10月28日(月)より開幕いたします第32回東京国際映画祭。 この度、主要部門の中で映画祭の顔となる“コンペティション部門”にて、日本映画2作品『喜劇 愛妻物語』 『ばるぼら』の出品が決定いたしました! ◆足立紳監督作品『喜劇 愛妻物語』 <あらすじ> 監督:足立 紳 ◆手塚眞監督作品『ばるぼら』 <あらすじ> 監督:手塚 眞 |
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両作品の監督から、コンペティション出品を受けてのコメントが到着しました。
★『喜劇 愛妻物語』 足立紳 監督コメント ★『ばるぼら』 手塚眞 監督コメント <選定理由について> 東京国際映画祭プログラミング・ディレクター 矢田部吉彦によるコメント 『ばるぼら』は手塚眞監督が父・手塚治虫の原作を現代に映画で蘇らせ、稲垣吾郎と二階堂ふみという強力な俳優たちの姿をクリストファー・ドイルのキャメラで鮮烈に切り取るという、様々な点で非常に贅沢で幸福な作品である。耽美で幻想的、魔術的でエロティックな世界観の独創性が、近年の邦画において際立っている。手塚監督の到達点とも呼べる作品であり、コンペへの招聘が祝福となることを期待したい。『喜劇 愛妻物語』は足立紳監督の2作目であるが、脚本家として積み上げたキャリアを自虐すれすれのところで笑いに昇華させる技術に感服し、そして水川あさみと濱田岳のコンビからキャリアハイのド迫力演技を引き出した演出に敬意を表したい。シリアスな作品が多いコンペの中で台風の目となりうるコメディであると信じている。 |