今年公開の映画『歩けない僕らは』は、開催中のSKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019の国内コンペティション部門に正式出品され、19日には、主人公の理学療法士を演じた宇野愛海(なるみ)さんと同僚を演じた堀春菜さんと佐藤快磨(たくま)監督が登壇した。 映画『歩けない僕らは』コンペティション部門上映 |
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Q&Aで本作の制作の経緯を聞かれ
佐藤監督:プロデューサーの方に、『回復期リハビリテーション病院を舞台に映画を撮ってみませんか?』とお話を頂きました。自分自身親戚だとかが回復期リハビリテーション施設に関わったことがなかったので、1年弱ほど取材させていただいて、セラピストの方や患者さんにお話をお聞きしました。回復期リハビリテーション病院とは、急性期病院を退院した後に、在宅復帰・社会復帰を目指して集中的にリハビリを続ける病院なんですけれど、ただ歩けるようにするんではなくて、社会に復帰するまでセラピストの方が患者さんと共にリハビリを続けるという仕事はすごい仕事だなと思って、病院の日々を映画にできないかなと思いました。 今年亡くなったベテラン女優の佐々木すみ江さんとの共演ついて聞かれ 宇野さん:シーンの前は緊張していたんですけれど、お芝居のことだけじゃなくて、『今いくつなの?』だとか優しく話しかけてくださって、緊張がほぐれました。楽しかったです。 堀さん:私は宇野さんとのシーンしかなかったのですが、現場の待合室では、宇野さんと落合モトキさんが話しているところをあまり見ていなくて、それぞれが自分と作品と向き合っている、静かな様子がすごく印象に残っています。 観客から 宇野さんに「理学療法士を演じていて、男性(患者役の落合モトキ)の体を支えるのは大変ではなかったか?」と質問には、 宇野さん:撮影に入る前にロケ地である施設に行って、リハビリの様子を見学させていただいたんですけれど、その時に、体の支え方だったりを詳しく教えていただきました。普通に支えたら重いんですけれど、手を入れる場所などコツを聞きながらやらせていただいたので、重いなだとかは感じなかったです。動きに関して大変だなと思ったことはなかったんですけれど、動きより接し方だったり、距離感の方が大変だと感じました。 と話した。 最後に 佐藤監督:1回目も本日も、こんなにたくさんの方に観ていただいて、大変嬉しいです。この度は本当にありがとうございました。 と感謝のメッセージが送られ、Q&Aは終了した。 |
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映画『歩けない僕らは』 2019年劇場公開予定 公式サイト: www.aruboku.net Twitter:@uno_narumi_proj 【STORY】 |
宇野愛海 落合モトキ
板橋駿谷 堀春菜 細川岳 門田宗大
山中聡 佐々木すみ江
監督・脚本・編集:佐藤快磨(『ガンバレとかうるせぇ』、『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』、『きっとゲリラ豪雨』)
プロデューサー:登山里紗 撮影:加藤大志
撮影助手:勝亦祐嗣 照明:高橋拓 録音:吉方淳二 音楽:田中拓人
衣裳:馬場恭子 ヘアメイク:橋本申二 ヘアメイク助手:西田美香 助監督:葉名恒星 制作部:福島成人、原田親 スチール:西永智成
協力:医療法人社団友志会、十一合同会社、MotionGallery、独立映画鍋、ニューシネマワークショップ、アクターズ・ヴィジョン、
栃木県フィルムコミッション、栃木市
©映画『歩けない僕らは』