美しいパリの街を舞台に、悲しみから乗り 越えようとする青年と少女の心の機微を優しく紡いだ『アマンダと僕』が、シネスイッチ銀座、YEBISU GARDEN CINEMA ほか大ヒット上映中!
第31回東京国際映画祭では審査員満場一致で東京グランプリ&最優 秀脚本賞のW受賞に輝き、観客を大きな感動に包み込んだ本作。この度、 待望の日本劇場公開とフランス映画祭への出品に合わせて、ミカエル・ア ース監督と主演のヴァンサン・ラコストが来日いたしました。 ミカエル・アース監督は7月にも監督作『サマーフィーリング』の公開が控え、主演のヴァンサン・ラコストは主演作が立て続けに 公開されている、フランスでいま最も旬な人気若手俳優。そんなヴァンサン・ラコストは実は大の日本好き!プライベートで訪れた ことがあり、今回が2回目の来日。ミカエル・アース監督は東京国際映画祭以来の凱旋来日となりました。フランス映画祭の Q&Aやサイン会、初日舞台挨拶など、日本のファンとの交流を楽しみました。 ◎初日舞台挨拶 |
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◎日本での劇場公開について 公開初日にして、すでに3、4回目の鑑賞となるファンが続出!また、 SNSには、「オールタイムベスト作品!」「観終わったあとでも思い出して また涙が溢れてくる」「最高のラストに胸が熱くなった」など、熱い想いをの せた感想が続々とあがっている。 日本劇場公開について、監督は「世界の片隅である自分の部屋のなか で映画のシナリオを書いていたのが、こんなにも遠い場所で劇場公開と なり、さらに観客の方々に映画を理解してもらえることが、心から嬉しく思 っています。みなさんは毎回温かい歓迎をしてくれて、日本にくると心地よ さを感じます」と、日本のファンへの感謝を述べた。 続けて、ヴァンサンは、「私が特に好きな国・日本で、この映画が公開されることがとても嬉しい。去年の夏に東京、京都、箱根 を訪問したのですが、特にお気に入りなのは、東京。フランスにはない、驚くようなものがたくさんあります。それに、みんなが優しくて 丁寧だし、とても綺麗な街ですよね。パリの街は汚いし、日本人のように礼儀正しくないからね(笑)」とジョークをいい、会場の笑 いを誘った。
本を読んだ際の感想を問われると、「監督の過去作『サマーフィーリング』もとても好きな映画だったので、脚本を読み、すぐに参加 を決めました。愛する人を失う哀しみ、その人の思い出と共に生き続けることにとても繊細にアプローチしているところが素晴ら しい」と語り、仲睦まじい様子に、監督とヴァンサンの強い信頼関係が見て取れた。 ◎アマンダ役イゾール・ミュルトリエのキャスティングについて その理由について、監督は「キャスティングにあたり、数百人の子供たちに会いました。すでにプロの女優として仕事をしている子供 たちもいましたが、ただテキストを読んでいるだけに感じられました。そこで、街中でオーディションのチラシを配る試みをしたんです。イ ゾールは体育教室からできてたところを見つけました。彼女には小さな女の子の瑞々しさがあり、そして、自分の考えをきちん と言葉にすることができる。アマンダは片親で育つ役柄ですが、そうした子どもたちは早くから大人の会話に入ることもあり、他の子 どもより成熟しているところがある。そういった部分がイゾールにもありました」と語った。 イゾールとの共演について、ヴァンサンは「私の役柄同様に、はじめは彼女とどう接したら良いかわかりませんでした。これまで小さな 子供と演技したことがないし、実生活でも子供が周りにいません。イゾールとは、最初は不器用ながらも、徐々に信頼関係を築 いていったのが、劇中のダヴィッドとアマンダとも重なりました」と語った。 ◎“喪失と再生”をテーマに映画を撮り続ける理由について その理由について、監督は、「私はいつも場所からインスピレーションを受けて映画を撮っています。本作では、いつ何が起こる か分からない脆い状況、そういった今のパリを描こうと思いました。そして、“大切な人を亡くした喪失”は前作から続くテーマで すが、これは自然に湧いてくるもので、実は私自身、なぜこのテーマを描き続けるのかわかっていません。ですが、だからこそ、こ のテーマを描き続けるのかもしれません。本作は、前作よりもさらに、感情を真正面から描いています。私は抑制の効いた映画作 りを目指しながらも、可能な限り人々に響くものにしたいという思いがありました」と語った。 |
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フランス映画祭公式上映後のサイン会では、ヴァンサン・ラコストとミカエル・アース監督に長蛇の列ができ、映画祭1番の大盛り上がりとなった。 一人ひとり笑顔で丁 寧にファンサービスをする様子に、ヴァンサンと監督と人柄がにじみ出ていた。 『アマンダと僕』 【STORY】 |
監督・脚本:ミカエル・アース
共同脚本:モード・アムリーヌ
影監督:セバスチャン・ブシュマン 音楽:アントン・サンコ
出演:ヴァンサン・ラコスト、イゾール・ミュルトリエ、ステイシー・マーティン、オフェリア・コルブ、マリアンヌ・バスレー、ジョナタン・コーエン、グレタ・スカッキ
2018 年/フランス/107 分/ビスタ
提供:ビターズ・エンド、朝日新聞社、ポニーキャニオン
配給:ビターズ・エンド
© 2018 NORD-OUEST FILMS – ARTE FRANCE CINÉMA bitters.co.jp/amanda/