2004年に竹内結子と中村獅童主演で映画化され、社会現象を巻き起こす大ヒットを記録した市川拓司のベストセラー小説「いま、会いにゆきます」が時を経て、韓国で待望の映画化『Be With You 〜いま、会いにゆきます~』が、大ヒット公開中!
本作の公開を記念し、メガホンを取ったイ・ジャンフン監督と原作者の市川拓司氏による公開記念トークショーが行なわれました。 本作を気に入り、韓国公開時に既に顔を合わせているお二人。待望の日本公開を迎え、ファンの前でイ・ジャンフン監督による本作の裏話や、原作者の市川拓司氏が今なお根強い人気を誇る「いま、会いにゆきます」への想いを語り尽くしました! 『Be With You 〜いま、会いにゆきます~』公開記念トークイベント |
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上映終了後、作品の余韻が残る中、満席の会場にイ・ジャンフン監督が登壇。
本日を迎えて イ監督:こんな大勢の方々に観ていただけるなんて、言葉が出ないほど嬉しいです! とコメント。 続いて、本作の原作小説を手掛けられた作家の市川拓司氏が登壇。 市川先生:こういう会場に立つことは、約10年ぶりです。イ監督とは共通するところが多く、だからこそ原作小説に近い手触りのある作品だと思いました。 と話し、『Be With You 〜いま、会いにゆきます』への愛情を示した。 イ監督:以前から市川先生の大ファンで、実は本日が初対面でした。先ほどご一緒に食事をしましたが、このように舞台に立つことができてとても光栄です。 と笑顔で話し、 市川先生:とにかく優しい方というイメージだけでしたが、実際にお会いしたら、共通するところが多く、すごく似ていて”弟が来た!”と思うくらいでした。(笑)愛妻家で、電車が大好き、ひとり息子、ヘアスタイルもふんわりしていて、とにかく話題がつきませんでした。 と信頼し合うおふたり。 市川先生にとって「いま、会いにゆきます」はロングセラーを記録し、日本でのオリジナル映画も大ヒットを記録した思い入れ深い作品。 市川先生:初めてお話をいただいたのは、2016年頃。実は『八月のクリスマス』という作品をきっかけに韓流文化に興味を持ち、うちの妻も韓国が大好きで、ある意味、韓国に恋をしていました。そういう意味で<両想いになる>ことだと思い、嬉しかったです。 と、韓国での映画化をとても楽しみにしていたことを明らかすと、 イ監督:(映像を)完成していくことは大変でしたが、小説を通して得られた癒やしの気持ちを映像でもそのままお届けすることを、一番大切にしたいと思いました。 と、監督にとっても運命のような作品に込めていた想いを明らかにした。 |
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続いて、韓国では公開わずか 15 日で動員 200 万人を突破し、韓国における恋愛映画では最速記録を打ち立てる大ヒットを記録した韓国版のキャスティングについて、
イ監督:スア役は、ソン・イェジンさんと真っ先に頭に浮かびました。役のイメージはもちろん、お芝居も素晴らしい女優さんですし、幸いにすぐOKしてくださったんです。一番、心配したのは男性役のキャスティングでした。物語のなかでは、スアや息子を引き立たせるような構造でしたので…。しかし、ソ・ジソブさんは、むしろ”この役は、妻と子供を際立たせるストーリーなので、僕はサポート役をしていきますね“と言ってくれたので、作品そのもののバランスを保って描くことができたと思います。 とコメントし、大ヒットの影にあった、主演俳優の存在について明らかにした。 また、小説「いま、会いにゆきます」は、市川先生ご自身がモデルになっていることでもあり
と、原作者の目線からみた『Be With You 〜いま、会いにゆきます』の魅力を語り、とにかくベタ誉め! イ監督:この小説は、今まで4回映像化されましたが、その中でソ・ジソブさんが演じたこの作品が、一番自分が小説を書き下ろしながらイメージした人物と類似していて、ソ・ジソブさんの姿をみて自分の中でシンパシーを感じました。自分のなかでしっくりと自分と重ねる映画でしたね。僕をこんなにカッコよく演じてくれて、ありがとう! とコメントし、その話を受けて、嬉しい気持ちを隠せないイ監督も笑顔で市川先生とアイコンタクト。 |
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最後に・・・・
市川先生:この映画は<許し>と<寛容>の物語であり、つたない、失敗した男が女神のような存在の妻に出会い、許されるといった物語です。近年<裁く>、<罰する>ような物語が主流となっているなか、優しい気持ちにさせるような作品が貴重な時代ではないかと思っていますので、みなさんにもこの作品を通して“優しい”気持ちを持ち帰っていただきたいです。 と語り、『Be With You 〜いま、会いにゆきます』を今見るべき作品であることをアピール。続いて、 イ監督:今は、小さい規模で公開されていますが、本作を気にいってくれて、皆さまが応援してくださることで、もしかしたら、ソン・イェジンさんやソ・ジソブさんが来日してPRする日がくるかもしれません。本作へのたくさんの愛情をよろしくお願いいたします。 と応援を呼びかけるコメントで締めくくり、笑いと歓声に包まれる中、イベントは幕を閉じた。 映画『Be With You ~いま、会いにゆきます』 大ヒット公開中 公式HP: |
監督:イ・ジャンフン
出演:ソ・ジソブ(「ごめん、愛してる」『ただ君だけ』)、 ソン・イェジン(『私の頭の中の消しゴム』『四月の雪』)、
キム・ジファン、コ・チャンソク(『タクシー運転手 ~約束は海を越えて~』)
2018年/韓国公開3月14日/131分/
配給:クロックワークス
原作:市川拓司「いま、会いにゆきます」(小学館刊)
映画:『いま、会いにゆきます』(製作「いま、会いにゆきます」製作委員会/監督 土井裕泰/脚本 岡田惠和)
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