その後バックステージ裏でも、スタッフたちからサインを懇願されたりと、韓国でも高く評価される是枝監督の確かな人気がますます明らかとなりました。 韓国では、『真実』は12月より公開予定です。 |
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『真実』
10月11日(金)TOHOシネマズ 日比谷 ほか全国ロードショー
【STORY】 国民的大女優ファビエンヌが自伝本【真実】を出版。アメリカで脚本家として活躍する娘のリュミール、 |
原案・監督・脚本・編集:是枝裕和
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ『シェルブールの雨傘』/ジュリエット・ビノシュ『ポンヌフの恋人』/イーサン・ホーク『6才のボクが、大人になるまで。』/リュディヴィーヌ・サニエ『8人の女たち』 撮影:エリック・ゴーティエ『クリスマス・ストーリー』『夏時間の庭』『モーターサイクル・ダイアリーズ』
配給:ギャガ
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