直木賞作家・白石一文による同名小説を原作とした映画『火口のふたり』が8月23日(金)より、新宿武蔵野館ほかにて全国公開されます。 日本映画界を代表する脚本家・荒井晴彦の監督第3作目となる、男と女の不確実な愛を描いた<R18>衝撃作です。
この度、明後日8月21日(水)発売の映画秘宝2019年10月号に、本作の脚本・監督並びに30年に渡り映画芸術の編集長を務める荒井晴彦が、初登場する事が決定した。昨年大きな話題となった蓮實重彦氏の初降臨に続いて、脚本・監督作『火口のふたり』の公開に合わせ、満を持しての初降臨が実現した。 誌面では、映画秘宝編集長・岩田和明氏との編集長対談を実施。 |
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本作の脚本・監督を務めた荒井は、『赫い髪の女』(79)、『キャバレー日記』(82)など日活ロマンポルノの名作の脚本を執筆。その後も数々の日本映画の脚本を執筆し、『Wの悲劇』(84)、『リボルバー』(88)、『ヴァイブレータ』(03)、『大鹿村騒動記』(11)、『共喰い』(13)でキネマ旬報脚本賞を5回受賞した経歴を持つ。キネマ旬報脚本賞5回受賞は、『砂の器』(74)、『八甲田山』(77)などの故・橋本忍氏と同じく最多タイ記録。日本を代表する脚本家としてその名を馳せる荒井だが、97年『身も心も』、15年『この国の空』そして、本作『火口のふたり』では脚本に加え監督も務めている。 また、編集長を務める「映画芸術」では、毎年話題となるベストテン・ワーストテン企画以外にも、映画の作り手ならではの評論や特集を世に送り出してきた。他誌で掲載拒否された原稿を載せた企画や、自身が脚本を務めた『KT』(02)への批判の掲載、ベストテンからのアニメ作品除外宣言など、論争を巻き起こすような企画も辞さず、独自の目線で誌面を作り続けている。 今回の対談では、荒井編集長の就任初期の「映画芸術」の知られざる制作秘話も初披露されている他、岩田氏が映芸ベスト・ワーストテン企画に切り込む場面など、話題は縦横無尽に。また、本作の英題決定の決め手となった⁉︎岩田氏の『火口のふたり』分析も必読。荒井氏は、「岩田さんとの対談を受けて色々と思案していた英題が確信に変わった」と振り返っており、岩田編集長の発言から決定に至った英題も誌面で解禁されている。臨場感あふれる白熱対談の全貌は、明後日8月21発売の映画秘宝2019年10月号に掲載。12000字4Pにも及ぶ、永久保存間違いなし夢の対談に是非ご注目ください! |
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直木賞作家・白石一文 初の映画化 身体の言い分に身を委ねる、男と女を描く<R18>衝撃作 原作は直木賞作家・白石一文氏による「火口のふたり」。二〇〇九年「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」で山本周五郎賞、一〇年「ほかならぬ人へ」で直木賞を受賞し、絶大な支持を得る著者の初の映画化となる。主演を務めたのは、『きみの鳥はうたえる』などなど、様々な映画で鮮烈な印象を残し第一線で活躍し続ける実力派俳優・柄本佑と、『彼女の人生は間違いじゃない』での演技が評価され、活躍の場を広げている新鋭・瀧内公美。出演者はこの2人のみ。監督はキネマ旬報脚本賞に5度輝き、数々の作品で男と女のエロティシズムを表現してきた脚本家・荒井晴彦。抑えきれない衝動の深みにはまり、どうしても離れられないふたりの姿は「世界が終わるとき、誰と何をして過ごすか?」という究極の問いを、観る者へ突きつける。身体の言い分に身を委ねる男と女の不確実な愛を描いた<R18>衝撃作が誕生した。 映画『火口のふたり』 8/23(金)より、新宿武蔵野館ほか全国公開 公式HP: 【物語】 |
出演:柄本 佑 瀧内公美
原作:白石一文「火口のふたり」(河出文庫刊)
脚本・監督:荒井晴彦 音楽:下田逸郎
製作:瀬井哲也 小西啓介 梅川治男
エグゼクティブプロデューサー:岡本東郎 森重 晃
プロデューサー:田辺隆史 行実 良
写真:野村佐紀子
絵:蜷川みほ
タイトル:町口覚
配給:ファントム・フィルム
レイティング:R18+